シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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公共クラスター特殊講義 | 2024 | 前期 | 水5 | 経済学部 | 神山 和美 | カミヤマ カズミ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-OM3-74XX
履修条件・関連科目等
エクセルを使った地域分析等を予定していますので、受講開始時までに、エクセルの基礎的な操作を学修していることが望ましいです。
並行して履修することが望ましい関連科目・関連分野などは特段ありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
・地域は、厳しい財政制約の下、人口減少、少子高齢化、格差拡大、環境など多様な課題に対応しなければならない。地域がこうした課題に適切に対応し、持続的に発展するためには、戦略的な地域マネジメントが必要である。
・本授業では、以上のような認識の下、地域マネジメントの一環である地域戦略について、PDCAサイクルの中でも特に重要となるPLAN段階(計画段階)を中心に、どのような点に留意して、どのような検討を行うかを学ぶ。
・その過程において、地域の現状の分析方法、地域戦略の立案方法、アンケートの設計方法等について学修する。
・具体的には、地域の現状分析(人口構成・人口動態、産業、地域資源の分析)、地域戦略の検討(SWOT分析による戦略の検討)、アンケート設計(実施目的・対象、アンケート項目・設問・選択肢)等の方法を学ぶ。
・以上の項目について、実際にエクセル等を使った分析、自ら選択した都市の戦略検討、アンケート設計を体験することにより、地域マネジメントのあり方を体得する。
科目目的
地域づくりにおいて、特に重要となる計画段階における主な検討事項の学修等を通して、持続可能な地域マネジメントのあり方を理解する。
到達目標
地域の現状の分析方法、地域戦略の立案方法、アンケートの設計方法等について理解する。
授業計画と内容
1 地域マネジメントの意義
2 (1)地域の現状分析(地域データの分析:人口構成)
3 (1)地域の現状分析(地域データの分析:人口動態)
4 (1)地域の現状分析(地域データの分析:産業)
5 (1)地域の現状分析(地域データ・地域資源の分析)
6 (2)地域戦略の検討(対象地域の強み・弱み、外部環境の分析、戦略の検討)
7 ディスカッション
8 (2)地域戦略の検討(SO戦略・ST戦略の検討)
9 (2)地域戦略の検討(WO戦略・WT戦略の検討)
10 (3)アンケート設計(目的・対象、アンケート項目の検討)
11 (3)アンケート設計(アンケート設問の検討)
12 (3)アンケート設計(アンケート選択肢の検討)
13 プロジェクトの評価方法
14 総括
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各授業時に予習・復習内容を連絡する
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 各授業におけるレポート40%、最終レポート20%。 各々、理解度、適切性、独創性等内容で評価する。 |
平常点 | 40 | 授業の受講態度(発言、質問等の積極性、協調性等)で評価する |
成績評価の方法・基準(備考)
・平常点40%、授業におけるレポート40%、最終レポート20%で総合的に評価する。
・但し、各授業における参加及び課題に対するレポート提出率が70%に満たない者、指示に従わないレポートを提出した者、最終レポートを提出しない者等は自動的にE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
基本的に各回の授業は、講義と、学生によるExcelを使った統計分析、地域戦略、アンケート等の検討から構成する。
適宜、ディスカッション等も取り入れる
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
エクセルを使った分析等を実施する
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
シンクタンク(1987年4月~2014年9月末、2019年10月~現在において経済系シンクタンクに勤務)において、地方公共団体等の総合計画、産業政策等の計画づくりを担当
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
シンクタンクにおける地方公共団体等の計画づくりの経験を活かして、実際に業務で使っている、地域における人口・産業等の分析手法・地域戦略の立案方法等について指導する
テキスト・参考文献等
各授業の講義資料をその都度、提示する。