シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本語BⅡ(4)(ろ) | 2026 | 後期 | 火4 | 学部間共通科目 | 松本 美香子 | マツモト ミカコ | 2年次配当 | 1 |
科目ナンバー
UW-JP2-J24M
履修条件・関連科目等
外国人留学生対象の自動登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業は、メールや文書を用いて、学内外の相手と目的に応じたやりとりを行うための文章表現を学ぶクラスである。後期は3人グループで役割をローテーションし、依頼・照会・報告・お礼等のタスクを通して、下書き(初稿)の作成・推敲・返信対応を含むやりとり(一往復半)を行う。これらの学びは、サークル活動、学内連絡、教員との連絡、外部団体との連絡に汎用でき、将来的にビジネスメール・ビジネス文書の作成にもつながる。
科目目的
本授業の目的は、学生がメール・文書の基本形式と表現を理解し、相手と目的に応じて必要情報を整理して明確に伝える文章を作成できるようになることである。あわせて、返信対応を含むやりとりの中で文面を改善する力を養い、将来的にビジネスメール・ビジネス文書の作成を視野に入れた実用的な文章力を身につけることを目的とする。
到達目標
⑴ 相手と目的に応じたメール・文書の基本形式(件名、構成、敬語等)を理解できる。
⑵ 依頼・照会・報告・お礼等の場面で、必要情報を整理し、適切な表現で文書化できる。
⑶ 返信対応を含むやりとりの中で、条件の確認・追加情報の提示・修正を行い、文面を改善できる。
⑷ グループで役割を分担し、相互に確認・調整しながら成果物を完成できる。
⑸ 課題を達成する過程で、他者と円滑にコミュニケーションを図ることができる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:後期の進め方(授業の型、課題、評価、やりとりのルール)
第2回 準備:グループ①編成(3人)・役割ローテーションの説明/
背景設定(商品A:何を売るか、想定顧客、販売チャンネル、外部相手)/
技術:メール・文書の基本(件名、構成、社内/社外、敬語の基本)
第3回 準備:商品Aの共有(ミニ発表)/ケース調整(条件追加・想定質問)/
技術:要件整理(目的・条件・期限・依頼事項)
第4回 タスク:お知らせ(社内)〔スレッド:送信→返信→返答〕/技術:結論先出し・簡潔化
第5回 タスク:お知らせ(社外)〔スレッド〕/技術:相手別の丁寧さと情報量
第6回 タスク:送付依頼(仕入先/協力先等)〔スレッド〕/
技術:条件提示(添付・宛先・方法・期限)
第7回 準備:グループ②に変更/商品変更(商品B)設定(外部相手も更新)/
技術:質問設計(確認項目・順番・前提共有)
第8回 タスク:照会(在庫・仕様・見積等)〔スレッド〕/
技術:情報の過不足チェック(不足情報の質問・補足)
第9回 タスク:納期延長依頼〔スレッド〕/技術:根拠+代替案+落としどころ
第10回 タスク:照会(商品未着/数量不足/不備等)〔スレッド〕/
技術:クレーム対応の基本(事実確認・配慮・提案)
第11回 準備:グループ③に変更/商品変更(商品C)設定(相手:取引先/運送/顧客など)/
技術:合意形成(確認・再確認・条件確定の書き方)
第12回 タスク:お詫び+対応提案(返金・再送・代替等)〔スレッド〕/
技術:配慮表現と再発防止の示し方
第13回 タスク:社内会議(議題提示→議事メモ作成)
/技術:社内文書の論理(目的・背景・効果・リスク)
第14回 振り返り/技術:全体の自己点検と改善
※都合により変更する場合もありますので、予めご了承ください。
※各回、3人グループで役割をローテーションし、送信・返信・返答からなるスレッド(一往復半)を作成します。
※グループ編成は学習効果を高めるため、授業の進行に応じて変更します(第7回・第11回を予定)。
※毎期、「日本語サポーター(日本人学生など)」との活動を予定しています。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 80 | 提示する課題について、送信・返信・返答からなるスレッドとして作成し、各自がmanabaに提出する。提出物には、当該回における自身の役割および自身が関与した修正点を明記することとする。評価にあたっては、指示した書式に準拠してスレッドが適切に作成されているか、ならびに目的および相手に応じた情報整理がなされ、やりとりの中で文面の改善が行われているかを基準とする。 |
| 平常点 | 20 | 授業に参加し、積極的に課題に取り組んでいるか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70%に満たない場合は単位を与えない。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
村野節子 , 向山陽子 , 山辺真理子『タスクで学ぶ日本語ビジネスメール・ビジネス文書 適切にメッセージを伝える力の養成をめざして』スリーエーネットワーク、2014年
※適宜、プリント(レジュメおよび資料)を配布します。
【参考文献(通年)】
二通信子・大島弥生・佐藤勢紀子・因京子・山本富美子『留学生と日本人学生のためのレポート・ 論文表現ハンドブック』東京大学出版会、2009年
佐渡島沙織・吉野亜矢子『これから研究を書く人のためのガイドブック:ライティングの挑戦15週間:第2版』ひつじ書房、2021年
藤田英時『メール文章力の基本』日本実業出版社、2010年
中川路亜紀『ビジネスメール文章術』ダイアモンド社、2013年
平野友朗『そのまま使える!ビジネスメール文例大全』ナツメ社、2021年
村上英記『「きちんとした敬語と表現」がすぐに見つかるビジネスメール言い換え辞典』日本実業出版社、2012年
山口拓朗『伝わるメールが「正しく」「速く」書ける92の法則』明日香出版社、2017年
酒井聡樹『これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術:第2版』共立出版、2018年
三浦香苗・岡澤孝雄・深澤のぞみ・ヒルマン小林恭子『最初の一歩から始める日本語学習者と日本人学生のためのアカデミックプレゼンテーション入門』ひつじ書房、2006年