シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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グローバル・プロフェッショナル・プログラムA3(グローバルスタディ/Modern Trading ManagementⅡ) | 2024 | 秋学期後半 | 水3,水4 | 商学部 | 野村 誠二 | ノムラ セイジ | 3・4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-GL3-06XL
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象のWeb登録科目です。
「プログラム履修宣言」をする場合は、C plusから行ってください。Modern Trading Management I を事前に学修していることが望ましいが、貿易論や国際経済学に関連する基礎的科目を学修し、貿易やグーバル経営に関心を持っていれば受講を認めます。講義はすべて英語で行いますので、英語能力の目途は英検準1級レベルになります。
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この科目では、Modern Trading Management I で習得した、貿易(モノの取引だけではなく、国際間でのサービス取引や投資なども対象にします)に関係する国際ビジネスの実務とその背後にある理論の両方についての基礎的な知識をもとにして、応用的な知識を提供するための講義を行います。また、この科目では、貿易や国際ビジネスにおける実務の幅広い分野を対象にし、国際貿易と国際ビジネスに関する最近のトピックも取り上げます。授業は、講義形式が中心になりますが、ディスカッションやグループ・ワーキングなどを通じて学生の積極的な参加を求めます。
貿易実務の理論と実践の両方を理解するために、各回の授業を通じて、架空の企業のM&A戦略を実践するための企画書をグループで作成するというグループ・ワーキングも行います。この企画書については、グループで第14回目の授業で発表(英語によるプレゼン)してもらいます。企画書作成のためのグループ分け、作成手順、スケジュールなどは開講時(第1回目の授業)に説明します。
また、毎回(第1回と第14回を除く)の授業において、受講者には理解度確認テスト(クイズ)の提出が課されます。受講者が提出する全ての課題において、教員によるフィードバックが行われます。
授業はすべて英語で行うことで、グローバル企業での実務の現場と同じような環境になることを目指します。
科目目的
プログラム科目に設置された講義科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、資格取得や技能形成のための実践的な学習を通して、キャリアに直結する専門知識の習得を目的とします。
従って、この科目は、学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な位置づけにあるものであり、学生の主体的な学びを促進することを基本方針とします。この基本方針に従い、学生が国境を越えたビジネスが存在する基本的な論理と、貿易実務の文書や諸手続きの背後にある重要性についての理解を応用的に深めることを目的としています。また、実際のビジネスの視点から国際ビジネスの状況を学ぶ機会を提供するという観点から、国際間での電子商取引、知的財産取引やM&A(企業の合併・買収)なども本科目で取り上げ、大学卒業後にグローバル企業などで即戦力として活躍できる知識をさらに深めることも目的とします。さらに、講義でのディスカッションやグループ・ワーキングを通じて、ビジネスの現場の視点からグローバル・ビジネスを学ぶ機会を提供することを目的とします。
到達目標
Modern Trading Management I で取り上げた貿易実務や国際ビジネスの基礎的な内容をさらに掘り下げて応用的な内容を取り上げ、また貿易実務の背景にある貿易論の講義を行います。Modern Trading Management I と II の講義を通じて、受講生に、貿易ビジネスの理論と実践の理解を深めるとともに、講義でのディスカッションやグループ・ワーキングを通じて、グローバル・ビジネスへの応用ができるようになってもらうことを到達目標とします。
授業計画と内容
授業計画
第1回 オリエンテーション(授業の進め方等について)
第2回 貿易書類
第3回 信用状の実務
第4回 国際運送書類
第5回 貿易書類の電子化
第6回 国際海上保険の実務
第7回 通関手続きの実務 (1) -輸出
第8回 通関手続きの実務 (2) -輸入
第9回 国際間での電子商取引
第10回 国際間での知的財産取引
第11回 Cross Border M&A (1) - M&A の理論
第12回 Cross Border M&A (2) - M&A の実務
第13回 Cross Border M&A (3) - M&A のケース・スタディ
第14回 グループ発表(プレゼン)と授業の総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
プレゼン発表については、グループ内で割り当てられた担当について、パワーポイント資料作成などの課題に必ず取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 授業で取り上げた各テーマにおいて解説した内容をきちんと理解できているかについて評価します。 |
レポート | 20 | 第1回と第14回を除く授業で行います。それまでの復習ができているかを評価するクイズ形式の択一テストと語句などの説明の小テストになります。 |
平常点 | 20 | 各授業での参加度合い、受講態度について評価します。 |
その他 | 20 | グループ発表での内容について評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
外資系証券会社(カリヨン証券会社東京支店)の法務監査室(コンプライアンス)に1998年4月から2005年8外資系証券会社(カリヨン証券会社東京支店)の法務監査室に1998年4月から2005年8月まで7年4か月間勤務し、コンプライアンス部門に従事しました。
また、外資系証券・投資運用会社(GAM証券投資顧問株式会社)に、2005年8月から2020年6月まで14年10か月間勤務し、経営(マネジメント)、内部管理部門(コンプライアンス、人事、総務、オペレーション)(うち、6年2か月間は同社代表取締役)に勤務しました。
その後は、国内証券(マディソン証券株式会社、その後ウィブル証券株式会社に名称変更)の内部管理部門(法務・コンプライアンス、企業労務など)に従事し、2020年12月より2023年4月まで勤務しました。
2023年5月より、現在の投資運用会社(Rogers Investment Advisors 株式会社)にチーフ・コンプライアンス・オフィサーとして従事し、現在に至っています。
以上の実務経験は、海外拠点や海外の顧客との間の豊富な英語によるビジネス・コミュニケーションの経験として、本科目の講義にて活かせるものです。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
外資系証券・資産運用会社での海外拠点や海外の願客との間の豊富なビジネス経験を活かし、主として海外拠点や顧客との折衝や交渉の経験を教授することで、受講生が大学卒業後に即戦力として、ビジネスの現場でその能力を生かすことができるように講義を行います。
テキスト・参考文献等
[テキスト]
使用しません。
担当教員が毎回用意するハンドアウト・レジメを使用します。
[参考書]
"International Trade - An Essential Guide to The Principles and Practice of Export" by Jonathan Reuvid and Jim Sherlock, London, Kogan Page Limited, 2011
"lncoterms 2020" by the International Chamber of Commerce (ICC), Tokyo, Japan International Chamber of Commerce (ICC Japan), 2019
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし