シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅲ | 2024 | 春学期 | 火2 | 商学部 | 藤木 裕 | フジキ ヒロシ | 4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF4-13XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
どの学科の学生でも履修可能です。金融がテーマなので、マネー&ファイナンス入門を履修していることが望ましいです。履修していない学生は、
藤木裕 「入門テキスト 金融の基礎」(第2版) 東洋経済新報社 2022年 ISBN:9784492654934
を通読してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
変貌する金融業
経済のデジタル化に伴い、金融業には大きな変化が生じています。金融業の変貌の現状について勉強し、金融面から日本経済を活性化することに貢献しませんか?
机上の空論ではなく、商学部生らしい実務に即した提案をするためには、金融業に関する最新の知識が必要です。具体的には、キャッシュレス決済、組み込み型金融(エンベデッド・ファイナンス)、マネーロンダリング・テロ資金対策、NFTといった金融業の最新の知識を勉強します。
当ゼミでは、3年生、4年生前期で金融業に関する最新知識の文献を輪読し、4年生後期終了までに金融関係のテーマに関する卒論を執筆します。卒論における皆さんの金融業への提案を楽しみにしています。
教科書は以下の通りです。新しい出版物が利用可能になった場合は、受講生と相談の上、教科書を変更する可能性があります。
宿輪 純一 「決済インフラ入門【2025年版】―スマホ決済、デジタル通貨から銀行の新リテール戦略、次なる改革まで」 東洋経済新報社 2021年 ISBN-10 : 4492681477
城田 真琴「エンベデッド・ファイナンスの衝撃: すべての企業は金融サービス企業になる」東洋経済新報社 2021年 ISBN-10 : 4492762582
NTTデータ経営研究所、NTTデータルウィーブ「徹底解説! マネロン・テロ資金供与対策~金融機関に求められる高度化の取組み」近代セールス社 2022年 ISBN-10 : 476502332X
天羽健介 , 増田雅史「NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来」朝日新聞出版 2021年 ISBN-10 : 4022517972
組み込み型金融の普及により、すべての企業は金融サービス企業になる可能性が高まっています。したがって、金融学科以外の学生の参加も歓迎します。ただし、金融論の基礎知識が必要なので、マネー&ファイナンス入門の履修が望ましいです。未履修者は、藤木裕 「入門テキスト 金融の基礎」(第2版)東洋経済新報社 2022年 ISBN-10 : 9784492654934 を通読してください。
コロナ感染症の状況次第では、オンライン授業、同時双方向型になるかもしれません。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
この科⽬での学習を通じて、学生が経済のデジタル化に伴う金融業の変貌に対する認識を深めることを⽬的にしています。
到達目標
経済のデジタル化に伴う金融業の変貌について勉強することで、以下の点について自分なりの考えを持てることが目標です。
(1)デジタル化した金融業における金融機関の役割は何か
(2)デジタル化した金融業を踏まえた非金融業経営者の役割は何か
(3)デジタル化した金融業ににおける政府の役割は何か
授業計画と内容
演習ⅠからⅢでは、以下の文献を輪読します。受講生が分担してレジメを作り、報告をします。
宿輪 純一 「決済インフラ入門【2025年版】―スマホ決済、デジタル通貨から銀行の新リテール戦略、次なる改革まで」 東洋経済新報社 2021年 ISBN-10 : 4492681477
城田 真琴「エンベデッド・ファイナンスの衝撃: すべての企業は金融サービス企業になる」東洋経済新報社 2021年 ISBN-10 : 4492762582
NTTデータ経営研究所、NTTデータルウィーブ「徹底解説! マネロン・テロ資金供与対策~金融機関に求められる高度化の取組み」近代セールス社 2022年 ISBN-10 : 476502332X
天羽健介 , 増田雅史「NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来」朝日新聞出版 2021年 ISBN-10 : 4022517972
文献の輪読に加えて、演習Ⅱでは卒論のスケルトンのプロポーザルを発表し、卒論のスケルトンを固めます。演習Ⅱ終了後すみやかに卒論の執筆を開始します。演習Ⅲでは卒論の進捗報告、演習Ⅳでは卒論の進捗報告と発表をします。
日程は以下の通りです。
演習Ⅰ
1 顔合わせ、演習1,2の発表分担の決定
2「決済インフラ入門」序章
3「決済インフラ入門」1章
4「決済インフラ入門」2章
5「決済インフラ入門」3章
6「決済インフラ入門」4章
7「決済インフラ入門」5章
8「決済インフラ入門」6章
9「決済インフラ入門」7章
10「決済インフラ入門」8章
11「決済インフラ入門」9章
12「決済インフラ入門」10章
13「決済インフラ入門」の内容に関する討論
14「決済インフラ入門」を踏まえた研究テーマの提案
演習Ⅱ
15「エンベデッド・ファイナンスの衝撃」はじめに、1章
16「エンベデッド・ファイナンスの衝撃」2章、組み込み型保険の前まで
17「エンベデッド・ファイナンスの衝撃」2章、組み込み型保険から後
18「エンベデッド・ファイナンスの衝撃」3章
19「エンベデッド・ファイナンスの衝撃」4章、BaaSを推進するフィンテック企業の前まで
20「エンベデッド・ファイナンスの衝撃」4章、BaaSを推進するフィンテック企業のから後
21「エンベデッド・ファイナンスの衝撃」5章、全体討論
22「マネロン・テロ資金供与対策」1章
23「マネロン・テロ資金供与対策」2章
24「マネロン・テロ資金供与対策」3章
25「マネロン・テロ資金供与対策」4章
26「マネロン・テロ資金供与対策」5章、全体討論
27 卒業論文スケルトンのプロポーザル
28 卒業論文スケルトンの発表
演習Ⅲ
29 春休み中の卒業論文進捗状況の報告、発表分担の決定
30「NFTの教科書」1章、section 1 まで
31「NFTの教科書」1章、section 2
32「NFTの教科書」1章、section 3
33「NFTの教科書」1章、section 4,5
34「NFTの教科書」1章、section 6
35「NFTの教科書」1章、section 7,8
36「NFTの教科書」1章、section 9,10
37「NFTの教科書」1章、section 11
38「NFTの教科書」1章、section 12,13
39「NFTの教科書」2章、section 1,2
40「NFTの教科書」2章、section 3,4
41「NFTの教科書」3章
42 卒業論文進捗状況の報告
演習Ⅳ
43 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
44 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
45 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
46 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
47 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
48 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
49 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
50 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
51 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
52 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
53 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
54 卒業論文発表
55 卒業論文発表(54回のコメント対応)
56 卒業論文発表(55回のコメントに対応した学部提出最終版の発表)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分が発表に当たっていない回も必ず該当箇所に目を通し、発表者に質問ができるように準備してきて下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 担当する章の発表を適切に行ったかどうか。 卒論関係のプロポーザル、経過報告を適切に行ったかどうか。 |
平常点 | 50 | 授業中の討論への参加。最低1回は発言したか。 無断欠席した場合は、減点します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
コロナ感染症の状況によっては、オンライン同時双方向型になるかもしれません。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
宿輪 純一 「決済インフラ入門【2025年版】―スマホ決済、デジタル通貨から銀行の新リテール戦略、次なる改革まで」 東洋経済新報社 2021年 ISBN-10 : 4492681477
城田 真琴「エンベデッド・ファイナンスの衝撃: すべての企業は金融サービス企業になる」東洋経済新報社 2021年 ISBN-10 : 4492762582
NTTデータ経営研究所、NTTデータルウィーブ「徹底解説! マネロン・テロ資金供与対策~金融機関に求められる高度化の取組み」近代セールス社 2022年 ISBN-10 : 476502332X
天羽健介 , 増田雅史「NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来」朝日新聞出版 2021年 ISBN-10 : 4022517972
その他特記事項
〔募集人数〕
15名
〔注意事項〕
予習・復習・レジメ作成に時間が必要です。
地道な努力をいとわない人を募集します。無断欠席は減点になります。
〔募集方法〕
1.書類選考
2.書類選考を希望する学生は、学籍番号、氏名、学科のほか、以下2つのことをA4用紙ワープロ打ち2枚以内で、指定されたマナバのレポートのコーナーから提出してください。
1.あなたがこのゼミで勉強してみたいことについて書きなさい。
2.C大学のA先生とB先生が試験をします。A先生は60点以上の生徒を合格に、B先生は上位60%の生徒を合格にするそうです。どちらの先生のテストが生徒の力を引き出すために有効だと思いますか。理由を添えて説明しなさい。
〔国外実態調査〕
実施しない