シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 木6 | 商学部 | 石村 直之 | イシムラ ナオユキ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-11XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です.
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です.
数理的な考え方に興味があれば十分です.現時点での数学能力は問いません.下記「その他特記事項」【募集方法】の項目も参照のこと.
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
社会科学における数理の方法
3年次はテキストの購読を通して数理技法の初歩に親しみます.可能ならば英書に取り組みます.4年次は数理手法が現実の社会とどう関わっているのか各自で研究します.その経過をゼミで報告し,全員で討論します.
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています.
テキストの購読を通して,数理的な考え方を理解し高めていくことを目標とします.数理の手法は,時代/言語/地域によらず普遍的であり,社会科学への応用も有効であることを注意しておきます.
到達目標
数理的なものの見方や考え方の有効性が実際の場面でどのように用いられているか認識でき,その手法が利用できるようになることを到達目標とします.
授業計画と内容
以下は3年次が蓑谷千凰彦,統計学入門,東京図書,1994の場合です.
他の本の場合は異なりますが,進行具合はおおむね同等です.
理解することを優先するので,実際の進行は変更の可能性があります.
(3年次)
第1回:第1章 データの記述 尺度
第2回:第1章 データの記述 データの特性
第3回:第2章 確率 標本空間と事象
第4回:第2章 確率 公理と計算規則
第5回:第2章 確率 確率の定理
第6回:第3章 確率変数と確率分布 確率変数
第7回:第3章 確率変数と確率分布 分布関数
第8回:第3章 確率変数と確率分布 期待値と分散
第9回:第4章 離散確率変数の確率分布 ベルヌイ試行とベルヌイ分布
第10回:第4章 離散確率変数の確率分布 2項分布・ポワッソン分布
第11回:第4章 離散確率変数の確率分布 幾何分布・パスカル分布
第12回:第5章 連続確率変数の確率分布 分布関数と密度関数
第13回:第5章 連続確率変数の確率分布 一様分布・指数分布
第14回:第5章 連続確率変数の確率分布 正規分布・大数の法則
第15回:第6章 多変数の確率分布 同時確率分布
第16回:第6章 多変数の確率分布 条件付き確率と独立性
第17回:第6章 多変数の確率分布 相関係数とその周辺
第18回:第7章 パラメータ推定法と推定量の特性 モーメント法
第19回:第7章 パラメータ推定法と推定量の特性 最尤法
第20回:第7章 パラメータ推定法と推定量の特性 推定量の特性
第21回:第8章 パラメータの区間推定 母平均に関する推定
第22回:第8章 パラメータの区間推定 t分布・2項分布のpに関する推定
第23回:第8章 パラメータの区間推定 χ2乗分布と正規分布に関しての推定
第24回:第9章 仮説検定 有意水準と棄却域
第25回:第9章 仮説検定 検定方式と2種類の過誤
第26回:第9章 仮説検定 種々の場合の検討
第27回:第10章 回帰分析 最小2情報
第28回:第10章 回帰分析 信頼区間と仮説検定
(4年次)
第1回:各自のテーマ設定その1 テーマ選択
第2回:各自のテーマ設定その2 テーマ選択の反省
第3回:各自のテーマ設定その3 テーマ選択の再確認
第4回:各自のテーマ設定その4 テーマ選択の再反省
第5回:各自のテーマ設定その5 テーマの設定確認
第6回:各自のテーマ設定その6 テーマ設定の反省
第7回:基本文献の調査その1 文献情報の提示
第8回:基本文献の調査その2 文献情報の反省
第9回:基本文献の調査その3 文献情報の再提示
第10回:基本文献の調査その4 文献情報の再反省
第11回:基本文献の調査その5 文献の報告
第12回:基本文献の調査その6 文献の再報告
第13回:中間発表の準備
第14回:中間発表
第15回:個別課題の検討その1 大きな問題の洗い出し
第16回:個別課題の検討その2 問題への対処法
第17回:個別課題の検討その3 問題への対処の反省
第18回:個別課題の検討その4 小さな問題の洗い出し
第19回:個別課題の検討その5 問題への対処法
第20回:個別課題の検討その6 問題への対処法の反省
第21回:個別課題の検討その7 論文執筆への問題の洗い出し
第22回:個別課題の検討その8 論文執筆への問題の対処法
第23回:個別課題の検討その9 論文執筆への問題の反省
第24回:個別課題の検討その10 論文の準備
第25回:個別課題の検討その11 論文の検討
第26回:最終発表の準備その1
第27回:最終発表の準備その2
第28回:最終発表
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習は必須である.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 積極的に参加しているかどうか評価します。 |
その他 | 50 | 発表の出来具合を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
受講者と相談の上でテキストを決定します.例えば,以下のものを参考として挙げておきます.
蓑谷千凰彦,統計学入門,東京図書,1994.
木島正明,ファイナンス工学入門 第Ⅰ部,日科技連,1994.
岡田章,ゲーム理論,有斐閣,1996.
R.A.Brealey, S.C.Myers, and F.Allen; Principles of Corporate Finance, McGraw-Hill, 2011 (10th edition).
その他特記事項
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
〇レポート(manaba「レポート」利用)
〇面接試験
〔課題図書〕
特になし.その都度指示する.
〔注意事項〕
ゼミの採用人数は最大15名強程度とする.事前に面談を行う.
〔国外実態調査〕
実施しない
〔ソフトウェアの利用〕
特にありません