シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経営戦略論 | 2024 | 後期複数 | 水3,水4 | 経済学部 | 酒井 康之 | サカイ ヤスユキ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-MN3-31XX
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
この授業では多様な戦略を議論の対象とする。具体的には、セグメンテーションとマーケティングミックス、事業戦略(ポジショニングビュー・リソースベースドビュー・ゲーム論的アプローチ)、全社戦略(事業間シナジー・PPM・ドメイン)などをとりあげる。
講義の形式については、この授業では基本的にはオーソドックスな講義形式で行う予定ではあるが、受講生の人数によっては簡単なケースや資料を用いたグループディスカッションやレポートの作成も行う予定である。また、オーソドックスな講義形式であっても、教員から学生に適宜質問をしながら講義を進めていくことで学生に考える機会を与える予定である。
科目目的
この授業の目的は、企業の経営目標を達成するのに必要な基本的意思決定である経営戦略のロジックを体系的に学習することと、そのロジックを用いて経営だけでなく身の回りの日常的な出来事も分析・考察することができるようになることである。
到達目標
・講義で教える専門用語の意味について理解することが単位習得に求められます。
(STPや、4P'sの意味、各経営戦略の考え方特徴、分析方法について暗記し、理解する)
・講義で教える専門用語の意味を理解した上で、現実の出来事をその用語を使って説明できる
・講義で教える専門用語を用いて現実の出来事を分析・問題点や改善点の指摘ができる
授業計画と内容
第1回 イントロダクション:経営戦略の考え方
第2回 マーケティングミックス(1)Productとplace
第3回 マーケティングミックス(2)PromotionとPrice
第4回 セグメンテーションの方法
第5回 セグメンテーションの注意点と具体例
第6回 プロダクトライフサイクルにおけるマーケティングミックス(1)導入期
第7回 プロダクトライフサイクルにおけるマーケティングミックス(2)成長期
第8回 市場地位別のマーケティングミックス(1)リーダー・チャレンジャー
第9回 市場地位別のマーケティングミックス(2) ニッチャー・フォロワー
第10回 到達度確認とその解説
第11回 競争戦略の概要 競争戦略の基本的な考え方
第12回 ポジショニングビュー:既存企業間の競争
第13回 ポジショニングビュー:新規参入の脅威
第14回 ポジショニングビュー:買い手・売り手の交渉力
第15回 ポジショニングビュー:代替品・補完財
第16回 業界の構造分析のプロセスと注意点
第17回 リソースベースドビュー(1)VRINフレームワーク・VRIOフレームワーク
第18回 リソースベースドビュー(2)有効性・効率性
第19回 リソースベースドビューとポジショニングビュー:SWOT分析
第20回 ゲーム論的アプローチ(1)囚人のジレンマ・ホテリングの線形都市モデル
第21回 ゲーム論的アプローチ(2)ラストルック条項・MFCC・スイッチングコスト
第22回 全社戦略の概要:多角化戦略とPPM
第23回 多角化戦略(シナジー)
第24回 PPMの考え方
第25回 PPMの分析方法
第26回 事業の定義の考え方
第27回 事業の定義の設定方法
第28回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
manabaに講義資料を掲載するので、講義前に各自目を通した上で出席すること
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 40 | 中間試験での取得点数 |
レポート | 40 | ・講義で扱った用語が正確に用いられているか ・正しいロジックを組み立てられているか |
平常点 | 20 | ・講義毎に実施する小テストの点数 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【参考文献】
①榊原清則(2013)『経営学(第2版)上(日経文庫)』日本経済新聞社.
②沼上幹(2008)『わかりやすいマーケティング戦略(新版)』有斐閣.
③加藤俊彦(2014)『競争戦略(日経文庫)』日本経済新聞社.
④③酒井康之(2021)『M&Aにおける従業員重視経営の罠:日本的経営がもたらす価格競争』中央経済社