シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経済学 | 2024 | 秋学期複数 | 金5,金6 | 商学部 | 高島 浩之 | タカシマ ヒロユキ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-EO1-11XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
前半は資本主義経済の基本的な生産関係の解明を課題とします。資本主義経済の前提をなす商品および貨幣流通から資本の分析に進み、資本・賃労働関係と資本蓄積の一般法則を考察します。
後半は研究対象を資本の生産過程から流通過程に移行させ、そこでマクロ的にみた商品の需給関係を分析します。その後、生産過程と流通過程の統一としての総過程の視角から資本の具体的な運動を考察します。
科目目的
本科目は商学部 カリキュラム上の分野別専門科目経済法律系の1年次基礎科目として位置付けられていることから、この科目での学習を通して学生が経済活動に対する興味と認識を深めるとともに、経済の構造とその動態に対 する基礎的な知識を習得することを目的とします。
到達目標
第1週から第7週までは、資本主義経済の基本構造と動態を理解することが目的です。
第8週から第14週までは生産力発展のメカニズムを理解し、社会的総生産物の需給一致の条件を解明します。
この授業を通して、学生が資本主義経済の構造を理解するとともに、現在の経済問題に関する課題を解決する方策を提案できるようになることを目標とします。
授業計画と内容
授業はテキストに沿って講義形式で行います。
講義内容は進捗状況により前後することがあります。
1.社会科学としての経済学
2.商品の二要因
3.価値形態
4.貨幣
5.貨幣の資本への転化
6.労働過程と価値増殖過程
7.絶対的剰余価値の生産
8.相対的剰余価値の生産
9.労賃
10.資本関係の再生産
11.資本の蓄積
12.資本蓄積と雇用・失業
13.産業予備軍の存在形態
14.特別剰余価値の取得と新生産方法の導入
15.資本の循環
16.資本の回転
17.単純再生産の基本条件
18.拡大再生産の基本条件
19.蓄積基金の積立と投下
20.均衡蓄積率と過剰蓄積
21.固定資本の補填
22.費用価格と利潤率
23.平均利潤率と生産価格
24.利潤率の傾向的低下
25.利潤の生産条件と実現条件の矛盾
26.資本の過剰生産
27.産業循環
28.資本蓄積と利潤率
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業内容をテーマごとに整理しておいて下さい。
予習としてテキストで各回の該当部分を読んで、不明な用語を調べておいて下さい。また復習として再度ノートなどを参照し講義内容を整理しておいて下さい。予習・復習合わせて各回あたり概ね授業時間の倍を想定しています。予習については複数回分をまとめて実行しても構いませんが、復習については毎回学習時間を確保して下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 評価基準 商品流通の形態運動と貨幣の機能について論述できるか。生産過程における剰余価値の発生を説明できるか。相対的剰余価値の生産メカニズムを理解しているか。再生産表式を用いて生産財と消費財の需給関係を論述できるか。以上の観点から評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:富塚良三「経済原論」有斐閣
参考文献
鶴田満彦編「入門経済学」有斐閣
一井昭「ポリティカル・エコノミー」桜井書店
北村洋基「現代社会経済学」桜井書店