シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ファイナンシャル・スペシャリスト・プログラムA1(不動産Ⅰ) | 2024 | 春学期 | 木4 | 商学部 | 岡野 淳 | オカノ ジュン | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-FN1-11XL
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象のWeb登録科目です。
「プログラム履修宣言」をする場合は、C plusから行ってください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
不動産Ⅰでは、我が国における不動産業の歴史を振り返ると共に、不動産そのものを取り巻く各種法律や制度などを学習します。
科目目的
プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。
私たちは不動産の所有や利用を通じて生活をしていますが、身近な財産でありながら、不動産そのものについての理解が深くないと言う現実があります。本講義では不動産の法律上の知識習得のみならず、不動産が経済の中でどの様な役割を果たしているのかを金融等の見地からも検討して行く事を目的とします。
到達目標
上期では、講義の内容を通じて衣食住の中の住の部分について、親しみを持つこと。また、法制度などを通じ、身近で起こるかもしれない不動産のトラブルにはどの様なものがあるかを理解し、将来不動産を売買したり、賃借をしたりする機会に直面した時の判断の一助としての、基礎的な知識を身につけることを目標とします。
授業計画と内容
1.日本における不動産業の歴史とその背景
2.不動産の特徴(不動産の種別と類型)
3.不動産を取り巻く法制度Ⅰ(制度の概要)
4.不動産を取り巻く法制度Ⅱ(都市計画法を中心として)
5.不動産を取り巻く法制度Ⅲ(建築基準法を中心として)
6.不動産を取り巻く法制度Ⅳ(その他の法律:農地法など)
7.不動産の登記制度
8.不動産の調査
9.不動産の売買
10.不動産の賃貸借
11.借地と借家
12.マンションの法律Ⅰ(区分所有法を中心として)
13.マンションの法律Ⅱ(管理と管理組合)
14.日本の不動産業
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
不動産Ⅰでは、不動産を理解するために必要な制度の概要について講義で説明をして行きますが、資料については、講義毎にプリントを配布します。
また、講義終了後に、講義の理解度を深めるためにmanabaを通じて毎回小テストを実施する予定です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | 毎講義終了後に、講義内容の復習を兼ねてmanabaを通じて小テストを実施します(14回ありますが、100点✖️14回を20点に換算して計算します)。 |
期末試験(到達度確認) | 40 | 講義内容及び配布資料に基づき、試験期間中に教場にて試験を実施します。上期の講義内容である不動産を取り巻く法制度の仕組みやその背景などを、正確に理解しているかどうかについて、択一形式の問題や記述式の問題によって確認し、その理解度によって評価します。 |
レポート | 30 | レポートでは講義を通じて学んだことを基礎に、その時々で話題になっている法改正の内容や施策について意見をレポートして貰います。現在の法制度などを理解した上でレポートする必要がありますが、理解度やそれを踏まえてどのような考えを展開するかという視点で評価を行います。 |
その他 | 10 | 講義への参加意欲などを総合的に勘案して加点をします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験及び期末レポートの未提出者は評価の対象としません。
また、上記に加え、小テストについては、過半数以上の提出を義務とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
本講義の教員は、20年以上に亘り三井信託銀行(現三井住友信託銀行)で不動産ファイナンス業務や不動産仲介業務に従事していた他、不動産証券化協会が実施する不動産マスター資格制度(国土交通省及び金融庁が所管する不動産投資顧問業の人的用件としての資格試験)の試験委員を勤めています。また、早稲田大学大学院経営管理研究科(MBAのファイナンスコース)で不動産ファイナンスの講義を担当しているなど、現在も不動産投資やファイナンス分野の第一線に身を置いています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
理論だけではなく、教員の実務での経験談などを通じ、不動産を身近に感じてもらいたいと考えています。
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
毎回の講義において資料を配布します。
その他特記事項
不動産と金融の融合という言葉からも分る通り、不動産と金融両面の理解があってこそ成立します。出来れば不動産Ⅱと合わせて履修して頂く事を望みます。
ソフトウエアの利用なし