シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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課題演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 木5 | 商学部 | 金 慧 | キム ヘイ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-BS2-11XS
履修条件・関連科目等
2年次配当の事前登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
社会と政治を哲学的に考察する。
この演習では、イマヌエル・カントの『永遠平和のために』を講読します。この著作は1795年に刊行されて以来、政治学や国際関係論、哲学などの領域で多大な影響を及ぼしてきました。この著作で論じられるさまざまな論点を学ぶことをつうじて現代の諸問題について考えます。春学期には『永遠平和について』を素材にして哲学の古典を精確に読解することを目指します。秋学期には、カントの政治哲学に関する先行研究を講読した後に、『永遠平和について』で論じられるさまざまな論点、たとえば共和制、国際連盟、世界市民法、民主的平和論、商業精神による平和の構想、公開性といった概念が登場した歴史的経緯やそれらの現代的意義について報告を行ってもらいます。
科目目的
この科目は、ベーシック演習Ⅰ・Ⅱで養成された基礎的な能力を、具体的なテーマに沿って応用・発展させることで、適応力・判断力・実践力を身につけ、他者と協働する能力を養うことを目的としています。
文献講読と研究発表をつうじて、受講生が自分自身の問題関心を明確にし、研究発表を行うことを目的とします。
到達目標
哲学・思想の文献を講読することをつうじて、当該分野に関する基本知識を獲得するとともに、論拠にもとづく問題提起や議論を行うことができる。
授業計画と内容
※演習の進捗状況によってスケジュールが変更になる場合があります。
※文献は受講生と相談して決定します。
【春学期】
1.オリエンテーション
2.文献の講読①「予備条項」
3.文献の講読②「第一確定条項」
4.文献の講読③「第二確定条項」
5.文献の講読④「第三確定条項」
6.文献の講読⑤「第一補説」の前半
7.文献の講読⑥「第一補説」の後半と「第二補説」
8.文献の講読①「道徳と政治の不一致」についての前半
9.文献の講読②「道徳と政治の不一致」についての後半
10.文献の講読③「政治と道徳の一致」についての前半
11.文献の講読④「政治と道徳の一致」についての後半
12.『永遠平和のために』についての解説①
13.『永遠平和のために』についての解説②
14.まとめ
【秋学期】
15.カントの政治哲学の先行研究の講読①
16.カントの政治哲学の先行研究の講読②
17.カントの政治哲学の先行研究の講読③
18.個人研究報告①
19.個人研究報告②
20.個人研究報告③
21.個人研究報告④
22.個人研究報告⑤
23.個人研究報告⑥
24.個人研究報告⑦
25.個人研究報告⑧
26.個人研究報告⑨
27.個人研究報告⑩
28.まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 報告内容が文献の内容を正確に反映しているか、疑問点や論点を提示できているか、また本演習に関連した内容の報告を行うことができているか、などを評価する。 |
平常点 | 40 | 演習における議論に参加しているか、論点を提示したり反論に応答したりできているか、などを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
イマヌエル・カント『永遠平和のために』。多数の翻訳がありますが、初回の演習時にどの翻訳で講読するかを決めます。
〔参考文献〕
必要に応じて演習内で指示します。
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし