シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会と環境 | 2024 | 前期 | 土2 | 経済学部 | 宗像 慎太郎 | ムナカタ シンタロウ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-PB3-83XX
履修条件・関連科目等
出席者の状況に応じ、グループを組成してワークショップ形式とする場合があります。
そのような講義の進め方を理解し、協力できる方の参加を歓迎します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
環境問題の基本構造として、社会の発展に従い環境制約が発生する構造、そしてそれを社会問題として扱うこととなる構造を理解する。
また環境問題が社会のなかでトレード・オフ関係を生じること、問題解決には合意形成を要すること、解決に向けた社会的リソースの動員に様々な社会的スキームを活用することを、体系的に理解する。
科目目的
社会構成主義の立場から、環境問題を巡り何故社会論争が続くのか、環境政策の実践が何故困難なのか、を理解できるようになることを目的とする。
到達目標
上記の科目目的達成のために、以下の目標を設定します:
①基本的な環境問題について、その内容を理解する。
②基本的な環境対策について、その内容を理解する。
③環境問題とその対策を巡る、社会的な利害対立について理解する。
授業計画と内容
01. ガイダンスと導入:環境問題の概観
02. 環境問題の歴史1:公害
03. 環境問題の歴史2:地球環境問題
04. 環境問題のモデル化
05. 環境問題と南北問題
06. 環境対策の一般的枠組み
07. 各論:大気汚染
08. 各論:水質汚濁
09. 各論:廃棄物問題
10. 各論:気候変動①
11. 各論:気候変動②
12. 各論:生物多様性
13. 各論:海洋汚染
14. グループワーク:(受講者の状況を見て判断。)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義前に、manaba掲示板に講義の狙いと講義構成を発表します。シラバスと併せ、事前に読んで、理解してから講義に臨んで下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 情報収集方法の適切性、レポート構成の論理性、分析・考察に用いた枠組みの妥当性。 |
成績評価の方法・基準(備考)
生成AIを利用した場合、その入力・出力の提出、出典の個別確認、出力の丸写しではなく独自性のある内容とすること、を求めます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
講師略歴
1998年3月 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系 修士(理学)
1998年4月~2022年3月 民間シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(現在) 環境・エネルギー部勤務。主任研究員。官公庁における環境・エネルギー政策の立案支援の他、企業の環境活動に関する調査・コンサルティング・評価業務を担当。
2006年3月 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系 博士(学術)
2022年4月~現在 エネルギー企業において、政策渉外及び各種エネルギービジネスの事業化を担当。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
環境・エネルギー問題では、法規制等の政策と、企業による経済活動が密接に関連しています。講師は長年にわたり、ときには立法・行政の立場から、ときには企業の立場から、この問題に直接、関与してきました。本講義ではこの経験を、経済学の基本的な知見に結び付けて、解説いたします。
テキスト・参考文献等
参考文献・資料は都度紹介します。
いずれも電子ファイルで、manaba上で配付します。講義の際には、プロジェクタで投影して使用します。