シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅳ | 2024 | 秋学期 | 木6 | 商学部 | 斎藤 正武 | サイトウ マサタケ | 4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF4-14XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
MOT(技術経営)/IT(情報技術)の融合
技術のマネジメントであるMOT(マネジメント・オブ・テクノロジー)が、日本の産業競争力の回復・製造業再生として期待されています。米国においては、1980年代頃からMOT関連の手法の開発や研究がなされ、低迷した米国の競争力に大きく貢献したと言われています。遅ればせながら、日本においてもMOTの研究が徐々に浸透しつつあります。当ゼミでは、製造業における競争力の源泉となる技術のマネジメントに焦点を当てて研究を進めます。具体的な内容としては、製品開発・研究開発・技術評価・イノベーションなどです。また、MOTの他、IT教育と医療情報(医療ビジネス)に関する研究も進めています。
卒業論文:基本的に1人または2人で1テーマ進めます。論文及び卒業発表は「必須」です。また、テーマによってはシステム開発が伴うので、IT能力は不可欠です。3年次の入ゼミ前までにITパスポートは必須です。よって、既取得者はより歓迎いたします。
希望学生:問題解決能力、プレゼンテーション能力、システム開発能力を身につけたいと思っている学生を希望します。特に、大学院を考えている学生を希望します。
全体の予定:3年次では、MOTに関係する業務の理解、または、情報サービス産業のいくつかの企業の企業分析を行います。4年次では、各自のテーマに沿ったモデル開発及びシステム実装を行ない、卒業論文を作成します。
○3年次
MOTに関する論文及び英語文献輪読、情報サービス産業の企業分析
2021年度は、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)、中国GAFAと言われるBATH(baidu、Alibaba、Tencent、Huawei)を対象にして分析を行いました。
○4年次
各人の卒業研究テーマでモデル開発及びシステム実装(夏休み前後で、中間発表会有り)
応募の前に必ず以下に示すゼミのHP(www.3110semi.net)を確認をしてください!
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
企業のITまたはMOTマネジメントに関する分析力を養成する事を目標に、そのためのプレゼンテーション能力や問題解決に必要な能力を身につけます。また、近年、劇的に変化しており、新型コロナウイルスなどの不況下においても業界として強い情報サービス産業(IT企業)の分析を、MOTの切り口で分析します。
到達目標
ゼミの2年間の到達目標である「問題解決力の醸成」「コミュニケーション能力の向上」「より良いプレゼンのための調査・分析・発表資料整理能力の向上」のため、演習Ⅰの達成目標は、「コミュニケーション能力の向上」と「より良いプレゼンのための発表資料整理能力の向上」を達成目標とします。また、目標達成の手段としてのITパスポートなどの資格取得も同時に達成してもらいます。
授業計画と内容
演習1
(1) ガイダンス、年間予定確認
(2) 検索、文献調査方法習得
(3) IT-EXPO見学
(4) 変革し続けるITの歴史概論
(5) 世界をけん引する米中IT企業(GAFAとBATH)の全体像確認
(6) 企業研究(Google班)
(7) 企業研究(Amazon班)
(8) 企業研究(Facebook班)
(9) 企業研究(Alibaba班)
(10) 企業研究(Tencent班)
(11) 企業研究(Baidu班)
(12) 企業研究(HAUWEI班)
(13) 企業研究(Apple班)
(14) 夏合宿の準備
演習2
(15) 夏合宿総括
(16) 学内発表・ITビジコン準備開始
(17) ITビジコンアイディア(学内発表)出し
(18) ITビジコンアイディアに関する背景情報の整理
(19) ITビジコンの自分たちのゴール設定
(20) ITビジコンの発表資料作り
(21) ITビジコンのラフ発表
(22) ITビジコンの予行演習(議論)
(23) 学内発表・ITビジコン事前準備
(24) MOT輪読(1)
(25) MOT輪読(2)
(26) MOT輪読(3)
(27) MOT輪読(4)
(28) 先輩卒業論文の講評およびテーマ設定
演習3(4年)
(1)-(12) 卒論テーマに沿って各チームの進捗報告
(13) 中間発表会の概要説明・準備
(14) 中間発表および議論
演習4
(15)-(26) 各チームでの報告
(27) 卒論仮提出・添削
(28) 卒論提出および学会発表の準備
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
ITやMOTの領域を学習していくうえで、ITの専門用語や基礎知識をあらかじめ学習してもらう必要がありますので、入ゼミまたはゼミ終了時(前期終了時)までに、ITパスポート(旧:初級シスアド)資格を取得済みのこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 各グループに分かれて、IT企業の発表の充実度(調査、分析、発表資料、プレゼン) |
平常点 | 50 | ゼミでの議論や受講態度 |
成績評価の方法・基準(備考)
発表内容及びレポート、議論から総合的に判断します。出席は必須です。ゼミに中でどんな貢献をしているかも、重要な評価ファクターです。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
毎回の授業の中で、意見も求め、それに対する講評(議論)を展開します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
具体的に行うことについて、アクティブラーニング別に整理します。
・朝一(IT関連の新聞記事読み合わせ):ディスカッション・ディベート
・IT-EXPO見学・調査レポート提出:PBL/実習、フィールドワーク
・世界のIT企業分析(米GAFA、中BATH企業の分析):グループワーク/PBL/プレゼンテーション
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
LMSであるmanabaと共に、HPとGoogle Drive、Facebook、Lineを併用して使っていく。
朝一のファイルを共有する際には、manabaを
発表ファイルを共有する際には、Google Driveを
議事録を共有する際には、Facebookを
緊急連絡をする際には、Lineを
ゼミの研究テーマを閲覧する際には、HPを適宜利用している。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
その都度指定しますが、2016年は、
「決定版 インダストリー4.0―第4次産業革命の全貌」尾木 蔵人著【東洋経済新報社】、「技術経営戦略」丹羽清・山田肇著【生産性出版】などを使用。
〔参考文献〕その都度指定します。
その他特記事項
〔募集人数〕
原則的に、15名程度
〔募集方法〕
レポート(manaba「レポート」利用)
面接試験
〔課題図書〕
その都度指定します。
〔注意事項〕
春・夏休み期間中にゼミ合宿をします(海外もあり)。4年生の最後に学会発表などの経験が出来ます。
入ゼミ前に、HPでゼミ活動について確認の事。
〔国外実態調査〕
渡航先:タイ
(バンコク)
渡航期間:9月中旬に5日間程度
調査内容:タイの小中学生に、英語でプログラミング講義を行う/タイの大学生との交流会
参考URL
http://www.3110semi.net/