シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FLP演習B(メディア・ジャーナリズム) | 2026 | 通年 | 土2 | 学部間共通科目 | 山崎 恆成 | ヤマサキ ツネナリ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
UW-IF3-F02S
履修条件・関連科目等
メディア論、ジャーナリズム論、映像表現に関する基礎科目を履修していることが望ましい。
映像制作の経験は必須としないが、ドラマ制作や取材活動に主体的に参加し、チームでの制作に積極的に取り組む意欲を持つ学生を対象とする。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
テーマ① 実践としての映像(ドラマ)制作
本ゼミは、映像(ドラマ)制作を中心とした実践的なゼミである。学生は、企画立案、脚本執筆、撮影、編集までの一連の映像制作プロセスに取り組み、短編ドラマ作品の完成を目指す。
本ゼミの特徴として、街頭インタビューとドラマを組み合わせた構成を採用し、社会的テーマを現実の声と物語表現の両面から捉えることを重視する。
テーマ② 社会の声を物語へ変換するプロセス
街頭インタビューによって社会の実態や意識を取材し、その内容をもとにドラマとして具体化することで、社会と映像表現がどのようにつながっているかを体感的に学ぶ。
テーマ③ 企画・脚本・制作を通じた本格的な映像制作演習
前期および後期の前半では、社会的テーマの設定や企画検討を行い、企画書作成と脚本執筆を進める。
脚本完成後は、撮影計画の立案や段取りを含めた制作準備を行い、8〜9月および1月にドラマ制作に挑戦する。
必要に応じて、制作に関わる予算やスポンサーについても検討し、実際の映像制作を想定した実践的な学習を行う。
テーマ④ 分析と制作を往還する映像表現の深化
また、制作と並行して、連続ドラマや映画作品の分析も行う。教材として『渡る世間は鬼ばかり』を取り上げ、脚本構成やキャラクター、映像表現について考察するほか、近年の日本映画や話題となったテレビドラマも分析対象とし、映像を「つくる力」と「観る力」の両方を養うことを目的とする。
【授業概要】
本ゼミは、映像(ドラマ)制作を中心とした実践的なゼミである。学生は、企画立案、脚本執筆、撮影、編集までの一連の映像制作プロセスに取り組み、短編ドラマ作品の完成を目指す。
本ゼミの特徴として、街頭インタビューとドラマを組み合わせた構成を採用し、社会的テーマを現実の声と物語表現の両面から捉えることを重視する。街頭インタビューによって社会の実態や意識を取材し、その内容をもとにドラマとして具体化することで、社会と映像表現がどのようにつながっているかを体感的に学ぶ。
前期および後期の前半では、社会的テーマの設定や企画検討を行い、企画書作成と脚本執筆を進める。脚本完成後は、撮影計画の立案や段取りを含めた制作準備を行い、8〜9月および1月にドラマ制作に挑戦する。必要に応じて、制作に関わる予算やスポンサーについても検討し、実際の映像制作を想定した実践的な学習を行う。
また、制作と並行して、連続ドラマや映画作品の分析も行う。教材として『渡る世間は鬼ばかり』を取り上げ、脚本構成やキャラクター、映像表現について考察するほか、近年の日本映画や話題となったテレビドラマも分析対象とし、映像を「つくる力」と「観る力」の両方を養うことを目的とする。
科目目的
本ゼミの目的は、映像(ドラマ)制作の実践を通じて、社会的テーマを映像表現として具体化する力を養うことである。
企画立案、脚本執筆、撮影、編集といった制作工程を実際に経験しながら、社会とドラマ、取材と物語表現の関係を理解することを目指す。
あわせて、連続ドラマや映画作品の分析を通じて、映像表現や脚本構成を読み解く力を身につけ、制作と分析を往還できる基礎力を養成する。
到達目標
本ゼミを履修することで、学生は以下の力を身につけることを目標とする。
①社会的テーマを設定し、企画として整理・説明することができる。
②街頭インタビューを含む取材内容をもとに、ドラマ脚本として具体化できる。
③撮影や制作準備の段取りを理解し、チームで映像制作に取り組むことができる。
④完成した作品を振り返り、映像表現や脚本構成について改善点を指摘できる。
⑤連続ドラマや映画作品を分析し、映像を批評的に「観る力」を身につける。
授業計画と内容
第1回
オリエンテーション
・ゼミの目的、年間スケジュール説明
・映像制作の全体像(企画〜完成まで)
第2回
ドラマ制作の基本構造
・街頭インタビュー+ドラマ構成の考え方
・社会テーマを物語に落とす方法
第3回
シナリオ講座(応用実践)【外部講師】
・企画をドラマ脚本にする技術
・短編ドラマの構造と実践的脚本術
第4回
前期制作テーマ検討①
・社会テーマ出し(ヤングケアラー等)
・街頭インタビュー設問案作成
第5回
前期制作テーマ検討②
・企画の絞り込み
・企画の社会性・ドラマ性の検討
第6回
企画決定・企画書作成
・企画書の書き方
・チーム分け・役割分担
第7回
脚本執筆①
・プロット作成
・登場人物・設定整理
第8回
脚本執筆②
・初稿執筆
・全体講評
第9回
脚本ブラッシュアップ①
・構成・台詞・映像化を意識した修正
第10回
脚本ブラッシュアップ②
・完成稿に向けた調整
第11回
撮影準備①
・ロケハン
・撮影段取り・スケジュール作成
第12回
撮影準備②
・スタッフ・機材・予算確認
・スポンサー検討(必要に応じて)
第13回
街頭インタビュー実践①
・実地インタビュー
・素材確認と振り返り
第14回
前期まとめ
・夏休みドラマ制作説明(8〜9月制作)
第15回
夏制作作品の上映・講評
・作品振り返り
・改善点整理
第16回
連続ドラマ分析①
『渡る世間は鬼ばかり』
・脚本構造・人物配置
第17回
連続ドラマ分析②
・映像表現・演出分析
第18回
映画分析①
『夜明けのすべて』
・映像と感情表現
第19回
映画分析②
『ディア・ファミリー』
・実話ドラマ化の技法
第20回
映画分析③
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
・視点と語りの構造
第21回
後期制作テーマ検討①
・社会テーマ設定
・街頭インタビュー設計
第22回
後期制作テーマ検討②
・企画決定
・企画書作成
第23回
脚本制作①
・プロット・初稿作成
第24回
脚本ブラッシュアップ
・完成稿へ
第25回
撮影準備
・段取り・ロケ計画
第26回
街頭インタビュー実践②
・再挑戦・素材精度向上
第27回
ドラマ制作②(1月制作)振り返り
・制作講評
・全体総括ディスカッション
第28回
後期まとめ
・ゼミ総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回の授業に向けた作品視聴(目安:週2時間程度)に加え、ドラマ制作期間中は企画・脚本・撮影・編集に関する学修・作業(週数時間程度)を授業時間外に行う。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 中間試験 | 20 | 前期に扱った映像作品や制作プロセスについての理解度を評価する。 |
| 期末試験(到達度確認) | 20 | 1年間の制作・分析を通じて、映像表現やドラマ構成についての到達度を確認する。 |
| レポート | 30 | 制作した作品や分析対象をもとに、企画意図、脚本構成、映像表現について考察をまとめているかを評価する。 |
| 平常点 | 30 | 出席状況に加え、企画立案、脚本執筆、街頭インタビュー、撮影・編集など制作活動への主体的な参加姿勢を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
本ゼミは制作活動への参加を重視するため、欠席が多い場合や制作への関与が不十分な場合は評価に影響することがある。チーム制作においては、各学生の取り組み状況を踏まえて評価を行う。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
できるだけ授業中にフィードバックするが、時間的に無理な場合は、manabaで行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
本ゼミでは、プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)として、チームによる映像制作を行う。企画立案から作品完成までの一連のプロセスを通じて、主体的・協働的な学修を行う。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1983年から現在までTBSテレビ制作局で主にドラマ制作(渡る世間は鬼ばかり、金八先生など)に携わってきた。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実際の撮影現場で起こるさまざまな出来事も紹介しながら授業を進めていきたい。
テキスト・参考文献等
特定の教科書は使用しない。授業内で配布する資料および指定する映像作品を用いる。
参考文献
『シナリオの基礎技術』(新井一著 ダビッド社)
『絵を見る技術 名画の構造を読み解く』(秋田麻早子著 朝日出版社)
『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(新井一樹著 日本実業出版社)
『渡る世間は鬼ばかり』関連資料・インタビュー
『テレビドラマは時代を映す』 (岡室美奈子著 ハヤカワ新書)