シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
グローバル・プロフェッショナル・プログラムB2(グローバルキャリア/モンゴルⅠ) | 2024 | 春学期 | 木5 | 商学部 | 高岡 正人 | タカオカ マサト | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-GL2-09XP
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象の事前登録科目です。
グローバルキャリア/モンゴルⅠ・Ⅱはセット履修科目です。
プログラム履修宣言は「GPP(グローバル・プロフェッショナル・プログラム)」に自動で登録されます。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
モンゴルへのグローバルインターンシップ・プログラムのための事前授業です。
モンゴルは、日本から地理的に近く、広大な自然の美しさなど魅力あふれる国です。モンゴル人の積極的で、前向きな国民性も特徴的です。また、大の親日国で、日本に対する強い敬意と関心があります。日本が1990年のモンゴル民主化以来、常にその発展を支援し交流を深めてきたことが日本とモンゴル親密な関係の背景にあります。
授業の構成の柱は以下のとおりです。
①モンゴルについての社会、文化、歴史などについて一般的な知識を身につけること、
②モンゴルという現場を感じるために、在日モンゴル大使館、モンゴル航空日本支社からお話を伺うこと(※変更の可能性があります)、
③モンゴル国立大学法学部日本法律センターの学生とオンライン交流を行い、モンゴルの若者の問題意識や関心を吸収すること、
④日本とモンゴルの関係の発展のあり方を考えること、
⑤インターンシップ受け入れ先の検討を通じて、自分の興味・関心が何かを確認しながら、キャリア選択の材料とし、これからの人生の進路について考えるきっかけとすること、
⑥以上の点について、考え方をまとめて、パワーポイントを使ったプレゼンテーション能力を高めること。
授業では、冒頭にモンゴルでのニュースや出来事について解説をします。また、リサーチとディスカッションを重視します。必要に応じて英語でのプレゼンテーション、ディスカッションも行います。
モンゴルでのインターンシップは、①日系企業を中心とする現地企業(商社、リース業、通信、観光など)で職務経験を体験するビジネス・インターンシップコース、②日本式教育を取り入れた優良教育機関において日本に関心を有するモンゴル人学生等に対して日本紹介授業や日本語教育担当教員補佐として働く「教育インターンシップ」を想定しています。
いずれも、日常会話またはそれ以上の英語力があることが望まれます。(英語が堪能な場合は、それに応じて受け入れ先を考えます)。
インターンシップ実施時期は、原則として、8月半ば2週間(ワーキングデイは10日間)を考えています。
自分の「将来」「異文化での刺激」「キャリア形成」に真摯に向き合い、海外での業務の経験をしたいと思う方、モンゴルという国に関心のある方、モンゴルでのインターンシップを通じて自分の殻を破ってみたいと思う方は是非ご応募ください。
産学協議会の分類上、『タイプ2』に相当します
参考URL:(https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/000949684.pdf)
科目目的
プログラム科目に設置されたPBL型の科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、様々な分野において、多様性を理解・尊重し、柔軟な適応力・総合的な判断力・確かな実践力を身に付け、他者と協働する力を養うことを目的とします。
この科目はカリキュラム上のキャリア科目として位置付けられており、とりわけグローバルキャリアとしていることから、この科目での学習を通じて、学生が海外で仕事をする際に必要な能力、多様な文化背景を持つ人々と共に働く上で必要な異文化理解力・適応力をつけるものです。
特にモンゴルとの関係では、次のことを目的にします。
①実践的な体験を通じて外国(モンゴル)を知る。
②日本とは異なる生活・文化環境の中で活躍するために、自分を磨くことを知る。
③モンゴルでの日本の存在感の大きさを知り、日本が今後とも重要な国であり続けるために何をすべきか考える機会にする。
④大きな夢に向かって進もうとするモンゴル人の気質から刺激を受ける。
到達目標
(1)能力面
ものおじしない、自分なりの考えを持つようにする
異文化への適応力をつける(好奇心、相手の思い図る気持ち、態度、能力)。
業務の上でのコミュニケーション力(話力、傾聴力、表現力)をつける。
(2)心構え、考え方
インターンシップに行く際の心構えを作り上げる。
仕事に対する心構えを作る 。
言葉の使い方を身につける。
海外で必要なエチケットを身につける
自分の進路について具体的に考える
(3)インターンシップ先の国の文化や慣習を理解する。
授業計画と内容
1.ガイダンス・自己紹介
2.将来の夢は何か、夢を仕事にどう結びつけるか、そのために大学でやることは何か
3.プレゼンテーション(モンゴル全般)
4.インターンシップ経験の先輩との懇談会(ディスカッション)
5.モンゴルの歴史、社会、文化
6.モンゴル政治・経済
7.モンゴル大使館訪問
8.モンゴル航空日本支社訪問
9.モンゴルのインターンシップ事前学習
10.プレゼンテーション(日本とモンゴルの関係)
11.モンゴルでのインターンシップの事前学習発表
12.モンゴル国立大学生との交流結果発表
13.インターンシップに向けての英語プレゼンテーション事前指導
14.まとめ(インターンシップの目標を英語でプレゼンテーション)
※変更の可能性があります
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
国際的なニュースに関心を持ちフォローすること。
次週のテーマに関しての情報を収集しておくこと。
各インターンシップ先について事前に学習し、まとめること。
テーマによっては、レポートの発表準備をすること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 20 | レポートや筆記課題を評価します。 |
平常点 | 50 | 学習態度の真剣さや積極性、グループワークへの貢献度、課題遂行能力を評価します。 |
その他 | 30 | プレゼンテーションを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
国際経験豊かな元外交官。41年間外務省での勤務を通じて、日本外交の現場で活躍。近年は、特命全権大使としてイラク、モンゴル、クウェートに駐在したほか、オーストラリア・シドニーで総領事を務めた。
外務省では、政治、経済、安全保障、軍備管理・軍縮、広報など幅広い業務を扱い、国際交渉の経験が豊富にある。
海外勤務先としては、他にも米国、英国、インド、フィリピン、オーストリアなど。
なお、モンゴル勤務(2016年?2019年)を通じて、政府上層部をはじめ幅広い人脈を築きながら、日本とモンゴルとの関係促進のために数多くのプロジェクトを実施。全国各地を踏破しているので、土地勘も強い。2022年11月に訪日中のフレルスフ大統領から「北極星勲章」を授与される。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
モンゴルで大使として経験を活かして充実したインターンシップの実現を目指します。インターンシップ受け入れ先は個人的によく知っている信頼のおける組織なので、安心して送り込めます。
テキスト・参考文献等
モンゴルの入門書として、金岡秀郎『モンゴルを知るための65章』、小長谷有紀、前川愛『現代モンゴルを知るための50章』(いずれも明石書店)
その他特記事項
〔募集人数〕
6名
〔募集方法〕
面接試験
ソフトウエアは使用しない
参考URL
モンゴル通信( https://www.facebook.com/montsushinn/)
MONTSAMEニュース(https://montsame.mn/jp/)
モンゴル情報クローズアップ!(https://mongol.blog.jp/)
外務省(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/mongolia/index.html)
在モンゴル日本大使館(https://www.mn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.htm)
JICAー国際協力機構(https://www.jica.go.jp/mongolia/index.html)
日本貿易振興機構(JETRO) (https://www.jetro.go.jp/world/asia/mn/)
モンゴル情報館(https://mongol-info-japan.net/)
モンゴルの魅力を簡単にまとめたYouTube ビデオはたくさんあります。
例えば、The Introduction of Mongolia (Mongolian National Film Council)