シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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課題演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 金5 | 商学部 | 市村 誠 | イチムラ マコト | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-BS2-11XS
履修条件・関連科目等
2年次配当の事前登録科目です。
商学部の学生であること。
商学部のカリキュラムに設置されているスタンダード科目や各学科の専門科目群を真摯に学修していることが望ましいです。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
『良い会社はどこにある』をよむ-経営数字や企業情報、企業経営やビジネスモデルの知識を利用して
まず渡邉正裕著『いい会社はどこにある』ダイヤモンド社、2023年を輪読し、著者のいう「良い会社」を評価する座標軸を知る。その後「経営数値」に表れるデータを中心に企業経営・企業のビジネスモデルを分析・評価することを学び、グループワークによって実際に分析を試みることを目的としています。分析の座標軸や視点によって企業経営や企業のビジネスモデルの様々な相違が企業の経営数字や業績にどう反映されているのか、またどのような変化をもたらすのかを検討し分析する予定です。そのためにまずグループを編成し、そのグループを担当にテキストを輪読することにより知識を共有し深めながら、グループワークによるレポート作成・発表等を行ってもらう予定です。
また社会状況によりますが、夏休みにはゼミ合宿を行うことを企画しています。
この授業は演習形式ですので、授業への参加、貢献が最も重要です。欠席はもとより遅刻は大いに評価に影響します。
(春学期)
テキストとして、
渡邉正裕著『いい会社はどこにある』ダイヤモンド社、2023年
この本では、ソニーG、ユニクロ、メガバンクを用い、そこに取り上げられている企業が良い会社であるという著者の出張の根拠となっている分析の座標軸について学び、(イオンG、しまむら、ドンキホーテHD、NTT、VAIO、雪印メグミルク、小松製作所等)の分析を、主にビジネスモデルや経営数字、企業のプロフィール、財務分析の手法を通じて議論を進めます。
(秋学期)
川口宏之著『儲かっている会社を教えて下さい』ダイヤモンド社、2020年
を用い、そこに取り上げられている企業(電通vs博報堂、ヤマト運輸vs佐川急便、アップルvsアマゾン所等)の分析を、主にビジネスモデルや経営数字、企業のプロフィール、財務分析の手法を通じて議論を進めます。春学期で学んだことを踏まえて、グループワークで企業を分析・評価力を高めていってもらいます。
科目目的
この科目は、ベーシック演習Ⅰ・Ⅱで養成された基礎的な能力を、具体的なテーマに沿って応用・発展させることで、適応力・判断力・実践力を身につけ、他者と協働する能力を養うことを目的としています。
テキストは『いい会社どこにある』である。この本は「自分だけの「最高の職場」が見つかる」あるいは「いちばん満足できる職場選び」の決定版」をキャッチフレーズに企業経営あるいは企業戦略を「経営数字・データ」の側面を重視しながら、企業のビジネスモデルや企業全体を分析・評価することを目的としています。
(春学期)
主に渡邉正裕著『いい会社はどこにある』ダイヤモンド社、2023年を輪読し、良い会社のにかんする9つの視点や座標軸をもとにいい企業についてディスカッションをおこなうことを中心に演習を進めます。
(秋学期)
春学期で学んだことを踏まえて、経営数字を中心に分析・評価について議論を進め、春学期に議論した「最高の職場」と「それ以外の視点、座標軸」について学び議論を進めていきます。
到達目標
1.企業を分析・評価する評価軸を知る
2.グループワークによって、 問題に主体的、自主的に前向きに取り組み、責任をもち他者と協働し一つのものを作り上げる
3.適応力、判断力、コミュニケーション能力を身につける
授業計画と内容
(春学期)
第1回 オリエンテーション
第2回 「年齢に関係なく仕事を任せられるか」発表とディスカッション(グループ1)
第3回 「自律的に仕事内容を選択できるか」発表とディスカッション(グループ2)
第4回 「専門能力が身につくか」発表とディスカッション(グループ3)
第5回 「内外で多様なキャリアパスを描けるか」発表とディスカッション(グループ4)
第6回 「労働負荷が自分にとって適度であるか」発表とディスカッション(グループ5)
第7回 「勤務地を選べて家族生活と両立できるか」発表とディスカッション(グループ6)
第8回 「組織カルチャーが自分にフィットしているか」発表とディスカッション(グループ7)
第9回 「手取り賃金が望む生活水準を充たしているか」発表とディスカッション(グループ8)
第10回 「給与の上がり方がライフプランに合っているか」発表とディスカッション(グループ9)
第11回 「評価のされ方が自分に合っているか」発表とディスカッション(グループ10)
第12回 「評価基準の納得性が高いか」発表とディスカッション(グループ11)
第13回 「雇用安定性にギャップがなく納得性が高いか」発表とディスカッション(グループ12)
第14回 夏合宿準備1
(秋学期)
第15回 夏合宿の質疑補足
第16回 演習Ⅰ入ゼミに向けての活動1
第17回 企業分析講演会
第18回 「財務3表の基本と12のもうけ」グループ・ワークによる発表とディスカッション(グループA班1)
第19回 「ヤマト運輸vs佐川急便」グループ・ワークによる発表とディスカッション(グループB班1)
第20回 「電通vs博報堂」グループ・ワークによる発表とディスカッション(グループC班1)
第21回 「フジテレビvs日本テレビ」グループ・ワークによる発表とディスカッション(グループA班2)
第22回 「NTTドコモvsソフトバンク」グループ・ワークによる発表とディスカッション(グループB班2)
第23回 「大和ハウス工業vs積水ハウス」グループ・ワークによる発表とディスカッション(グループC班2)
第24回 「アサヒvsキリン」グループ・ワークによる発表とディスカッション(グループA班3)
第25回 「JALvsANA」グループ・ワークによる発表とディスカッション(グループB班3)
第26回 「吉野家vsペッパーフードサービス」グループ・ワークによる発表とディスカッション(グループC班3)
第27回 「村田製作所vsTDK」「キーエンスvsM&Aキャピタルパートナーズ」まとめ1
第28回 「アップルvsアマゾン」「メルカリvsSansan」まとめ2
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
課題演習の授業時間枠内は、基本的に発表(プレゼンテーション)と議論(ディスカッション)の場として使用します。発表の準備(グループ・ミーティング、グループワークによるレジュメや資料の作成発表の予行演習等)や議論のための準備・下読みなどは授業時間外(予習・復習)は授業時間外の事前・事後にやって頂きます(オンライン・オフラインは問いません)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 期末レポートです。 課題演習全授業終了後にご自身の課題演習活動総括レポートを作成して頂きます。このレポートは必須で、このレポートの提出のない方は「F」評価となります。 |
平常点 | 80 | 課題演習授業への貢献度を80%とします。 演習への参加、グループワークへの参加、プレゼン資料の作成、授業時間中の発表、授業での発言、コメント、提言、盛り上げなど、課題演習授業への貢献を評価の80%とします。授業への参加は70%以上必要とします。遅刻は原則として出席×0.5と評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaの利用、中央大学図書館や商学部保有のデータベースや資料の閲覧およびその利用を行う
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
(予定) 渡邉正裕著『いい会社はどこにある』ダイヤモンド社、2023年。
川口宏之著『儲かっている会社を教えて下さい』ダイヤモンド社、2020年。
その他特記事項
授業で使用するソフトウェア
40 S&P CapitalQ
43 日経ValueSearch
他
[募集人数〕
15名程度
[募集方法〕
〇筆記試験(エントリーシートの作成です)
〇面接試験(対面式を予定していますが、社会情勢や事情によりオンラインの可能性もあります)
[国外実態調査〕
実施しない