シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ | 2024 | 春学期 | 月4 | 商学部 | 川端 千暁 | カワバタ チアキ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-11XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本演習は、2年間をかけて財務諸表監査に関する卒業論文を執筆することが可能なように設計されています。論文の執筆は、個人かグループ(卒論は原則2名)か選択可能です。
3年生では、財務諸表監査研究のハンドブック(テーマごとに先行研究を紹介した本)を輪読し興味があるテーマを見つけ(春学期)、夏休みに研究計画を作成します。秋学期には他大学とのコンペ/合同発表会で発表していただきます(就職希望者は12月、公認会計士試験受験者は2月の発表を予定)。
4年生では、前年度の研究課題についてデータを収集・整理・分析し、研究論文を執筆します。卒業論文は学外の懸賞論文に投稿するか(就職希望者向け)、または海外学会で発表を行います大学院進学希望者向け)。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
本講義では、卒業論文を執筆するとともに研究論文として公表することを目的とします。
到達目標
以下を到達目標とします。
①わが国の企業会計・監査制度における諸問題を考察するための体系的な知識を獲得すること。
②研究課題を設定し、情報を収集・整理・分析し、研究論文を執筆・発表を行うために必要なスキルを修得すること。および、
③様々なゼミ活動を通じて、コミュニケーション能力を高めること。
授業計画と内容
【3年生】
■3年生春学期
1回:オリエンテーション
2回:(講師による)輪読本の紹介
3回:輪読(4章・6章)、テーマに関する議論、および解説
4回:輪読(7章・8章)、テーマに関する議論、および解説
5回:輪読(9章・10章)、テーマに関する議論、および解説
6回:輪読(11章・14章)、テーマに関する議論、および解説
7回:輪読(15章・16章)、テーマに関する議論、および解説
8回:輪読(17章・19章)、テーマに関する議論、および解説
9回:輪読(22章・23章)、テーマに関する議論、および解説
10回:輪読(24章・25章)、テーマに関する議論、および解説
11回:輪読(18章・20章)、テーマに関する議論、および解説
12回:輪読(3章・13章)、テーマに関する議論、および解説
13回:研究テーマ(ドメイン)・研究手法(実証、実験、実態調査など)の決定
*研究の手法は、履修状況等を相談して決定。
14回:春学期の総括
■3年生夏休み:夏合宿(研究計画書の提出)
■3年生秋学期
15回:日本語文献の解題(1):検索方法・制度研究
16回:日本語文献の解題(2):事例研究
17回:日本語文献の解題(3):実証研究
18回:英語文献の解題(1):検索方法・歴史研究
19回:英語文献の解題(2):実験研究
20回:英語文献の解題(3):実証研究
21回:英語文献の解題(4):レビュー論文
22回:英語文献の解題(5):レビュー論文
23回:発表準備(1):制度的背景・基礎概念の整理
24回:発表準備(2):先行研究の要約
25回:発表準備(3):問題意識の特定
26回:発表準備(4):研究課題の設定
27回:研究計画書の策定
28回:秋学期の総括
*授業外で他大学との発表会(2回)を予定。
■3年生春休み:論文執筆準備・進捗報告(発展的な研究手法をしたい場合は追加の勉強会)
【4年生】
■4年生春学期
1(29)回:データの収集と記述(1):データの収集
2(30)回:データの収集と記述(2):サンプルの定義
3(31)回:データの収集と記述(3):1変数データの記述
4(32)回:データの収集と記述(4):多変数データの記述
5(33)回:データの収集と記述(5):多変数データの記述
6(34)回:データの収集と記述(6):時系列データの記述
7(35)回:データの分析と解釈(1):分析の計画立案
8(36)回:データの分析と解釈(2):データ分析の実施
9(37)回:データの分析と解釈(3):データ分析の実施
10(38)回:データの分析と解釈(4):分析結果の解釈
11(39)回:データの分析と解釈(5):頑健性テスト
12(40)回:ゼミ内中間発表会
13(41)回:ゼミ内中間発表会
14(42)回:秋学期の総括
■4年生夏休み:論文執筆・進捗報告(希望者は学会見学など)
■4年生秋学期
15(43)回:論文執筆・進捗報告(1):夏休みの進捗報告
16(44)回:論文執筆・進捗報告(2):夏休みの進捗報告
17(45)回:論文執筆・進捗報告(3):論文の修正
18(46)回:論文執筆・進捗報告(4):論文の修正
19(47)回:論文執筆・進捗報告(5):最終校正
*希望者は学外の懸賞論文に応募。
20(48)回:ゼミ内最終発表会(ゲストを招待予定)
21(49)回:ゼミ内最終発表会(ゲストを招待予定)
22(50)回:学外発表準備または個人自由発表
23(51)回:学外発表準備または個人自由発表
24(52)回:学外発表準備または個人自由発表
25(53)回:学外発表準備または個人自由発表
26(54)回:学外発表準備または個人自由発表
27(55)回:学外発表準備または個人自由発表
28(56)回:最終総括
■4年生春休み:卒業旅行(希望者は海外学会での発表付)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・グループでの研究活動ではメンバー間の都合を合わせて柔軟に対応してください。。
・関連授業(監査論)は、履修することを薦めます。また、研究計画にあわせて研究手法(統計学や質的研究)の授業を履修することをお薦めします。
・夏に参加必須のゼミ合宿(または勉強会)を行います。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 平常点は、授業態度、発表準備の態度、および発表の審査結果により決定します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
卒業論文の執筆
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<参考文献>
① David Hay (編集), W. Robert Knechel (編集), Marleen Willekens (編集) 、②The Routledge Companion to Auditing、③2014
その他特記事項
〔募集人数〕
12人程度
〔募集方法〕
面接試験
〔国外実態調査〕
実施する
3月に3日程度
〔ソフトウェアの利用〕
卒業論文の研究において定量分析を希望する学生には、R/RStudioまたはPythonの利用を指導する(Excel等で代用も可)。また、卒業論文の執筆にあたってソフトウェアを利用する方が効率的な場合には適宜紹介する(例:FinancialQUEST等のデータベースなど)。