シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅲ | 2024 | 春学期 | 火3 | 商学部 | 寺本 高 | テラモト タカシ | 4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF4-13XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「消費者の買物行動とマーケティングに関する実証研究」をテーマに,企業団体からの研究協力,他大ゼミとの交流,研究コンテストでの成果発表などの対外的かつ実践的な活動を通じて,①情報収集・処理能力(ネタを分析・整理する力),②対人関係のバランス感覚(空気を読む力),③論理的思考・表現力(ストーリーをつくる力・語る力),の三つの力の体得を目指します。
3年次履修の演習Ⅰ,Ⅱでは,他大ゼミとの研究コンペティション,公募式の学生研究コンテストへの参加を中心に活動します。4年次履修の演習Ⅲ,Ⅳでは,大学での学業の集大成である卒業論文の執筆に加え,下級生である3年生のメンターとして研究活動の支援をします。
また任意参加を前提に,海外の大学での研究成果発表とディスカッションも行う予定です。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
消費者行動の中でも「買物行動」に焦点を当て,その買物行動の理解と,それを企業と消費者を結ぶマーケティング戦略にどのように活かすべきかについて,実証研究を基にした提言を行います。これら一連の実習を通じて,マーケティングの理論とリサーチ・分析スキルを包括的に習得することを目的とします。
到達目標
①消費者行動およびマーケティングの重要理論の習得,②調査・分析技法の習得,③研究計画・実行・成果の一連の組み立て,について,「他者(同級生や下級生など)に的確に助言できる」ような水準の知識・技能を習得してもらいます。
また,これらの習得を通じて,「情報収集・処理能力」「論理的思考・表現力」「対人関係上のバランス感覚」を身につけることを期待します。
授業計画と内容
1. 演習Ⅰの進め方(3年次春学期ガイダンス)
2. データ分析コンペ1(分析テーマ検討)
3. データ分析コンペ2(分析テーマ確定)
4. データ分析コンペ3(分析進捗発表と討論)
5. データ分析コンペ4(分析結果確定と提案検討)
6. データ分析コンペ5(報告書とりまとめ)
7. データ分析コンペ6(他大連携ゼミとの報告会)
8. データ分析コンペ7(次回コンペに向けた課題検討)
9. マーケティングコンテスト1(進め方)
10. マーケティングコンテスト2(研究テーマ検討)
11. マーケティングコンテスト2(研究テーマ発表・討論)
12. マーケティングコンテスト3(現状分析検討)
13. マーケティングコンテスト4(現状分析発表・討論)
14. 演習Ⅰの総括,演習Ⅱに向けて
15. 演習Ⅱの進め方(3年次秋学期ガイダンス)
16. マーケティングコンテスト5(研究テーマ確定)
17. マーケティングコンテスト6(調査設計の検討)
18. マーケティングコンテスト7(調査計画の確定)
19. マーケティングコンテスト8(実査)
20. マーケティングコンテスト9(調査結果データの分析)
21. マーケティングコンテスト10(調査結果のとりまとめ)
22. マーケティングコンテスト11(研究論文のとりまとめ)
23. マーケティングコンテスト12(最終発表会の準備1)
24. マーケティングコンテスト13(最終発表会の準備2)
25. マーケティングコンテスト14(発表会後のレビュー)
26. 演習Ⅲに向けて1(卒業研究の事例紹介)
27. 演習Ⅲに向けて2(卒業研究テーマ案の検討)
28. 演習Ⅱの総括
29. 演習Ⅲの進め方(4年次春学期ガイダンス)
30. データ分析コンペ1(分析テーマ検討)
31. データ分析コンペ2(分析テーマ確定)
32. データ分析コンペ3(分析進捗発表と討論)
33. データ分析コンペ4(分析結果確定と提案検討)
34. データ分析コンペ5(報告書とりまとめ)
35. データ分析コンペ6(他大連携ゼミとの報告会)
36. データ分析コンペ7(次回コンペに向けた課題検討)
37. 卒業研究1(研究テーマ検討)
38. 卒業研究2(研究テーマ進捗発表・討議:前半グループ)
39. 卒業研究3(研究テーマ進捗発表・討議:後半グループ)
40. 卒業研究4(関連研究レビュー発表・討議:前半グループ)
41. 卒業研究5(関連研究レビュー発表・討議:後半グループ)
42. 卒業研究6(研究計画発表会)
43. 演習Ⅳの進め方(4年次秋学期ガイダンス)
44. 卒業研究7(調査設計発表・討議:前半グループ)
45. 卒業研究8(調査設計発表・討議:後半グループ)
46. 卒業研究9(実査進捗発表:前半グループ)
47. 卒業研究10(実査進捗発表:後半グループ)
48. 卒業研究11(データ分析進捗発表:前半グループ)
49. 卒業研究12(データ分析進捗発表:後半グループ)
50. 卒業研究13(データ分析結果とりまとめ:前半グループ)
51. 卒業研究14(データ分析結果とりまとめ:後半グループ)
52. 卒業研究15(論文ドラフト執筆:前半グループ)
53. 卒業研究16(論文ドラフト執筆:後半グループ)
54. 卒業研究17(論文ドラフト精査の討議:前半グループ)
55. 卒業研究18(論文ドラフト精査の討議:後半グループ)
56. 演習Ⅳのまとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
ほぼ毎回,演習の進捗や成果に関する発表をしてもらうため,その準備が必要になることは留意しておいてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 毎回の発表 50% ディスカッションへの参加 50% |
成績評価の方法・基準(備考)
「毎回の発表」とは,チームあるいは個人が進捗や成果に関する資料を準備の上発表することを意味します。
「ディスカッションへの参加」とは,他メンバーの発表に対して建設的な質問やコメントをすることを意味します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
チームや個人の発表の都度,教員から改善に向けたフィードバックをします。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
公益のシンクタンクにて,流通チャネル管理や小売マーケティングに関する研究およびコンサルティングの実行・管理業務を約10年間経験しています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
本授業では,当時のコンサルティング活動で得た経験談などを支障のない範囲で事例の一部として交えながら解説をしていきます。
テキスト・参考文献等
テキストは使用しません。
参考書は演習内で必要に応じて指定します。
その他特記事項
授業計画は進捗状況に応じて変更する場合があります。その際には,その旨を授業中にアナウンスします。
本演習(ゼミ)では,「学生」ではなく「社会人」の論理を前提とします。当ゼミでは,企業・団体との連携,研究大会での成果発表など,対外的かつ実践的な活動が多くなります。そのため,本演習の受講生には,①課された役割に対する強い責任感,②優れた成果を出すための強い探究心と実行力,③チームにおける主張と協調のバランス力,④社会人としての礼節,の4つの姿勢を期待します。
海外実態調査の一環として,受講生の研究成果を海外の大学で発表し,現地学生と意見交換する活動も予定しています。この調査は,任意参加を前提に,社会情勢はもちろんのこと,参加希望者の都合,現地大学の都合などを考慮したうえで,開催時期(3年次春季休講期間または4年次夏季休講期間)や開催場所(米国,オーストラリア,シンガポールなど)を決めていく予定です。状況次第では開催なしの場合もあります。
[募集人数]
15名
[募集方法]
レポート
面接
[国外実態調査]
実施する