シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経営科学 | 2024 | 秋学期複数 | 火3,金1 | 商学部 | 本庄 裕司 | ホンジョウ ユウジ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MN2-13XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「経営科学Ⅰ」(秋学期前半)では、経営科学における基礎科目となる統計学を復習した上で、回帰分析など、近年、この分野への応用がみられる分析方法を中心に取り扱います。「経営科学Ⅱ」(秋学期後半)では、「経営科学Ⅰ」における基礎知識をもとに、経営科学における伝統的な分析方法だけでなく、比較的に新しく開発された分析方法まで取り扱います。
指導方針として、「実際にどのような問題に応用し、どのような手順で解いていくのか」を理解させることに重点を置きます。その手順を理解させるため、授業中にコンピュータ(パソコン)を用いた演習を随時行います。また、受講者にいくつかの宿題を課し、自ら問題を解くプロセスを学んでいただきます。なお、授業内容を十分に理解するために、コンピュータ(特に、表計算ソフトウェア Excel)および数学に関する基礎知識が必要です。
科目目的
この科目は、カリキュラム上、経営分野系の基礎科目(2年生以上対象)として位置付けられています。1年時に習得した統計学を基礎として、経営に関する諸問題を数理的・計量的に分析する方法について学習することを目的とします。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・科学(サイエンス)の視点で経営に関する諸問題を分析する能力を養うこと。
・数理的・計量的に分析する手順を習得すること。
授業計画と内容
(1) 授業ガイダンス
(2) 第1~3章 統計学の基礎
-データ、度数分布表、データの代表値
(3) 第1~3章 統計学の基礎
-散布図とクロス表、相関係数、確率変数
(4) 第1~3章 統計学の基礎
-確率分布
(5) 第1~3章 統計学の基礎
-正規分布
(6) 第1~3章 統計学の基礎
-母集団と標本、信頼区間
(7) 第1~3章 統計学の基礎
-仮説検定
(8) 第4章 回帰分析
-回帰分析、最小二乗法
(9) 第4章 回帰分析
-重回帰分析、ダミー変数、多重共線性
(10) 第4章 回帰分析
-SPSS, STATA による演習
(11) 第5章 時系列分析:需要予測
-移動平均法、指数平滑法
(12) 第5章 時系列分析:需要予測
-回帰分析の応用
(13) 第6章 意思決定とゲーム論:企業戦略
-意思決定、リスク下の意思決定、不確実性下の意思決定
(14) 第6章 意思決定とゲーム論:企業戦略
-ゲーム論、混合戦略、展開型ゲーム
(15) 秋学期前半試験の解説
(16) 第7章 Analytic Hierarchy Process (AHP):意思決定問題
-AHP,幾何平均によるウェイトの決定方法
(17) 第7章 Analytic Hierarchy Process (AHP):意思決定問題
-ウェイトの意味,-対比較行列の整合性
(18) 第8章 線形計画法:生産計画
-目的関数と制約式,グラフによる解法
(19) 第8章 線形計画法:生産計画
-Excelによる解法
(20) 第9章 Data Envelopment Analysis (DEA):効率性評価
-DEAの数理モデル
(21) 第9章 Data Envelopment Analysis (DEA) :効率性評価
-Excelによる解法
(22) 第10章 Program Evaluation and Review Technique (PERT):日程計画
-PERTネットワークの作成
(23) 第10章 Program Evaluation and Review Technique (PERT):日程計画
-作業の開始時刻と終了時刻,クリティカルパス,CPM
(24) 第11章 数理的分析(1):在庫問題
-在庫管理,品切れ費用を含むモデル
(25) 第12章 数理的分析(2):待ち行列
-待ち行列,ポアソン到着,指数サービス
(26) 第12章 数理的分析(2):待ち行列
-待ち行列の分析
(27) 第13章 シミュレーション
-シミュレーション,乱数
(28) 第13章 シミュレーション
-モンテカルロシミュレーション
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(1) 「講義ノート」を事前によく読んだうえで授業に参加してください。授業は、受講者が「講義ノート」を読んだうえで参加していることを前提にすすめます。
(2) 受講にあたって十分な予習と復習の時間が必要となります。予習せずに授業に参加することは認められません。
(3) 宿題を提出してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 宿題(3回程度) (予定) ・第1回:統計の知識とソフトウェアに関する質問 ・第2回:回帰分析 ・第3回:シミュレーション |
その他 | 70 | 授業中の小テスト(4回程度) ・内容:各範囲の理解度確認 ・方法:教室で実施 (予定) ・第1回:(第1~3章) ・第2回:(第4, 5章) ・第3回:(第6~9章) ・第4回:(第10~13章) |
成績評価の方法・基準(備考)
備考:「その他」について
今後,不測の事態(感染症拡大)やインターネット環境の変更によって,「授業中の小テスト(教室で実施)」を「manabaでの小テスト」に変更することがあります.
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
課題や試験についての質問があればオフィスアワーで対応します.
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
宿題を通じて課題を自発的に調査.
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
講義ノートや資料の配布,出席の確認,練習問題(小テスト),宿題(レポート)はmanabaを通じて行います.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
manaba から入手のこと。
その他特記事項
(1) 受講にあたって必要な知識や要件は、以下のとおりです。
a) インターネットやEメールの使い方など、コンピュータの基本操作を習得していること。
b) 表計算ソフトウェア(Excel)の使い方を習得していること。
c) 高校で習得すべき数学の基礎知識を有していること。
なお、授業中にパソコンを頻繁に使用しますので、必ず商学部ワークステーションルームでアカウントを事前に取得しておいてください。また、ご自身のノートパソコンなどの持参をおすすめします。
(2) 重要な事項はすべて manaba で通知します。
(3) 宿題の提出にあたって、「宿題に関する注意事項」を読んだうえで、それぞれの提出期限までに必ず提出してください。なお、提出期限を過ぎた宿題は評価の対象となりません。
(4) 小テストを実施する場合,欠席による小テストの再受験はありません。
(5) 出席はresponで確認します。ただし、出席そのものは評価対象となりません。
(6) 宿題、小テスト、期末試験の結果および評価を知りたい人は、担当教員まで問い合わせてください。なお、本人確認の必要性から、Eメールによる問い合わせには回答できませんので、直接、担当教員に問い合わせるようにしてください。
(7) 評価(成績)は、公平・公正かつ厳格に行います。特定の個人、特定の学年の受講者に対して、特別に有利になるような評価基準を設けることは一切ありません。
(8) (授業の進行の妨げになることから)15分を超えて遅刻した人がその日の授業に参加することは、原則、認められません。
(9) 担当教員の指示や許可がない限り、授業中に携帯電話、スマートフォンなどの通信機器を利用することはできません。
(10) 授業の内容を録音・録画はできません。
(11) 授業は最低限のマナーを守って受講してください。なお、以下のような受講者に対しては教室からの退出を勧告します。
-携帯電話やスマートフォン(メール機能を含む)を利用する人および鳴らす人
-私語をする人
-授業と関係のない行為をする人
(12) 質問があれば、オフィスアワーなどを利用して質問してください。なお、オフィスアワー以外の時間帯で面談を希望する人は、事前にEメールでアポイントを取ってください。
(13) 当該授業で利用するソフトウェアは,Excel, Stata, R です.
参考URL
https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/yhonjo/