シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ベーシック演習Ⅱ | 2024 | 秋学期 | 火3 | 商学部 | 藤木 裕 | フジキ ヒロシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AD1-02XS
履修条件・関連科目等
1年次配当の事前登録科目です。詳細はベーシック演習要項で確認してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
アカデミック・ライティング入門:ゼミ発表編
ゼミに所属して発表を行う際に必要になるアカデミック・ライティングの技法について学びます。
アカデミック・ライティングの技法は卒業後にビジネス文書を作る際にも使えますので、1年生のうちに習得しておきましょう。
科目目的
この科目は、人文・自然・社会科学の幅広い分野にわたって設定された多様なテーマについて、討論・発表等を通じて大学生にふさわしい学修技法と研究のための基礎的能力を養うことを目的としています。
到達目標
この科目は、カリキュラム上の「商学部スタンダード科目」として位置づけされています。この科目は、人文・自然・社会科学の幅広い分野にわたって設定された多様なテーマについて、討論・発表等を通じて大学生にふさわしい学修技法と研究のための基礎的能力を養うことを目的としています。
この科目は、卒業するにあたって備えるべき知識・能力・態度のうち、「基礎知識・技能:経済や法律に関する知識及び人文・社会・自然科学分野に関する知識や外国語運用能力を含むコミュニケーション能力」を身につけることが目標です。とくに、学生がアカデミック・ライティングに則ったゼミ発表ができるようになることにより、コミュニケーション能力を向上させることを目指します。
授業計画と内容
本講義では、まず、アカデミック・ライティングの基礎を学び、受講生が分担して章ごとにレジメを作り、ゼミ発表の準備を行います。次に、商業高校の社会科「グローバル経済」の学習指導要領に沿ってかかれた社会科の教科書を題材に、受講生が分担して章ごとにレジメを作り、内容に関して発表します。
毎回の流れは以下の通りです。
1.受講生が分担箇所の発表を行います。
2.他の受講生が良かった点、改善可能な点を発表後に指摘します。
3.発表した受講生は、他の受講生の意見を踏まえて自分の発表を振り返ります。
4.必要に応じて教員は発表の内容について追加の説明を行います。
5.受講生全員が、発表内容に関して質問、感想を述べます。
発表を担当する受講生は、1と3と5、発表を担当しない受講生は2と4で必ず発言しますから、毎回最低2回は発言します。発言する際には、他の受講生と異なる意見を発言するようにしてください。就職活動のグループ面接で、即興で人と違うことを発言してアピールする際に有効なテクニックを1年生のうちから当ゼミで身につけましょう。
他人と違う意見を2回も言うのは厳しい要求だと思われるでしょう。しかし、過去の受講生の方は「人前で話すのが苦手だ」とおっしゃっていた方も含めて、1年後に大変発表がお上手になっておられます。
皆さんも、当ゼミでご自身の成長を実感してみませんか。
教科書は
堀一成、坂尻彰宏「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」
https://hdl.handle.net/11094/71454
(2024年度版が出版された場合はリンクが変更されるかもしれません)
山口裕之「コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ」新曜社:2013年
ISBN:978-4788513457
齊藤誠「教養としてのグローバル経済ー新しい時代を生き抜く力を養うために」有斐閣:2020年 ISBN978-4-12-102447-3
を用います。
1冊目の教科書は口頭発表、2冊目の教科書からは、口頭の発表だけではなく、A41枚で報告資料を作る練習もします。
初回 顔合わせ、教員との接し方、ビジネスマナーの説明、「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」の輪読の分担、発表のグループ分け
2回 「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」2章、3章を輪読
3回 「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」4章、5章を輪読
4回 「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」6章、7章を輪読
5回 「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」8章、9章を輪読
「コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ」発表分担の決定
6回 「コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ」はじめに
7回「コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ」ステップ1
8回 「コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ」ステップ2
9回 「コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ」ステップ3
「教養としてのグローバル経済ー新しい時代を生き抜く力を養うために」発表分担の決定
10-28回 「教養としてのグローバル経済ー新しい時代を生き抜く力を養うために」を輪読
各回の輪読箇所は以下の通り
10回 1-1-1から1-1-3
11回 1-2-1から1-2-3
12回 2-1-1から2-1-3
13回 2-1-4から2-1-6
14回 A4レポート用紙1枚以内で(1)(2)を報告する。
(1) 前期のゼミで勉強して興味を持ったこと・自分が身につけられたこと
(2) 前期のゼミの感想
15回 2-1-7から2-1-10
16回 2-2-1から2-2-4
17回 2-3-1から2-4-1
18回 2-4-2から3-1-2
19回 3-1-3から3-2-2
20回 3-2-3から3-3-1
21回 3-3-2から3-3-5
22回 3-4-1から3-4-4
23回 4-1-1から4-1-3
24回 4-2-1から4-2-3
25回 4-3-1から4-3-3
26回 5-1-1から5-1-4
27回 A4レポート用紙1枚以内で(1)を報告する。
(1) 「教養としてのグローバル経済ー新しい時代を生き抜く力を養うために」の章の中で、もっとも有益だったと思う章を選び、そのように考えた理由を書く。
28回 A4レポート用紙1枚以内でゼミの感想を報告する。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分が発表に当たっていない回も必ず該当箇所に目を通し、発表者に質問ができるように準備してきて下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 19 | アカデミック・ライティングに則るレポートを提出できること。 |
平常点 | 81 | 毎回の発表と討論参加(1回ごとに3%*初回を除く27回=81%) |
成績評価の方法・基準(備考)
無断欠席した場合、その会の発表と討論参加の得点(1回ごとに3%)はゼロになります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
堀一成、坂尻彰宏「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」
http://hdl.handle.net/11094/27153
山口裕之「コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ」新曜社:2013年
ISBN:978-4788513457
齊藤誠「教養としてのグローバル経済ー新しい時代を生き抜く力を養うために」有斐閣:2020年
ISBN978-4-12-102447-3
〔参考文献〕
なし
その他特記事項
〔募集人数〕
18名
ソフトウェアの利用なし