シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 月5 | 商学部 | 竹田 信夫 | チクダ ノブオ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-11XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
経営情報システムの企画と運営
○3年次
上記内容の理論と現状をゼミとサブゼミで学習します。
また、3年次からはゼミ生によるICTに関係するトピック例えばAIやデータ分析の手法等と論理学や数学等の基礎的分野の学習実習を行います。
○4年次
上記に加えて卒業論文を作成します。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
ICT技術の進展にともない、会社のあり方、人々の生活等社会の様々な分野で大きな変化が生じています。特に近年では生成系AIに代表されるようなAIの進歩やIoT技術の普及などによって現実の社会的な変化がそれを取り巻く制度や様々な分野の有識者の予想を大きく上回る変化を見せています。
当ゼミナールにおいてはこのような社会の変化とそれを受けて変化している企業、社会、国家の状況についての理解と、そうしたICTの進歩の基礎となる技術と理論の習得を目指します。
到達目標
ICTを用いたAI、クラウド化、仮想化といった様々な動きを理解し、社会や企業の活動のなかでそれがどのように利用されれ、どのような変革をもたらすのかを理解する。
授業計画と内容
授業はテキストをもとに行いますが、時事的なトピックや技術などについて随時時間を取りますので変更することが多いです。
演習I
第1回 情報化社会I
第2回 産業の情報化
第3回 経営の情報化
第4回 情報システムの発展段階
第5回 戦略的情報システム
第6回 組織と情報システム
第7回 組織の意義と構成
第8回 意思決定と情報
第9回 システム概念
第10回 システム理論とシステム概念
第11回 組織階層と情報システム
第12回 組織情報システム
第13回 個人情報システム
第14回 グループ情報システム
演習II
第1回 エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)
第2回 問題解決の道具としてのコンピュータシステム
第3回 コンピュータ
第4回 データベース
第5回 ネットワークコミュニケーション
第6回 エンドユーザシステム
第7回 情報システムの開発と導入
第8回 システム設計法
第9回 システム開発とライフサイクル
第10回 各システム設計法の概要
第11回 最近のシステム設計法
第12回 主要なシステム設計の技術とツール
第13回 インターネット
第14回 電子商取引(EC)
演習III
第1回 情報セキュリティ
第2回 情報技術の進展とセキュリティ問題の発生
第3回 情報セキュリティ・マネジメント
第4回 個人情報保護
第5回 情報倫理とセキュリティ
第6回 データ分析の基本1
第7回 データ分析の基本2
第8回 多変量解析
第9回 統計検定
第10回 AIとDSSII
第11回 AIとDSSII
第12回 AIとDSSIII
第13回 仮想化とサービスI
第14回 仮想化とサービスII
演習IV
第1回 卒業論文I
第2回 卒業論文II
第3回 卒業論文III
第4回 卒業論文IV
第5回 卒業論文V
第6回 卒業論文VI
第7回 卒業論文VII
第8回 卒業論文VIII
第9回 卒業論文IX
第10回 卒業論文X
第11回 卒業論文XI
第12回 卒業論文XII
第13回 卒業論文XIII
第14回 卒業論文XIV
サブゼミでは
論理学
・命題論理
・述語論理
等
数学
・集合論
・統計学
等
AI
・人工知能システム入門
・TensorFlowを用いた実習
等
データ分析では
・ビックデータ入門
・Rによる統計解析実習
等
を行ったりしています。
サブゼミではその時々のトピックと学生の希望により内容を決定しています。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
情報ネットワークの企画、構築、運用に際して必要となるAIや情報通信などの技術と論理学や数学などの理論あるいは背景知識などをサブゼミで学びます。
また、合宿・見学等も積極的に行っています。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | ゼミおよびサブゼミにおける研究・学習状況で評価します。 ただし、ゼミ活動(ゼミ、サブゼミ、合宿、見学等)に毎回御参加いただけない学生は評価の対象になりませんのでご遠慮ください。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
基本的に全ての活動で様々な情報機器を使います。
特定のハードウェアプラットフォームに習熟するということも重要ですが、スマートに適切なハード、ソフトを選択するということも重要です。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
現在のGMOで同社のインターネット事業のスタートアップに技術担当者として加わり、インターネットサービスの立ち上げにおいて戦略の立案、支店設置、事業運営に2年間携わった。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
IT企業の技術と経営についてどのような戦略を考えるか、情報システムをどのように企画し、構築するかについて、実務的な経験も踏まえて説明したい。
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
その都度指示します。
〔参考文献〕
その都度指示します。
その他特記事項
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
〇面接試験
〔課題図書〕
〔注意事項〕
〔国外実態調査〕
渡航先:中国、韓国、タイ、台湾
渡航期間:3泊4日
調査内容:各国におけるIT環境とそのサービス状況について調査し、世界的なITの流れについて理解する。
〔授業で利用するソフトウェア〕
Microsoftのoffice系ソフト(Word、Excel。Pwerpoint等)あるいはこれらと同様のソフトは基本的に使えると考えて授業を行います。
サブゼミでは
データベースの実習ではAccessのようなデスクトップ型も使いますがMySQL等のサーバサイドのソフトの実習がメインになると思います。
数学でMathematica等の数式ソフトを使用することがあります。
統計学やデータ分析ではIBM SPSSやAMOSを使ったことがあり、最近ではR等を利用しています。
また、BIツールの Tableau等を利用した実習を行ったこともありますが、ビックデータブームの終息に伴い最近では使っていません。
基本的に必要な内容に合わせて必要なソフトを使います。
例えば端末やサーバと通信する際にはターミナル通信ソフトをブログラム開発をする場合はテキストエディタや統合開発環境(IDE)を使います。
また人工知能システム等の実習では最近はGoogleのColaboratoryを使っていますが、ChatGPT等の生成系の実習ではMicrosoft Azureを使うこともあり得るでしょう。
また、アプリ作成が必要な場合はMonacaを利用したこともあります。
最近のIT系は1つの言語と1つのOSを極めるという本格派よりは多様なツールや開発言語を華麗に使いまわすのがトレンドのようですから、本ゼミでもその時代時代に応じて必要なツールをその時の学生と相談しながら決定していきます。