シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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人口分析 | 2024 | 前期複数 | 火1,金3 | 経済学部 | 和田 光平 | ワダ コウヘイ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-PO3-22XX
履修条件・関連科目等
表計算を多用しますので、学部の講習会や参考書などでExcelの基本操作を習得しておくとよいでしょう。
ヒューマンエコノミークラスター演習において本講義内容の実習をしますので、経済学会の学生は合わせて履修することをお勧めします。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
少子高齢化や人口減少などの人口現象を理解するための統計的な分析技術として、デモグラフィー(Demography、人口統計学)を学習します。具体的には、出生や結婚、死亡、人口再生産などの人口分析、人口推計の理論や計算方法について講義を受け、実際に計算演習をします。
科目目的
・人口・経済データをWEB上から入手できるようになること。
・人口統計に関して、分析のデザインや予測のモデリングができるようになること。
到達目標
・人口統計から、自らの知見を見出せるようになること。
・Excelの高度な計算処理ができるようになること。
授業計画と内容
Ⅰ 人口分析
1. 人口学概説
2. 人口学の観察方法 ①レキシス・ダイアグラム
3. 人口学の観察方法 ②コーホート分析
4. 人口の構造分析 ①人口ピラミッド
5. 人口の構造分析 ②人口構造指標
6. 人口の成長分析
7. 出生 ①合計特殊出生率
8. 出生 ②キャッチアップ効果
9. コーホート分析
10. 結婚 ①婚姻率と平均初婚年齢
11. 死亡 ①死因分析と標準化死亡率
12. 生命表 ①基礎概念
13. 生命表 ②作表理論
14. 生命表 ③作表方法
15. 人口再生産 ①再生産率
16. 人口再生産 ②置換水準
17. 安定人口理論 ①基礎理論
18. 安定人口理論 ②計算方法
Ⅱ 人口推計
19. 人口推計の基礎 ①トレンド延長法による推計
20. 人口推計の基礎 ②コーホート要因法による推計
21. 出生率の推計 ①ピリオド指標による推計
22. 出生率の推計 ②コーホート指標による推計
23. 生命表の推計 ①死亡率の推計
24. 生命表の推計 ②リレーショナルモデル
25. 生命表の推計 ③リー・カーターモデル
26. 国際人口移動の推計
27. コーホート要因法による全国人口の推計
28. 地域人口の推計
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業では主に理論や分析手法を講義するので、授業外ではそれを基に、実際に分析や推計をします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 期末試験の参照物については持ち込み自由(電子機器を除く)とします。 |
レポート | 40 | ホームワークとして、8回程度のExcelなどによる計算レポートが課されます。課題の掲示ならびに提出はmanabaにより行います。 |
平常点 | 20 | 授業中の発言など参画度が平常点となります。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
manabaを通じて、授業中に解説した分析手法の演習として課題を提出させ、必要に応じて、その結果に対して教員が授業中にコメントや補完的な指導をします。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
受講生は授業中に学んだ分析方法の結果についてmanabaを通じて提出し、必要に応じて、それに対して教員が授業中にコメントや補完的な指導をします。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
和田光平 『人口統計学の理論と推計への応用』 オーム社、2015年
【参考書】
和田光平 『Excelで学ぶ人口統計学』 オーム社、2006年
井上孝・和田光平編『自然災害と人口』原書房、2021年
小島宏・和田光平編『セクシュアリティの人口学』原書房、2022年
上記のテキストなどには電子書籍版もありますが、期末試験ではパソコン等の電子媒体を利用できませんのでご注意ください。
その他特記事項
特になし
参考URL
特になし