シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅱ | 2024 | 秋学期 | 木5 | 商学部 | 砂川 和範 | スナガワ カズノリ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-12XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
創造性をめぐる経営学
閉塞する世界経済のなかイギリスやスウェーデン、韓国などでは起死回生の切り札となり、香港やシンガポールなどでも試行錯誤がつづいてきた「創造産業」論。その展開の背景にある伝統や系譜などを手掛かりとして、その創造的な破壊と再構築を学生と教員の対話のなかで考えていくことを演習の目的とする。
すでに答が出てしまい教科書化されているような領域ではないので、粘り強く問題を継続的に考え続け、悩み、迷い、ブレイクスルーを生み出す突破口を見つける楽しくも面倒をいとわぬ態度が何よりも必要です。「空しさ」よりも「充実」が好きな方を優先します。つまり要領の良さや学習の近視眼的な効率追求は、何か新しいものを生み出す作業ではマイナスです。むしろ「何かに没頭する時間」を求めている人をメンバーとして迎えたいと希望します。
コミットが浅い場合は、学習上、効果的ではありません。狙っていた効果がえられないだけでなく、「みなで材料を用いよって大きなケーキを焼いているようなゼミという場」では、「ケーキを食べときだけ来る」ようなコミットメントの浅い人、すなわち機会主義者のフリーライダーが増えてしまい、結局、「ケーキがまともに出来ず」、一人一人が得られる成果もなくなってしまうからです。
実施内容は、メンバーと相談の上、実施していきますので毎年、異なりますが、これまでに実施した実績でいえば、海外の大学(中華人民共和国、香港、台湾、韓国)や国内での合同ゼミや、実地調査、プロジェクト、春合宿、夏合宿(年度により夏期講習)、就職活動の支援サブゼミ、修学旅行などが可能な限り実行されてきました。
また、各人の設定したテーマ研究を到達度にもとづき指導する。最終的に成果は、卒業論文にまとめることを目標とします。その際には、経営学の基本的な枠組み、研究史を踏まえたうえで、関連する隣接諸科学の成果を総動員しながら組み合わせ発展的に考える探究につなげることを意識する。
なお「創造産業」論が対象とする対象は、広告 、放送 、デザイン、 建築、コミュニケーション・デザイン、 ファッション、 編集、批評、報道、 映画、ビデオ産業 、美術・イラストレーション 、ゲーム開発 、遺産文化 、観光、音楽産業 、舞台芸術、ファイン・アート 、サブカルチャー、出版、 ソフトウェア開発、コンピュータ・サービスなどの世界である。
また、「クリエイティブ(創造)産業」、「クリエイティヴ・クラス(創造階級、創造的生産者)」といった創造性をめぐる新しい概念は、既存の産業の範疇を超えて、技術・テクノロジーが相互に浸透し結びつき起きている抜本的な構造変化を、把握していこうとする考え方である。
教員は、思考の基礎となるものの見方と見取り図を与える。学生は、これらの、どこかの分野にひとつは関心を持っていることが望ましい。とくにビジネスとして従来なりたちにくいと考えられてきた領域の創造的なビジネス化を考える。
クリエイティヴ産業や、クリエイティブ・クラス、創造性(Creativity)については、論者によって対象や検討方法に幅があるため、さしあたり、各自Wikipedia英語版・日本語版などを参照のこと。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
創造性を生み出すノウハウの歴史を学ぶ
創造性をめぐる基礎的思考能力の獲得
経営学の基本的枠組みの習得と演習形式を生かした技能の習得
到達目標への忍耐力ではなく、到達すべき目標を設定するプロセスの重視
受験勉強の歪みなどで見失ってしまった自分の持ち味、興味関心を思い出し、取り戻すリハビリ的トレーニング
到達目標
大学専門課程で標準的と思われる社会科学的思考の習得を通じ、単に経営学にとどまらず社会を独自に把握、分析できる能力を身につける。また少人数教育を活かしてプレゼンテーションやディスカッションの方法も併せて習得する。
授業計画と内容
(1)オリエンテーション1
(2)オリエンテーション2
(3)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(4)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(5)課外演習をめぐるディスカッション
(6)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(7)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(8)合同ゼミ合宿の準備など
(9)テーマに沿ったテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(10)テーマに沿ったテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(11)課外活動をめぐるディスカッション
(12)テーマに沿ったテキスト用いたプレゼンテーションとディスカッション
(13)プレゼンテーションとディスカッション
(14)プレゼンテーションとディスカッション
(15)まとめ
(16)オリエンテーション1
(17)オリエンテーション2
(18)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(19)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(20)課外演習をめぐるディスカッション
(21)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(22)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(23)合同ゼミ合宿の準備など
(24)テーマに沿ったテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(25)テーマに沿ったテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(26)課外活動をめぐるディスカッション
(27)テーマに沿ったテキスト用いたプレゼンテーションとディスカッション
(28)まとめ
(29)オリエンテーション1
(30)オリエンテーション2
(31)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(32)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(33)課外演習をめぐるディスカッション
(34)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(35)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(36)合同ゼミ合宿の準備など
(37)テーマに沿ったテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(38)テーマに沿ったテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(39)課外活動をめぐるディスカッション
(40)テーマに沿ったテキスト用いたプレゼンテーションとディスカッション
(41)プレゼンテーションとディスカッション
(42)プレゼンテーションとディスカッション
(43)まとめ
(44)オリエンテーション1
(45)オリエンテーション2
(46)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(47)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(48)課外演習をめぐるディスカッション
(49)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(50)ベーシックなテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(51)合同ゼミ合宿の準備など
(52)テーマに沿ったテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(53)テーマに沿ったテキストを用いたプレゼンテーションとディスカッション
(54)課外活動をめぐるディスカッション
(55)テーマに沿ったテキスト用いたプレゼンテーションとディスカッション
(56)まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
随時、社会見学や、社会調査などを行う。またサブゼミを実施する。ほかにも年に数度、合同ゼミ発表大会への参加、合宿などの行事を行う。
(コロナの状況、ならびに文科省、中央大学の方針に基づいたうえで運営いたします。)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | ゼミの内容に応じた作品鑑賞レポート、課題テーマ、卒論の研究計画の途中経過について。 |
平常点 | 60 | 授業への参加、発言、報告レポートを基本とする。 |
その他 | 20 | ゼミ運営への貢献度 |
成績評価の方法・基準(備考)
演習への参加・貢献度により評価する。この場合、参加とは、実質的な参加を意味するため、たとえば起きコマひとこま、ただ時間どおり来て座っているだけでは、参加していないということになる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
Slackを用いる。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
コロナウイルスの社会的状況に応じてオンライン会議システムなどを用いてクラスを運営します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
テーマと受講者の希望に応じて、数回の範囲で実務家のゲストを招聘する。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テーマと受講者の希望に応じて、数回の範囲で企業における実地調査、実務家のゲストを招聘する。
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
テキストは、受講者と相談のうえ決定する。ポイントとなる点については、以下のリンクよりご確認ください。
https://drive.google.com/file/d/1JELVdAeDQrWJBHdROTBybAQ9EbK2t-C0/view?usp=sharing
〔参考文献〕
参考文献案内、解説は以下のリンクよりご確認ください。
https://drive.google.com/file/d/1nCumjqk8HUjr3Y6BVh3HgY2sYKQcBQ1X/view?usp=sharing
なお、各種連絡、参考文献の指示、ディスカッションなどにSlackを用いる場合がある。
その他特記事項
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
〇レポート(manaba「レポート」利用)
〇面接試験
〔課題図書〕
村上隆『芸術起業論』幻冬舎(2006年)、ならびに金間大介『先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち』東洋経済新報(2022年)を読み、各自が、自身の関心のある領域に立脚し、この本の骨子となっているビジネスを成立させる考え方、ならびに自分たちの世代特有の考え方、ゼミ活動への理解と希望、といった点についての批評レポートを作成・提出すること。字数は2000字以上、上限なし
〔注意事項〕
〔国外実態調査〕
実施しない
〔ソフトウェアの利用〕
無し