シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際教養演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 月5 | 商学部 | 高松 英樹 | タカマツ ヒデキ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-01XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
国際教養演習Ⅰ・Ⅱはセット科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
スペインは「情熱」、「太陽」、「フラメンコ」、「パエージャ」などという、化石化したイメージで語られることが多いが、実際は、当たり前だが、生きた国家である。当然、こうしたプロトタイプだけでは論じられない多種多様な顔を持つ。この演習では、おもにスペイン語で書かれた新聞記事やSNSなどを読み,受講生間のディスカッションを通じて,スペインが抱える問題点を明らかにしてゆく。最近では「コロナ(COVID-19)」の話題はほとんど紙面から消え、その代わりに、新たな首相が誰になるか(investidura)」を中心に、「熱波(ola de calor)」、「干ばつ(sequia)」、「森林火災(incendio forestal)」、「移民(inmigrante)」、「エネルギー危機(crisis economica)」などのキーワードが目を引く。こうした問題には日本も直面しているか、今、直面していなくても、今後、直面する可能性が大きい。様々な問題を軸に、日本とスペインの社会問題や文化背景などを比較してゆく。そして、プレゼンやディスカッションなどで明らかにした成果を演習レポートとして提出する。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。
この科目を通して、世界の言語、歴史、文化などに関する知識を深め、それらと関連があるビジネスや社会活動について学習し、将来、多様な言語・文化背景をもつ人々と協働するために必要な姿勢やスキルを身に着けることを目的としています。
この演習では、スペインと日本がともに抱える問題を取り上げて、受講生が活発に議論できる場を提供する。こうしたディスカッションを通じて、スペインに限らず、外国の新聞やSNSを目にする時、日本とは関係のない、どこかの遠い国のことだと思わず、まず、日本の抱える問題に引きつけて考えるという視点を持ってもらいたい。
到達目標
① 文献調査を通じて,スペインや日本が直面する社会問題を理解することができる。
② 教室内でのディスカッションを通じて,スペインや日本が直面している問題点に対して,実現可能な解決方法を提言することができる。
③ 文献調査の際に,自分たちで疑問点や質問点などを事前に洗い出し,これをもとに授業での発言を積極的に行うことができる。
④ 演習で得た知識や新たな成果をプレゼンできる。
⑤ ④のプレゼンをもとに、レポートを作成することができる。
授業計画と内容
【春学期】
1. 授業ガイダンス
2. 資料や文献①の講読(前半)【コロナ、移民、LGBT、カタルーニャ問題、母語教育などから1つ】
3. 資料や文献①の講読(後半)【上記と同じテーマ】
4. 資料や文献の講読と解説
5. 受講生によるプレゼンテーション及び教員による解説と講評
6. 資料や文献②の講読(前半)【コロナ、移民、LGBT、カタルーニャ問題、母語教育などから1つ】
7. 資料や文献②の講読(後半)【上記と同じテーマ】
8. 受講生によるプレゼンテーション及び教員による解説と講評
9. 資料や文献③の講読(前半)【コロナ、移民、LGBT、カタルーニャ問題、母語教育などから1つ】
10. 資料や文献③の講読(後半)【上記と同じテーマ】
11. 受講生によるプレゼンテーション及び教員による解説と講評
12. 資料や文献④の講読(前半)【コロナ、移民、LGBT、カタルーニャ問題、母語教育などから1つ】
13. 資料や文献④の講読(後半)【上記と同じテーマ】
14. 春学期の振り返り
【秋学期】
1.【春学期】の文献①と日本の状況を比較し、共通点と相違点を探るⅠ
2.【春学期】の文献①と日本の状況を比較し、共通点と相違点を探るⅡ
3.【春学期】の文献②と日本の状況を比較し、共通点と相違点を探るⅠ
4.【春学期】の文献②と日本の状況を比較し、共通点と相違点を探るⅡ
5.【春学期】の文献③と日本の状況を比較し、共通点と相違点を探るⅠ
6.【春学期】の文献③と日本の状況を比較し、共通点と相違点を探るⅡ
7.【春学期】の文献④と日本の状況を比較し、共通点と相違点を探るⅠ
8.【春学期】の文献④と日本の状況を比較し、共通点と相違点を探るⅡ
9. 受講生によるプレゼンテーションⅠ
10. 受講生によるプレゼンテーションⅡ
11. レポート指導Ⅰ
12. レポート指導Ⅱ
13. レポート指導Ⅲ
14. 秋学期の振り返り
※ なお,上記の内容と順番は受講生の関心や能力,若しくは関係者の都合や議論や作業の進行の度合いなどで変更する可能性がある。また、上記のテーマ以外にも、興味深いトピックがあれば、どんどん取り入れてゆくつもり。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 授業内外で行うプレゼンテーションや聞き取りの内容,およびディスカッション時の態度(適切な質問やアドバイスを出すことができるか,そうしたもの適切に応えられるかなど)が適切に述べられているかどうかを判断基準とする。 |
平常点 | 50 | 授業内で取り組む課題(外国語のテキストの読解など)を適切に準備してきているかどうかを判断基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業内外で行うプレゼンテーションや聞き取りの内容,およびディスカッション時の態度(適切な質問やアドバイスを出すことができるか,そうしたもの適切に応えられるかなど)を勘案し,評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト・参考文献〕
その他特記事項
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
〇面接試験
〔注意事項〕インタビューや文献調査では日本語の他,スペイン語も使用する予定しているので,スペイン語の学習歴があることが望ましい。
〔国外実態調査〕
スペインでの調査を実施する予定だが、国内外のコロナの感染状況、渡航費、学生の経済状況などを考慮し、5月?6月くらいまでに決定したい。
〔ソフトウェアの利用について〕
ソフトウェアの利用なし。