シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ベーシック演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 火2 | 商学部 | 二宮 理佳 | ニノミヤ リカ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
1年次配当の事前登録科目です。詳細はベーシック演習要項で確認してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
日本の歴史・文化の成り立ちや影響について、自分の目や足で情報を集め、発表する。
(春学期/秋学期)
「足で歩いて考える日本」
情報化が進化した現代では間接的な情報があふれています。書物・テレビやウェブサイト、TwitterやFacebookなどは、自分以外の誰かの目や耳を通して得た情報・誰かの手によって加工された情報で、間接的情報、つまり二次、三次情報です。それらの情報を適宜取捨選択する能力は必須ですが、直接自分で体験し情報を収集することは、知的好奇心を刺激し、自分なりの興味を掘り起こすきっかけになります。したがってこの授業では、リサーチテーマを設定する際に、一次情報をどうやって得るかという点にも知恵をしぼり工夫をこらすことも求めます。
(春学期)
教員が用意した資料(映像)をもとに大きな共通のテーマ(江戸)を提示します。それについての話し合いを通し、各自が掘り下げるトピックを見つけ、グループで調査を進め、クラスで発表します。その発表についてクラス全員で話し合い、さらに理解を深めます。また発表内容をレポートとしてまとめます。
(秋学期)
教員が用意した資料(映像)をもとに大きな共通のテーマ(落語)を提示します。春学期に学んだことを活用して、グループでリサーチトピックを設定し、リサーチ方法を考案し、調査を進め、調査結果をクラスに発表します。それについてクラス全員でさらにディスカッションを行います。また発表内容をレポートとしてまとめるだけでなく、レジュメも作成します。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部スタンダード科目」として位置づけされています。この科目は、人文・自然・社会科学の幅広い分野にわたって設定された多様なテーマについて、討論・発表等を通じて大学生にふさわしい学修技法と研究のための基礎的能力を養うことを目的としています。
(春学期/秋学期)
自国、または身近な国である日本の歴史や文化(例:相撲・歌舞伎などの伝統芸能/寿司・料理等の食文化/今昔の流行等)、またその成り立ちや影響等を深く理解すると同時に、「リサーチのテーマを絞り、調査を行い、発表する」という大学での学び方の基礎を身につける。
到達目標
(春学期/秋学期)
この授業では好奇心を駆り立てる素材や環境を自分で発掘していく機会を見つける・作り出すことを第1の目標とする。そして入手した情報をわかりやすく聞き手の興味を引きつける形で発信することを第2の目標とする。
調査においては、文献からのみではなく直接自分の目で見て、足で集める情報も盛り込まなくてはいけないため、それを可能にするリサーチ設定を立案する発想力を育成する。
授業計画と内容
(春学期)
1.ガイダンス・自己紹介
2.日本・日本文化について①:映像
3.日本・日本文化について②:意見交換
4.図書館の利用の仕方:資料の集め方
5.発表準備:テーマを決める
6.発表準備:資料を集める①
7.発表準備:資料を集める②
8.発表準備:資料収集状況報告①
9.発表準備:資料収集状況報告②
10.発表・ディスカッション①
11.発表・ディスカッション②
12.発表・ディスカッション③
13.発表・ディスカッション④
14.まとめ・内省・夏休みの課題説明
*授業の進度・内容は、受講生の興味・関心、及び受講人数により適宜調整を加える。
(秋学期)
1.ガイダンス・夏休みの課題の報告
2.発表準備:テーマを決める
3.発表準備:資料を集める
4.発表準備:リサーチの設定を考える
5.中間発表①(テーマ・資料・リサーチの設定の報告)と意見交換
6.中間発表②(テーマ・資料・リサーチの設定の報告)と意見交換
7.発表準備:意見交換から得た助言からの軌道修正
8.発表準備:資料収集
9.発表・ディスカッション①
10.発表・ディスカッション②
11.発表・ディスカッション③
12.発表・ディスカッション④
13.発表・ディスカッション⑤
14.まとめ・内省
*授業の進度・内容は、受講生の興味・関心、及び受講人数により適宜調整を加える。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(春学期/秋学期)
課題・リサーチ発表(グループでの準備もある)・レポートの準備
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | *文献だけでなく一次情報も盛り込み、独自の視点で現代と江戸とのつながりが掘り下げられているか、アカデミック・レポートが作成できたか、という二点を基準とします。 |
平常点 | 40 | 授業参加状況・課題の提出・リサーチ準備 *リサーチの準備には、グループへの貢献度も含まれます。 *発表日の聞き手としての積極的参加(ディスカッション参加・アドバイス提供・コメントシ ート提出)も含まれます。 |
その他 | 30 | 発表 *入手した情報・リサーチ結果をわかりやすく、聞き手の興味をひきつける形で発信できたかという点を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
(春学期/秋学期)
・平常点(授業参加状況・課題の提出・リサーチ準備)40%
・発表30%
・レポート30%
*以上の割合は、授業内容に合わせ、適宜調整する場合があります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
パワーポイント・Google Jamboard 等を使用し、オンラインでのディスカッション・意見共有を促進する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
a. 『学生のレポート・論文作成トレーニング 改訂版』桑田てるみ編 実教出版(2016)
b. 『思考を鍛えるレポート・論文作成法』井下千以子 慶応義塾大学出版会(2016)
*a は全員必ず購入すること(b は、できれば買うと良い本)
その他特記事項
〔募集人数〕12名まで
〔注意事項〕
▶一次情報を収集することが必須であるため、グループで現地調査を行います。またグループでの発表準備も課外で進めます。そのため課外(週末も当然含まれる)での準備時間が非常に多い授業です。*課外でのグループ活動に時間が取れない学生は受講しないこと。
▶授業への積極的な参加・活動への貢献が最低条件となるクラスなので、単位を取るためには最低85%出席しなくてはいけません。つまり3回目の欠席で単位は出ません。また病欠・公欠も欠席とカウントされます。
▶授業に出席していても寝ていたりスマホをいじっているような参加状態の場合、出席とは見なされません。
▶アクティブラーニング(グループワーク・ディスカッション・プレゼンテーション・現地調査)で構成される授業であるため、欠席(および遅刻)すると大きく減点されます。無断欠席は認めないので教員にメールで欠席理由を連絡すること。事前が無理なら事後に必ず。
▶期限までに提出できない課題は大幅な減点対象となります。
▶発表日に欠席した場合は発表点はゼロになります(発表をしない場合はレポートも受け取りません)。欠席の正当な理由がある場合は事前に連絡しなくてはいけません。事前の連絡がない場合は発表点もレポートの点数もゼロとなります。
▶受け身で受ける授業ではないため、積極的な参加が必須のクラスです。ほぼ全ての授業において課題提出・(ミニ)発表・司会・コメンテーター等のタスクが課せられます。