シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅱ | 2024 | 秋学期 | 火5 | 商学部 | 武石 智香子 | タケイシ チカコ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-12XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
「社会調査入門」を2年次までに履修していない学生は、3年次で履修または聴講してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
社会的テーマについて自らデータを収集し、Rを用いて、量的・質的データ分析を行う。
各自が調査を実施し卒論にするゼミです。プログラミング言語のRや統計の基礎知識を演習で使っていきます。
3年次には、主にグループワークを行います。
4年次には、3年次から企画してきた各自の社会的テーマに関し、卒論のための調査を実施します。調査方法は、量的調査(社会統計)を中心に、可能な限り質的調査(実地調査・インタビュー等)も交えます。テーマ設定、研究とその方法のデザイン、調査対象へのコンタクト等は、各自が行います。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
3年次においては、①未来志向のテーマを決めてグループワークを行う、②「社会調査入門」で学んだRとHTMLの基本を身につける、③卒論の企画をする、の3つを目標とします。4年次では、仮説検証のための調査を自らデザインすること、データは自ら収集すること、を要件として主体的に調査・分析を実施し、演習論文として成果をまとめることが演習の目標です。
到達目標
グループワーク
社会問題に前向きに取り組み、社会的責任と多様性の尊重の感覚を身につける。
現場に沿った柔軟な適応力と要望を提案に反映できるコミュニケーション能力を身につける。
相手の立場や時間を尊重するための総合的な判断力・行動力を身につける。
学生同士で協調して企画できる協調性、主体的学修能力、自己管理力を身につける。
エクセルを使った集計処理、SPSSを使った統計、Rを使ったデータ分析をすることができる。
Rmarkdownから作成したHTMLを使った発信ができる。
卒論
自己の知的好奇心について、社会と地球規模の課題に即して他者に伝えることができる。
仮説を検証するための研究をデザインできる。
調査を着実に行う実行力がある。
Rを使った重回帰分析等ができる。
授業計画と内容
(3年次春学期)
第1回 未来志向のテーマについて・研究デザイン・調査法デザイン・統計リテラシー
第2回 レジュメ発表(1)変数と仮説;未来志向のテーマ
第3回 卒論企画発表A(テーマ);グループテーマ(ブレスト)
第4回 レジュメ発表(2)文献検索;グループ分け
第5回 レジュメ発表(3)データ収集・質的調査の方法
第6回 グループ発表A(テーマ)
第7回 卒論企画発表B(仮説)
第8回 グループ発表B(先行研究)
第9回 ゲストスピーカー
第10回 エクセル集計・基礎統計量
第11回 グループ発表C(調査方法・スケジュール)
第12回 グループ発表D(ヒアリング調査準備)
第13回 グループ発表E(グループ調査進捗)
第14回 前期のまとめ
(夏休み)
夏合宿(8月中旬)
(3年次秋学期)
第15回 グループ発表F(データクリーニングと加工)
第16回 Rによる可視化、Excelによる可視化
第17回 グループ発表G(可視化)
第18回 グループ発表H(主成分分析と因子分析)
第19回 仮説検定(母平均の差、連関)、Rによる予測
第20回 グループ発表I(仮説検定)
第21回 グループ発表J(分析結果から結論へ)
第22回 プレゼンテーションの方法
第23回 グループ発表K(プレゼンテーション作成)
第24回 ゲストスピーカー
第25回 グループ発表L(プレゼンテーション実施)
第26回 HTML入門
第27回 卒論企画発表C(調査票企画) グループ1
第28回 卒論企画発表C(調査票企画) グループ2
(4年次春学期)
第1回 学術論文の書き方
第2回 発表A(学術論文の書き方)グループ1
第3回 発表A(学術論文の書き方)グループ2
第4回 発表A(学術論文の書き方)グループ3
第5回 ケーススタディの方法
第6回 発表B (ディスカッション)グループ1
第7回 発表B (ディスカッション)グループ2
第8回 発表B (ディスカッション)グループ3
第9回 因子分析・重回帰分析
第10回 発表C(プリテスト)グループ1
第11回 発表C(プリテスト)グループ2
第12回 発表C(プリテスト)グループ3
第13回 プリテスト
第14回 前期のまとめ
(夏休み)1日集中ゼミ(8月中旬)卒論前半原稿提出
(4年次秋学期)
第15回 データクリーニング
第16回 1変数の可視化
第17回 因子分析
第18回 相関・関連性の可視化
第19回 母平均の差の検定
第20回 重回帰分析
第21回 応用的な分析
第22回 発表D(データ分析結果発表)グループ1
第23回 発表D(データ分析結果発表)グループ2
第24回 発表D(データ分析結果発表)グループ3
第25回 発表E(プレゼンテーション)グループ1
第26回 発表E(プレゼンテーション)グループ2
第27回 発表E(プレゼンテーション)グループ3
第28回 卒論提出とラップアップ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・週に1コマ以上のサブゼミで、授業の準備(グループ発表、個人発表の準備)をします。その他に、教科書のレジュメ・調査票・データ収集・入力・分析・発表用パワポ・を準備するなどの予習、社会統計法の復習など、個人的な作業・学修時間が必要です。
・ゼミ合宿、実態調査、見学調査は全員参加を原則としています。国外実態調査の実施は、情勢を見ての判断となりますが、中国における実態調査を見込んでいます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 66 | 10% 発表・提出物(個人・グループ)における取り組み方と内容 56% 授業中の取組と発言 |
その他 | 34 | サブゼミ・ゼミ合宿・見学調査・実態調査への参加度・卒論原稿修正のインタラクション |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
各自のパソコンにRをインストールして、統計分析を行います。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
シンクタンク勤務経験有り。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企画書作成、統計資料収集、アポとりとヒアリング・現地見学調査・マーケティング集合調査、統計ソフトを使った分析は実務時代の経験にも基づく内容である。
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
大谷信介、他 『新・社会調査へのアプローチ』 ミネルヴァ書房
その他特記事項
〔募集人数〕15名
〔募集方法〕〇レポート(manaba「レポート」利用)
〇面接試験(対面を予定しているが、状況によりオンライン)
〔注意事項〕実態調査や見学調査にかかる費用は基本的に自己負担となります。
〔利用ソフトウェア〕RとRstudio (どちらも無料)を用います。
〔国外実態調査〕状況と相談により可能性はありますが、単位はつきません。
渡航期間:9月上旬に5泊7日程度
渡航先:中国(候補)
調査内容:(仮) DXの広まりについて実態調査を行う。上海・香港にある大学の学生と文化交流を行う。
〔連絡方法〕メール chikakot@tamacc.chuo-u.ac.jp
入ゼミ後はグループLINE