シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際経営論 | 2024 | 後期複数 | 金4,金5 | 経済学部 | 福永 晶彦 | フクナガ アキヒコ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-NE3-52XX
履修条件・関連科目等
①経営学の履修者が望ましいが、必須条件ではない。②企業経営に関心がある人、経営学に関心がある人。③経営、経済、社会の動きに関心を持ち、探求すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
現代においては大企業はもちろんのこと、中小企業においても国際的な事業展開を図ったり、国際情勢から影響を受けたりする。そこで日本企業の国際的な活動を中心に国際経営の現状や経営行動を分析する上で必要な理論を理解する。
科目目的
世界的に経営活動を行なう企業の動向を理解する。また、国際経営論の理論的基盤である経営学の諸理論や現代の企業を取り巻く環境について理解する。
到達目標
1、国際経営についての知識についての理解を得る
2、経営学の理論や諸研究について理解する。
3、国際経営を取り巻く諸情勢について理解する。
授業計画と内容
1、国際経営とは
2、近代的企業の形成の歴史
3、日本企業の海外進出の歴史
4、国際経営戦略・・・経営戦略とは
5、国際的経営戦略の立案の事例・・・ホンダのアメリカ進出の戦略
6、国際的経営戦略の立案の事例・・・ホンダのアメリカ進出後の戦略
7、国際経営戦略・・・経営戦略形成における三つの発想法
8、国際経営戦略の発想・・・ポジショニング論・・ポーターの議論
9、国際経営戦略の発想・・・ポジショニング論・・ダイヤモンドフレームワーク
10、国際経営戦略の発想・・・経営資源論から組織能力論へ
11、コンピタンスとケーパビリティ・・我が国の航空機製造企業の例
12、国際経営戦略の発想・・・ゲーム論的発想①・・デファクトスタンダードの確立・・ソニーのCD開発
13、国際経営戦略の発想・・・ゲーム論的発想②組織間関係戦略・・航空機の国際共同開発
14、国際経営戦略の発想・・・ゲーム論的発想③・・自動車企業の系列取引
15、国際経営組織の特徴
16、アメリカの多国籍企業・・・航空機製造企業、防衛産業企業など
17、アメリカの多国籍企業・・・自動車産業など
18、ヨーロッパの多国籍企業・・・防衛産業企業、石油企業など
19、ヨーロッパの多国籍企業・・・航空機製造企業、自動車企業など
20、イノベーションと国際経営戦略・・・イノベーションとは
21、イノベーションと国際経営戦略・・・イノベーションの歴史・・戦艦、紡績機の事例
22、イノベーションと国際経営戦略・・・イノベーションの歴史・・組織のイノベーション
23、イノベーションと国際経営戦略・・・戦略と組織について
24、企業の競争力を考える・・・製品アーキテクチャとは
25、企業の競争力を考える・・・製品アーキテクチャの国際比較
26、組織能力研究の事例・・トヨタ自動車の組織能力・トヨタ生産方式と製品開発方法
27、企業の競争力を考える・・・組織能力の深さと広さ
28、総括
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
企業、産業、国際情勢、防衛などについての時事的問題について自主的に把握すること。記事や書籍等を自発的に探し読むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 国際経営についての理論・研究について正しく説明できるか40% 国際経営に係る諸状況について正しく説明できるか30% 経営学の諸理論について正しい知識があるのか30% |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストなし
参考文献
福永晶彦「軍用機製造の戦後史」、2016年、芙蓉書房出版
一橋大学イノベーション研究センター「イノベーション・マネジメント入門」、2022年、日経BP
藤本隆宏「能力構築競争」、2003年、日本経済新聞出版社
その他特記事項
積極的な質問等は評価します。
参考URL
特になし