シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 月4 | 商学部 | 菅野 洋介 | カンノ ヨウスケ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-11XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
経営学にかかわる基本的な科目(マネジメント入門や経営学など)を履修していることが望ましいです。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
商品開発マネジメントの探求
3年次の演習ⅠⅡでは、市場で成功する商品が生み出されるメカニズムを、主に、戦略、組織、開発プロセスのマネジメントの観点から研究していきます。具体的には、主に、事例研究、グループワーク、商品開発プロジェクトなどの活動を通して、企業における商品開発マネジメントへの理解を深めていきます。
また、4年次の演習ⅢⅣでは、最終的に卒業論文を完成させることを目的に、研究を行うための基本的な考え方や方法を習得するとともに、各自、研究テーマを自分で設定し、そのテーマにもとづいて卒業論文の執筆を進めていきます。
演習Ⅰ(3年次春学期)
事例研究(文献の輪読)
実際の企業の商品開発事例に関連する文献を皆で読み、ディスカッションしながら、理論的な学習を行うとともに、市場で成功する商品開発が達成される「論理」や「メカニズム」を考えていきます。
演習Ⅱ(3年次秋学期)
グループワーク
商品開発に必要となる基本的な考え方や実践方法を、グループワークを通じて学んでいきます。
商品開発プロジェクト
実際の企業から課題を提示していただき、自分たちでその課題解決方法のアイデアを考案し、プロや社会からの評価を受けながら、商品開発を実践するうえでの重要なポイントを学んでいきます。
演習Ⅲ(4年次春学期)
研究方法の学習
さまざまな研究事例や研究方法にかかわる文献を皆で読み、ディスカッションしながら、研究の基本的な考え方、研究を行ううえでのさまざまな方法などを学習し、各自の研究テーマを設定するための基礎を身につけていきます。
演習Ⅳ(4年次秋学期)
卒業論文における研究
各自、研究テーマの設定、既存研究の整理・検討、仮説の設定、調査の計画・実施、収集したデータの分析と検討など、一連の活動を遂行しながら、卒業論文を完成させていきます。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
本演習の目的は、主に、以下の2つです。
1つ目の目的は、企業における商品開発活動を、主に、戦略、組織、開発プロセスなど、マネジメントの観点から探求することです。具体的には、商品開発に関わる理論的な学習や事例研究などを通じて、市場で成功する商品が生み出される論理やメカニズムを探求していきます。
2つ目の目的は、自分で設定した研究テーマについて問いを立て、その現象を自分で明らかにして答えを見出し、卒業論文としてまとめることです。
最終的には、これらの学習を通じて、学生諸君が企業や社会で起こる現象を多様な観点から、深く、そして論理的に考える力を身につけることが目標となります。
到達目標
本演習では、主に、以下の3点を習得することを目指します。
①商品開発マネジメントにかかわる理論・概念の理解を通じて、実際の企業活動を分析・理解する能力・スキルを身につける
②企業や社会で起こる現象を多様な観点から、深く、そして論理的に考える力を身につける
③物事の本質を見極めることのできる力を身につける
授業計画と内容
【3年次】
春学期
第1回:オリエンテーション
第2回:事例研究①(パナソニック/STP)
第3回:事例研究②(ロッテ/マーケティングミックス)
第4回:事例研究③(三菱電機/新市場創造のダイナミズム)
第5回:事例研究④(伊藤園/製品コンセプト)
第6回:事例研究⑤(花王/市場における製品カテゴリー創造)
第7回:事例研究⑥(サントリー/市場構造の変化と商品開発マネジメント)
第8回:事例研究⑦(花王/製品ブランドのマネジメント)
第9回:事例研究⑧(パナソニック/商品開発にかかわる組織構造)
第10回:事例研究⑨(テルモ/ニーズの発掘と技術マネジメント)
第11回:事例研究⑩(カモ井加工紙/ユーザーイノベーション)
第12回:事例研究⑪(前川製作所/商品開発にかかわる部門間関係)
第13回:事例研究⑫(三洋電機/デザインマネジメント)
第14回:事例研究⑬(パナソニック/商品開発プロジェクトのマネジメント)
秋学期
第15回:オリエンテーション
第16回:グループワーク①(アイデア発想法)
第17回:グループワーク②(プロトタイピング)
第18回:グループワーク③(創造性)
第19回:グループワーク④(デザイン思考)
第20回:商品開発プロジェクト①
第21回:商品開発プロジェクト②
第22回:商品開発プロジェクト③
第23回:商品開発プロジェクト④
第24回:商品開発プロジェクト⑤
第25回:商品開発プロジェクト⑥
第26回:商品開発プロジェクト⑦
第27回:商品開発プロジェクト⑧
第28回:まとめ
【4年次】
春学期
第1回:オリエンテーション
第2回:研究例の学習①
第3回:研究例の学習②
第4回:研究例の学習③
第5回:研究例の学習④
第6回:因果推論の考え方・方法論①
第7回:因果推論の考え方・方法論②
第8回:因果推論の考え方・方法論③
第9回:因果推論の考え方・方法論④
第10回:定性研究の考え方・方法論①
第11回:定性研究の考え方・方法論②
第12回:定量研究の考え方・方法論①
第13回:定量研究の考え方・方法論②
第14回:定量研究の考え方・方法論③
秋学期
第15回:オリエンテーション
第16回:卒業論文執筆指導①(研究テーマの設定)
第17回:卒業論文執筆指導②(リサーチクエスチョンの設定)
第18回:卒業論文執筆指導③(既存研究の検討と仮説の導出)
第19回:卒業論文執筆指導④(既存研究の検討と仮説の導出)
第20回:卒業論文執筆指導⑤(調査の計画、及び、分析方法)
第21回:卒業論文執筆指導⑥(調査の計画、及び、分析方法)
第22回:卒業論文執筆指導⑦(調査の実施)
第23回:卒業論文執筆指導⑧(収集データの分析)
第24回:卒業論文執筆指導⑨(分析結果の解釈・検討)
第25回:卒業論文執筆指導⑩(研究の理論的貢献の検討)
第26回:卒業論文執筆指導⑪(研究の実践的示唆の検討)
第27回:卒業論文執筆指導⑫(研究の結論)
第28回:まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本演習では、テキストを使った事例研究を行う際には、毎回必ず全員にテキストの予習をしてきていただきます。また、発表担当の回には、プレゼンテーションの準備をしていただくことになります。
また、グループに分かれてプロジェクトを実施する際には、授業時間外にそれらの課題に取り組む時間も必要となります。
さらに、座学での学習に加え、学期中及び夏季・春季休暇中に、企業訪問や工場見学、合宿などを行い、企業における商品開発の実践や現場を学んでいきます。これらの授業時間外の活動においても、レポート課題などを提出していただきます。
本演習では、懇親会などを通じて、ゼミ生同士の親睦を深める機会もつくっていきます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加状況、担当する発表の準備や内容、ディスカッションにおける発言などを通じた授業への貢献、グループワークなどへの関与の度合い、企業見学などで提出するレポートの内容など、これらを総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
演習内で、適宜指定します。
〔参考文献〕
演習内で、適宜指定します。
その他特記事項
〔募集人数〕
15名
〔課題図書〕
授業において適宜指定します。
〔注意事項〕
サブゼミ、事例研究、グループワーク、商品開発プロジェクト、企業見学や工場見学など、通常の授業時間外にも取り組むことがあります。
〔募集方法〕
〇レポート
〇面接試験
〔国外実態調査〕
実施しない
〔使用するソフトウェア〕
〇SPSS
〇AMOS