シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソーシャル・マーケティング論 | 2024 | 春学期 | 水2 | 商学部 | 大平 修司 | オオヒラ シュウジ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-MK3-25XL
履修条件・関連科目等
2021年度以降入学生対象のWeb登録科目です。
本科目はマーケティングの応用科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
近年,経済のグローバル化が進行したことに伴い,企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility:CSR)が問われるようになってきました。また,企業が社会的責任を果たすプロセスでは,非営利組織(Non-Profit Organization:NPO)と協働するなど,その方法は多岐にわたるようになってきている。その一方で,消費者は企業の社会性を評価して,製品やサービスを購入する動きも活発になりつつあります。このような近年の社会の変化を踏まえた上で,企業やNPOなどがいかに社会的課題の解決に寄与しているのか,また消費者が企業やNPOの取り組みをいかに評価しているのかをマーケティングと消費者行動の観点から理解します。
科目目的
本科目は商学部カリキュラム上の分野別専門科目国際マーケティング系に位置づけられています。
企業やNPOなどがいかに社会的課題の解決に寄与しているのか,また消費者が企業やNPOの取り組みをいかに評価しているのかをマーケティングと消費者行動の観点から理解することを目的とします。
到達目標
本講義の目的は,マーケティングと消費者行動の観点から,企業やNPO,公共組織,消費者がいかに社会的課題の解決に関わっているのかを多面的に理解することにあります。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 マーケティング・消費の定義と概念拡張
第3回 企業に社会性が求められるようになった背景
第4回 CSRの理解1:コンプライアンスと社会貢献
第5回 CSRの理解2:ソーシャル・ビジネス
第6回 NPOの理解1:NPOとは
第7回 NPOの理解2:NPOの存在理由
第8回 ソーシャル・マーケティングの理解1:アップストリームとダウンストリーム
第9回 ソーシャル・マーケティングの理解2:デ・マーケティング
第10回 非営利組織のマーケティングの理解
第11回 コーズ・リレーテッド・マーケティングの理解
第12回 公共組織のマーケティングの理解
第13回 消費を通じた社会的課題の解決1:環境配慮行動と倫理的消費
第14回 消費を通じた社会的課題の解決2:ボランタリー・シンプリシティとアンチコンサンプション
第15回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 40 | ソーシャル・マーケティングの基本知識を理解した上で,授業で紹介した理論やコンセプトの理解度を選択・記述の問題で問います。 |
レポート | 20 | ソーシャル・マーケティングに関係する書籍の書評を課します。 |
平常点 | 40 | 毎回の講義でフィードバックシートを課します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは指定しないが,以下の文献を参考にしてほしい。
大平修司(2019)『消費者と社会的課題:ソーシャル・コンシューマーとしての社会的責任』,千倉書房。
世良耕一(2014)『コーズ・リレーテッド・マーケティング:社会貢献をマーケティングに活かす戦略』,北樹出版。
谷本寛治(2020)『企業と社会』,中央経済社。
谷本寛治・大室悦賀・大平修司・土肥将敦・古村公久(2013)『ソーシャル・イノベーションの創出と普及』,NTT出版。
谷本寛治編(2014)『ソーシャル・ビジネス・ケース』,中央経済社。
フィリップ・コトラー,ナンシー・リー著,恩蔵直人監訳(2007)『社会的責任のマーケティング』,東洋経済新報社。
フィリップ・コトラー,ダグ・マッケンジー=モア,ナンシー・R・リー,P.ウェスリー・ショルツ著,松野弘監訳(2019)『コトラーのソーシャル・マーケティング:地球環境を守るために』,ミルネヴァ書房。
その他特記事項
ソフトウェアの利用
Microsoft 365,Reader DC等