シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経済史 | 2024 | 春学期複数 | 月5,月6 | 商学部 | 杉山 遼太郎 | スギヤマ リョウタロウ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-EH1-12XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
欧米諸国を中心として、経済史への理解を深めることによって、私たちが生きている時代がどのように成立してきたのかを学び、現在の社会・経済を相対的に捉える視点を獲得します。
その際、「近代」、「現代」という歴史区分の定義・意義についても意識します。
まず、前近代、近世(前近代から近代への移行期)を中心に資本主義の成立過程をたどります。次に、近代、現代という時代に資本主義がどのように展開し、現在の社会・経済が成立してきたのかをたどります。
科目目的
「本科目は商学部カリキュラム上の、商学部分野別専門科目の経済・法律系科目に位置付けられています。」
この科目では、学生が学位授与の方針で示す経済や経済史に関する「基礎知識・技能」を身につけることを目的とします。
現在私たちが生きる社会・経済がどのように成立し、様々な経済的な法、制度がどのような価値観、思想に基づいて成立し、展開してきたのかを理解し、経済・社会・政治に対する考察を深める手掛かりを得ることも目的です。
到達目標
資本主義の成立・展開過程を理解することが到達目標です。また、それにより、近代以後の世界資本主義を相対化できるようになることも到達目標とします。
授業計画と内容
第1回 序章 経済史とは何か
第2回 経済成長と際限のない欲望
第3回 欲望充足の効率性と両義性
第4回 前近代の経済と欲望
第5回 共同体と生産様式
第6回 前近代社会の持続可能性と停滞
第7回 前近代の市場、貨幣、資本
第8回 近世―前近代から近代への移行期
第9回 市場経済と資本主義
第10回 近世の市場と経済活動
第11回 近世の経済と国家
第12回 近世の経済規範
第13回 経済発展の型
第14回 近代(1) 産業革命
第15回 近代(2) 資本主義の諸制度
第16回 近代(3) 自然と経済
第17回 近代(4) 国家と経済
第18回 近代(5) 家と経済
第19回 近代(6) 資本主義の世界体制
第20回 現代(1) 近代と現代
第21回 現代(2) 第一のグローバル経済と保護主義
第22回 現代(3) 第一次世界大戦の原因
第23回 現代(4) 第一次世界大戦と戦後処理
第24回 現代(5) 相対的安定期と大恐慌
第25回 現代(6) 第二次世界大戦とその後の経済
第26回 現代(7) ヨーロッパ統合と南北問題
第27回 現代(8) 第二のグローバル化の時代
第28回 終章 経済成長の限界と可能性
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
不定期に講義内容に関する小テストまたは小レポートを課す。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 経済史の基礎知識を理解した上で、資本主義の成立・発展過程について、「近代」「現代」という歴史区分の意味という観点から説明できるかどうかを評価します。 期末試験は論述問題と選択問題とで構成されます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト(教科書)
小野塚知二『経済史』有斐閣、2018年.
参考文献
馬場哲・廣田功・須藤功・山本通『エレメンタル欧米経済史』晃洋書房、2012年.
金井雄一・中西聡・福澤直樹編『世界経済の歴史――グローバル経済史入門』名古屋大学出版会、2010年.
堺 憲一『新版 あなたが歴史と出会うとき ――経済の視点から』名古屋大学出版会、2009年.
中村勝己『世界経済史』講談社学術文庫、1994年.
石坂昭雄・船山榮一・宮野啓二・諸田實『新版西洋経済史』有斐閣双書、1976年.
その他、授業中に適宜参考文献を紹介する。
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし