シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ベーシック演習Ⅱ | 2024 | 秋学期 | 木4 | 商学部 | 笹川 浩 | ササガワ ヒロシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AD1-02XS
履修条件・関連科目等
1年次配当の事前登録科目です。詳細はベーシック演習要項で確認してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
イギリスの歴史と文化を学び考える
(春学期)
イギリスの歴史と文化を、特に18世紀以降の時代に焦点を当てて学びます。単に歴史的な事実を知るだけではなく、それぞれの出来事や事象の歴史的な意義を、文化的・社会的・政治的、あるいは経済的な背景などを視野に入れて、できる限り深く詳細に調べてもらいます。その過程で、文献の探し方や、研究発表の仕方(パワーポイントを用いての発表などを含む)、論文のまとめ方など、大学での勉学に必要な基本的な学修技法を習得してもらおうと思います。
(秋学期)
春学期で学んだことや調べたことをさらに掘り下げて、自分が特に興味がひかれるテーマを見つけて、それについてパワーポイントを利用してプレゼンテーションをしてもらいます(パワーポイントを使用したことのない人でも、使い方を学ぶ機会を設けますので心配しないでください)。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部スタンダード科目」として位置づけされています。この科目は、人文・自然・社会科学の幅広い分野にわたって設定された多様なテーマについて、討論・発表等を通じて大学生にふさわしい学修技法と研究のための基礎的能力を養うことを目的としています。
この科目は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)における「専門分野を支える基礎的な能力を幅広く身につけ、それを活用すること」ができるようにすることを目的とします。
到達目標
(春学期)
イギリスの歴史と文化を学びつつ、資料検索、課題の設定の仕方、研究発表、論文作成等の基本的な学習技法を習得することを目指します。
(秋学期)
春学期で学んだことを基にして、自分が興味を持ったテーマについてパワーポイントを用いて的確で効果的に発表できるようにする。
授業計画と内容
(春学期)
最初のクラス・ミーティングの後、3回の授業で、私から簡単にイギリスの歴史や現在のイギリスが抱える諸問題の概略を説明し、あわせて有用な参考文献を紹介します。5回目は図書館の利用法に関する講習会を開催する予定です。6回目以降はテキストとして『はじめて学ぶイギリスの歴史と文化』(指昭博著、ミネルヴァ書房)を輪読する予定です。各章ごとに事前に担当者を指名し、その章の要旨と、その内容に関連した事柄で自分自身で詳しく調べたことを報告してもらいます。その上で他の学生が疑問点や意見を述べながら発表内容について討論をします。
第1回 クラス・ミーティング
第2回 イギリスの歴史・文化概説
第3回 イギリスの歴史概説(17世紀以前)
第4回 イギリスの歴史概説(18世紀以後)
第5回 図書館の利用法、情報検索について
第6回 近代社会の幕開け
第7回 ルネサンスとバロックの文化
第8回 帝国と工業化
第9回 近代イギリスの社会構造
第10回 ジェントルマン文化の開花
第11回 ヴィクトリア時代の政治と社会
第12回 市民社会の文化
第13回 二度の大戦
第14回 大衆文化の時代
(秋学期)
春学期で学んだことや調べたことをさらに掘り下げて、各自、イギリスの歴史や文化について自分が最も関心を持ったトピックについて、パワーポイントを利用してプレゼンテーションをしてもらいます(パワーポイントを使用したことのない人でも、使い方を学ぶ機会を設けますので心配しないでください)。最終的に、自分のプレゼンテーションに基づいたレポートを提出してもらいます。
第1回 クラス・ミーティング
第2回 プレゼンテーションの中間発表
(ポイント:プレゼンテーションとは何か)
第3回 プレゼンテーションの中間発表
(ポイント:テーマを選定、焦点の置き方)
第4回 プレゼンテーションの中間発表
(ポイント:資料収集、図書館の活用方法)
第5回 パワーポイントの資料作成の仕方
第6回 プレゼンテーションとそれに基づく質疑応答
(ポイント:資料の評価、資料の正確さと信頼性)
第7回 プレゼンテーションとそれに基づく質疑応答
(ポイント:ノートを取る)
第8回 プレゼンテーションとそれに基づく質疑応答
(ポイント:発表の組み立てーノートを基に)
第9回 プレゼンテーションとそれに基づく質疑応答
(ポイント:聴衆にどうアピールするか)
第10回 プレゼンテーションとそれに基づく質疑応答
(ポイント:内容の一貫性、統一性、論理の展開)
第11回 プレゼンテーションとそれに基づく質疑応答
(ポイント:事実と意見、自分の意見と他の人の意見の峻別)
第12回 プレゼンテーションとそれに基づく質疑応答
(ポイント:引用について)
第13回 プレゼンテーションとそれに基づく質疑応答
(ポイント:剽窃の定義)
第14回 プレゼンテーションとそれに基づく質疑応答
(ポイント:出典明記、引用文献リストの重要性)
*なお、希望者が複数いた場合は、2025年2月初旬頃、あるいは3月初旬頃に1週間程度のイギリス実地調査を実施します。参加は任意で、参加・不参加は成績には影響しません。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
学期ごとに課す課題に積極的に取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 共通テキストで自分が担当した章に関連した内容で、自分が独自に調べた事柄をレポートにして提出してもらいます。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
(春学期)
研究発表やその後に行われる質疑応答や議論への積極的参加度、それに最終的に提出するレポート。
(秋学期)
研究発表やその後に行われる質疑応答や議論への積極的参加度、それに最終的に提出するレポート。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
『はじめて学ぶイギリスの歴史と文化』(指昭博著、ミネルヴァ書房、ISBN 978-4-623-06376-5)
〔参考文献〕
『よくわかるイギリス近現代史』(君塚直隆編著、ミネルヴァ書房)
『世界の歴史と文化ーイギリス』(小池滋監修、新潮社)
『イギリスの歴史ー帝国=コモンウェルスのあゆみ』(川北稔他編、有斐閣アルマ)
『イギリス史』(Ⅰ~Ⅲ)(G. M. トレヴェリアン著、大野真弓監訳、みすず書房)
『イギリス社会史』(Ⅰ及びⅡ)(G. M. トレヴェリアン著、松浦高嶺他訳、みすず書房)
『産業革命』(T. S. アシュトン著、中川敬一郎訳、岩波現代叢書)
『英米史辞典』(松村赳、富田虎男編著、研究社)
その他特記事項
〔募集人数〕 18名
ソフトウェアの利用なし