シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ファイナンシャル・スペシャリスト・プログラムA1(ファイナンシャル・プランニングⅠ) | 2024 | 春学期 | 月4 | 商学部 | 藤波 大三郎 | フジナミ ダイサブロウ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-FN1-01XL
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象のWeb登録科目です。
「プログラム履修宣言」をする場合は、C plusから行ってください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ファイナンシャル・プランニング技能士試験の6分野のうち、
Aライフプランニングと資金計画、Bリスク管理、C金融資産運用の
3分野に対応する基礎的な知識を中心に、テキストに沿って
進行してゆきます。
ライフプラン、リスク管理、保険商品、そして、2024年1月に改正されたニーサや確定拠出年金を活用するために必要な金融資産運用について学びます。
科目目的
プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。
実務対応型教育として、金融サービス業におけるファイナンシャル・プランニング実務に対応したパーソナル・ファイナンスの知識の習得を目的とします。
到達目標
この科目では、国家資格のファイナンシャル・プランニング技能士2級の検定試験に合格する水準の知識を習得することを到達目標とします。
授業計画と内容
1.オリエンテーションとしてのFP制度全般の解説
2.FPと倫理、FPと関連法規の説明
3.ライフプランと資金計画として6つの係数等に関する解説
4.社会保険として公的医療保険等の説明
5.公的年金としての国民年金等に関する解説
6.生命保険の仕組みと保険商品についての説明
7.生命保険のルールとして告知義務等に関する解説
8.第三分野の保険商品と損害保険に関する説明
9.保険と税金、保険制度についての解説
10.金融経済の基礎、預貯金の説明
11.債券投資、株式投資についての解説
12.投資信託、外貨建て商品、デリバティブ取引についての説明
13.金融商品の税金、ポートフォリオ運用についての解説
14.まとめ:FP技能検定のA,B,C分野について
なお、長期分散学習の効果を狙い、授業を前半と後半にわけて、
BとCの分野を同時に平行して進行することもあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習として、毎回、授業が進むと思われる範囲のテキストの見出しを必ず確認し、授業の概要を把握した上で出席して下さい。復習としてはテキストにマークされているキーワードを数回見直して記憶して下さい。以上の予習・復習により4時間の自習時間を確保して下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | テキストの内容が十分復習できているかで評価します。 |
レポート | 20 | 調査型のミニレポートを作成してもらい,、評価します。 具体的には、授業の内容のいずれかの点について、インターネット上の資料2点以上を適切に引用した上で、自分の意見を述べることができるかどうかを評価します。 |
平常点 | 20 | 授業へ参加し、まじめに受講しているかコンメントで評価します。 |
その他 | 20 | 小テストにより、テキストの内容がアウトプットできるかで評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席率が70%に満たない者についてはE判定とします。
原則として、期末試験40%、レポート20点%、小テスト20%、平常点20%で評価しますが、FP受験状況を加点します。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
特定のフィードバックは行っていないが、授業時間内に理解が進むように工夫しています。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業の一部の回について短いコメントを求めます。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
都市銀行に勤務(1978年4月~2002年12月、株式会社三井住友銀行<旧太陽神戸銀行>勤務)し、FP教育に4年間、個人金融業務に2年間携わりました。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
4年間のFP教育の経験を活かして、FP業務の基本的な知識と手法について講義します。
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
滝澤ななみ『みんなが欲しかった’23~’24年版FPの教科書2級』TAC出版、2023年、ISBN978- 4 -300-10518-4
藤波大三郎『たのしく学ぶファイナンシャル・プランニング改訂版』創成社、2021年、978-4-7944-2578-2
その他特記事項
将来、銀行、保険、証券、信託銀行等の金融サービス業に就職しようと考える皆さんにとり有益です。パーソナル・ファイナンスの実践であるファイナンシャル・プランニングの講義は、他の専門科目の必要性を実感する講義です。なお、簿記の初歩的な知識と高校数学Ⅰの「データの分析」の知識は不可欠です。
ソフトウェアの利用なし