シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ベーシック演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 月3 | 商学部 | 古賀 裕也 | コガ ユウヤ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
大学の講義は、自ら学ぶという主体性が求められます。本講義では主に、テキストの輪読を通じて、文章を読解し、要点をまとめ、わかりやすく説明するスキルの修得を目指します。本講義で輪読するテキストは会計・金融リテラーに関連する内容であり、会計・ファイナンスの基礎的な知識の習得も目指す。
本講義の授業運営は以下の通りです。②各章ごとに担当者を決め、担当者は割り当てられた章のレジュメを作成し授業時に報告を行います。③報告後は、受講者からの質問に回答します。③章の内容の理解が進んだ後、与えられたディスカッションテーマに基づき、受講者を小グループに分けグループ・ディスカッションを行います。④グループ・ディスカッションの内容を代表者が報告します。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部スタンダード科目」として位置づけされています。この科目は、人文・自然・社会科学の幅広い分野にわたって設定された多様なテーマについて、討論・発表等を通じて大学生にふさわしい学修技法と研究のための基礎的能力を養うことを目的としています。
(春学期/秋学期)
文献の読解、要約、発表を通じて基礎的なアカデミックスキルを養う。また、会計・金融リテラシーの知識を獲得し、生活に役立つ会計・金融知識を身に着ける。
到達目標
(春学期)
金融リテラシーの文献の読解、要約、発表を通じて、読解・作文の方法からプレゼンテーション能力を身に着ける。
(秋学期)
会計リテラシーの文献の読解、要約、発表を通じて、読解・作文の方法からプレゼンテーション能力を身に着ける。また、より専門的な文献の読解を通じて高度な読解力を身に着ける。
授業計画と内容
【講義計画】
春
テキスト2つを使って要約・発表の仕方を身に着けながら、日常生活で役立つ金融リテラシーと株式投資の基礎知識について学びます。
第1回 講義ガイダンス
第2回 『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』第1章「お金の計画の基本」
第3回 第2章「お金とキャリア設計の基本」
第4回 第3章「就職、転職、起業の基本」
第5回 第4章「貯金と銀行の基本」&第5章「予算と支出の基本」
第6回 第6章「信用と借金の基本」、第7章「破産の基本」
第7回 第8章「投資の基本」
第8回 第9章「金融詐欺の基本」&第10章「保険の基本」
第9回 第11章「税金の基本」&第12章「社会福祉の基本」
第10回 第13章「法律と契約の基本」・第14章「老後資産の基本」
第11回 『投資の大原則』序文&Ⅰ「まず貯蓄から始めよう」
第12回 Ⅱ「シンプルな投資法」&Ⅲ「一に分散、二に分散、三に分散」
第13回 Ⅳ「大きな失敗を避けよう」&Ⅴ「私たちが勧めるKISSポートフォリオ」
第14回 Ⅵ「暴落期でも当てはまる原則』
秋
前半はテキストを用いて、会計リテラシーについて学び会計知識の日常生活への生かし方について学ぶ。後半は会計知識を活用した投資方法であるファンダメンタル投資について学ぶ。
第1回 前期の振り返り
第2回 『会計の神様が教えてくれたお金のルール』第1章「「会計リテラシー?」僕、営業部ですけど」&「複利を活かしてお金を増やす」
第3回 第3章「人の力を借りてレバレッジを活かす」&第4章「お金の流れをイメージして回転を速める」
第4回 第5章「損益構造を把握して価値を創造する」&まとめ
第5回 『価値のための会計』序文&第1章「ファンダメンタルズに戻る」
第6回 第2章「ファンダメンタルズにアンカーを降ろす」
第7回 第3章「ファンダメンタルズで市場価格を吟味する」
第8回 第4章「レバレッジによる成長を評価するための会計」
第9回 第5章「ビジネスにおける成長を評価するための会計」
第10回 第6章「リスクとリターンを評価するための会計」
第11回 第7章「成長を価格設定する」
第12回 第8章「公正価値会計と価値のための会計」
第13回 第9章「会計に価値を加える」
第14回 第10章「賢明なる投資家と賢明なる会計専門家」
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 担当章のManabaでの課題提出を評価します。適切な要約ができているか、文章の読みやすさなどについて評価する。講義開始時点でルーブリック評価基準の例を示します。 |
平常点 | 40 | 講義におけるディスカッションへの参加の積極性について評価する。講義開始時点でルーブリック評価基準の例を示します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
【春学期】
・アンドリュー・O・スミス. 2019.『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』(SBクリエイティブ、ISBN-10:4815602913)
・バートン・マルキール、チャールズ・エリス. 2018.『投資の大原則 第2版: 人生を豊かにするためのヒント』(日経BPマーケティング、ISBN-10 : 4532357853)
【秋学期】
・天野敦之. 2020.『会計の神さまが教えてくれたお金のルール』(日本実業出版社、ISBN-10 : 453405758X)
・S.H.ペンマン. 2021.『価値のための会計: 賢明なる投資家のバリュエーションと会計』(白桃書房、ISBN-10 : 4561362223)