シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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技術経営論 | 2024 | 秋学期複数 | 月4,木2 | 商学部 | 斎藤 正武、斎藤 正武 | サイトウ マサタケ、サイトウ マサタケ | 3・4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MN3-34XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ICTがモノに融合し、モノのインターネット化(Internet of Things)が進む昨今、第4次産業革命が到来しています。産業の構造が激変するだけでなく、個人の生活までもが大きく変わろうとしています。モノづくりを行っている製造業のみならず、物流、金融業、情報産業などのサービス産業等も変革せざるを得ない状況になっています。そんな状況下において、企業の(広義での)技術・ノウハウは、他の企業との差別化や企業が存続するためのキーとなっています。
科目目的
本科目は、カリキュラム上の経営分野系の専門科目として位置付けられていることから、この科目での学習を通じて、学生が「経営」と日本の強みの一つである「技術」に対する認識を深めるとともに、モノづくり企業の経営に対する基礎的な知識を習得することを目的としています。
日本企業は技術は一流なのに、ビジネスが下手だと言われている。
モノづくり企業にとって、自分たちの持っているコアテクノロジーと、その技術をユーザにどう提供するかを考えるマーケティング的発想は大変重要で、自分たちの強みを生かした経営をどのようにハンドリングしていくかが、キーとなっている。事例と共に、技術経営を紐解いていく。
到達目標
本講義では、企業の保有する技術や、企業戦略としてのイノベーションが企業経営にどのような影響を与えるかについて議論していきます。具体的には、技術革新、商品開発、事業の変革、製造改善等企業における様々な課題に対して、企業の事例を用いながら、その背後に存在する理論やフレームワークを学び、技術をベースとする経営をどのようにマネジメントするかを習得するのを目標とします。
「技術立国 日本」と言われて久しいですが、日本が持つ高い技術をどのように生かしていくか?についてのヒントが得られれば良いと思います。
授業計画と内容
授業計画
1. ガイダンス: 技術経営の意味、範囲
2. インダストリ4.0とは。
3. イノベーション(1)(イノベーションのジレンマ)
4. イノベーション(2)(死の谷)
5. 標準化(ドミナントデザイン)
6. トヨタ生産方式
7. コアテクノロジー戦略
8. プラットフォーム戦略
9. テクノロジーマーケティング(SWOT)
10. テクノロジーマーケティング(5 Force)
11. 製品開発マネジメント(リーダフォロワー戦略)
12. 製品開発マネジメント(PPM)
13. 製品開発マネジメント(4P戦略)
14. 事例研究(デンソーのケース)
15. 事例研究発見(デンソーのケース)
16. 技術戦略(スピンアウト)
17. 技術戦略(特許戦略)
18. 研究人材マネジメント(人材流出)
19. 研究人材マネジメント(ものづくりリーダー育成)
20. 研究開発マネジメント(アウトソーシング)
21. 研究開発マネジメント(研究開発評価)
22. 研究開発マネジメント(ナレッジマネジメント)
23. データマネジメント(ERP)
24. データマネジメント(IOT)
25. データマネジメント(SCM)
26. AR/VRの発展
27. 平常システムのデザイン
28. まとめ
※進捗状況により変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指示をしたテキストおよび資料(映像)等を予習してくる
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 14 | 期間中の中ほどで、(中間試験の位置づけで)レポート課題と期末筆記試験を行います。レポート課題は、前半にやった内容について深く理解しているかで判断する。期末筆記試験は、日本の技術経営全体の問題を把握し、手法や考え方を理解できているかで判断する。 |
期末試験(到達度確認) | 30 | 期間中の中ほどで、(中間試験の位置づけで)レポート課題と期末筆記試験を行います。レポート課題は、前半にやった内容について深く理解しているかで判断する。期末筆記試験は、日本の技術経営全体の問題を把握し、手法や考え方を理解できているかで判断する。 |
レポート | 32 | 定期的に、レポートを提出してもらい、様々な問題にどう解決したか等、技術経営を取り巻く環境についてきちんと考察しているかについて判断する。8回分(予定) |
平常点 | 12 | 授業への参加は、毎回manabaでとります。 |
その他 | 12 | オンラインの場合、毎授業後に、小テストを行います。 対面の場合、平常点に組み込みます。 毎回の講義に関連する知見とそれに対する考察をしてもらいます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価方法:
<平常点>12+12(授業への参加+小テスト) 評価基準: 出席は毎回manabaでとり、原則、オンライン課題(リアクションペーパのようなもの)を出してもらいます。毎回の講義に関連する知見とそれに対する考察をしてもらいます。
<試験> 44%(中間14+期末30) 評価基準: 期間中の中ほどで、(中間試験の位置づけで)レポート課題と期末筆記試験を行います。レポート課題は、ケーススタディについての問い(SWOT/ファイブフォース/セグメンテーション)について深く理解しているかで判断する。期末筆記試験は、日本の技術経営全体の問題を把握し、手法
<レポート> 32% 評価基準: レポートを提出してもらい、講演者の企業がおかれている状況を把握し、様々な問題にどう解決したか等、技術経営を取り巻く環境についてきちんと考察しているかについて判断する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
初回のガイダンスでアナウンスします
〔参考書〕
初回のガイダンスでアナウンスしますが、以下が有力です
MOT(技術経営)入門
著者:延岡健太郎
日本経済新聞社
定価:3000円
その他特記事項
ソフトウェアは特になし