シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅳ | 2024 | 秋学期 | 木4 | 商学部 | 鯉渕 賢 | コイブチ サトシ | 4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF4-14XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
金融・企業・経済について調査・研究をして面白いことが話せるようになる金融ゼミ
☆週1回の授業のみです。サブゼミ等はありません。(夏・冬・春休みに各自で調査や研究をすることは求められます。)
☆金融・企業・経済の最新の論点について、各自が研究調査をして、オリジナリティのある卒業研究の発表と論文の執筆を目指します。
☆担当教員は金融学科「コーポレートファイナンス」(3年生以上配当)の担当教員ですが、ゼミでの研究テーマは必ずしも企業金融や金融分野に限定するものではありませんので、広く日本経済や社会問題に関する(しかし経済学や金融理論を応用できるような)テーマを考えて、2年間かけて研究してください。
☆卒業論文を完成した場合は、鯉渕ゼミ卒業論文集『企業金融研究2025』に収録し製本したものを、学位授与式当日に担当教員からお渡しします。近年のゼミ生の卒業研究テーマは以下です。
2019年度~2021年度の受講生の卒業研究テーマ
・LCCが起こしたイノベーション
・日本の化粧品産業で過去20年間に行われてきたM&A
・障害者雇用における「合理的配慮」及び「特別支援教育」
・日本のクラフトビールブルワリーの生存率の決定要因
・「深化と探索」企業のイノベーションが⽣み出す市場シェア獲得:市場シェア率と利益率の関係
・イノベーション普及の決定要因:日米の電気自動車保有データによる実証分析
・長野県東信地域における工業団地への工場誘致が人口に与える影響
・China meets West:吉利汽車によるVolvo Cars買収の評価
・ピクサーとジブリ:経営組織の観点からの分析
・日本版DMOは地域観光の司令塔になり得るか?東日本地域のDMO活動の計測と評価
・The study of Crowdfunding
・ベンチャーキャピタル投資からみたソフトバンクグループの投資戦略
・国際金融規制強化と日米欧主要銀行の経営戦略
・武蔵小杉の駅前再開発がもたらした影響
・財政危機下の地方治体病院経営:夕張市と銚子市の指定管理者制度の比較検討
・「売る」から「儲ける」へのシフト:フリマアプリにおける付加価値の考察
・日本銀行によるサプライズでの政策発表に対する市場の反応及びその持続性に関するイベントスタディ
・障害者雇用における「合理的配慮」の実施
・日本企業の国際競争力と市場シェア:半導体製造装置産業のケーススタディ
☆学内外の研究プレゼンテーションの機会を経験し、プレゼンテーションのスキルを磨きます。
☆日本の金融市場や地域経済に関連ある機関・企業等を訪問して、訪問調査します。近年の訪問調査先は以下です。
2018年度以降の訪問調査
《2021年度》4年生:北九州地域における企業CSR及び環境ビジネス調査(オムロン太陽株式会社・九州電力八丁原地熱発電所・わいた会地熱発電所・オリックス杉乃井地熱発電所)
《2020年度》4年生:雲仙岳噴火災害と熊本地震災害からの復興過程調査(雲仙岳災害記念館・熊本震災遺構旧東海大学阿蘇校舎)、3年生:障がい者雇用の先進的工場の見学調査(オムロン京都太陽株式会社)
《2019年度》4年生:道東地域の地域経済実態調査(阿寒観光協会まちづくり推進機構、摩周湖観光協会、釧路市のビル管理会社)、3年生:広島地域経済調査(マツダミュージアム、東友会協同組合、日本銀行広島支店)
《2018年度》4年生:種子島における先進ビジネス調査(IT企業のニアショア拠点、種子島宇宙センター)、3年生:奥鬼怒インバウンド観光実態調査(日光市地域おこし協力隊)
この他、ほぼ毎年、日本銀行本店、東京証券取引所、JALもしくはANA整備工場などを見学調査してきました。
☆就職活動の準備として、ゼミ4年生の就活体験記、ゼミOB・OGによるオンラインの職業セミナーを実施し、就職活動への理解をサポートします。
☆現時点で何をやりたいかについてのレポート(研究計画書(A4紙2枚程度))を提出してもらい、それに基づいて面接試験を実施します。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
☆金融および経済学のゼミです。
☆金融・企業・経済の最新の論点について、各自が研究調査をして、オリジナリティのある卒業研究の発表と論文の執筆を目指します。
到達目標
☆金融・企業・経済の最新の論点について、各自が研究調査をして、オリジナリティのある卒業研究の発表と論文の執筆を目指します。
☆訪問調査等を通じて、現地調査やインタビュー調査の手法を学びます。
授業計画と内容
◆3年次(2023年度)◆
☆原則として週1回のゼミを実施する。関連文献を読み、ゼミ報告を行う。
☆インタビュー調査の手法を身に付けるため、日本各地を訪問して実態調査を行う。
☆秋学期からは、各ゼミ生の個別テーマに基づき、データ収集・予備分析を実施したのち、企業インタビュー調査を行う。
☆希望者は12月に開催される3年生の論文プレゼンテーション大会に参加する。
☆金融市場に関係のある機関を訪問調査する(日本銀行、東京証券取引所などを予定)
☆就職活動の準備として、ゼミ4年生の就活体験記、ゼミOB・OGによるオンラインの職業セミナーを実施し、就職活動への理解をサポートします。
〇4年次(2024年度)
☆各自の卒業研究テーマを決定し、個別に相談して報告する。
☆インタビュー調査の手法を身に付けるため、日本各地の企業・地域金融機関を実際に訪問してインタビュー調査等を行う。
☆研究プレゼンテーションを完成させ、希望者は12月に開催される4年生対象の論文プレゼンテーション大会への出場を目指す。
☆1月下旬を締切として卒業論文を執筆し提出する。
☆卒業論文集を作成して、学位授与式当日に配布する。
(3年次)
第1回 イントロダクション/3年次ゼミ活動の準備(担当決定等)
第2回 研究テーマの検討についてのレクチャー
第3回 各自の研究テーマについてのディスカッション①
第4回 各自の研究テーマについてのディスカッション②
第5回 各自の研究テーマについてのディスカッション③
第6回 各自の研究報告(1回目)①
第7回 各自の研究報告(1回目)②
第8回 各自の研究報告(1回目)③
第9回 研究手法(データ収集・回帰分析等)についてのレクチャー
第10回 各自の研究報告(2回目)①
第11回 各自の研究報告(2回目)②
第12回 各自の研究報告(2回目)③
第13回 研究プレゼン資料の作成方法についてのレクシャー
第14回 春学期総括
第15回 4年生ゼミ生による就活体験記
第16回 各自の研究プレゼンテーション(1回目)①
第17回 各自の研究プレゼンテーション(1回目)②
第18回 各自の研究プレゼンテーション(1回目)③
第19回 ゼミOB・OGによる職業セミナー
第20回 効果的なプレゼンテーションについてのレクチャー
第21回 各自の研究プレゼンテーション(2回目)①
第22回 各自の研究プレゼンテーション(2回目)②
第23回 各自の研究プレゼンテーション(2回目)③
第24回 企業インタビュー・地域経済調査についてのレクチャー
第25回 企業インタビュー・地域経済調査(3年次)の準備
第26回 企業インタビュー・地域経済調査(3年次)の報告①
第27回 企業インタビュー・地域経済調査(3年次)の報告②
第28回 秋学期総括
(4年次)
第1回 イントロダクション/4年次ゼミ活動の準備
第2回 卒業研究論文の作成についてのレクチャー
第3回 研究手法(データ収集・回帰分析等)についてのレクチャー
第4回 各自の卒業研究テーマについてのディスカッション①
第5回 各自の卒業研究テーマについてのディスカッション②
第6回 各自の卒業研究テーマについてのディスカッション③
第7回 企業インタビュー・地域経済調査(4年次)の調査先の選定
第8回 卒業研究論文作成(図表の作成等)についてのレクチャー
第9回 卒業研究論文作成(節割り・引用文献等)についてのレクチャー
第10回 各自の卒業研究報告(1回目)①
第11回 各自の卒業研究報告(1回目)②
第12回 各自の卒業研究報告(1回目)③
第13回 各自の卒業研究報告(1回目)④
第14回 春学期総括
第15回 秋学期イントロダクション/卒業研究論文の節割りの提出
第16回 各自の卒業研究報告(2回目)①
第17回 各自の卒業研究報告(2回目)②
第18回 各自の卒業研究報告(2回目)③
第19回 企業インタビュー・地域経済調査(4年次)の準備
第20回 企業インタビュー・地域経済調査(4年次)の報告
第21回 効果的なプレゼンテーションについてのレクチャー
第22回 各自の研究プレゼンテーション①
第23回 各自の研究プレゼンテーション②
第24回 各自の研究プレゼンテーション③
第25回 卒論初稿の提出・修正指示
第26回 卒論修正稿の提出・再修正指示
第27回 卒業研究論文の最終提出
第28回 秋学期総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
☆日本各地を訪問してのインタビュー調査・現地調査
☆日本の金融市場に関連する機関を訪問調査
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 授業への参加(年間一定回数以上欠席・遅刻の場合はゼミ活動継続が困難とみなします) |
その他 | 50 | ゼミにおける取組姿勢、研究の実施・報告内容に基づき評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
各自のテーマに基づき参考文献を紹介します。
その他特記事項
〔募集人数〕
15名程度
〔募集方法〕
〇レポート(manaba「レポート」利用)
〇面接試験
〔履修上の必要条件〕
ゼミの教員(鯉渕)が提供している「コーポレートファイナンス」(秋学期・月曜1限・木曜3限)を3年次に履修すること。
〔国外実態調査〕
特になし
参考URL
2023年度演習Ⅰ募集に関する追加情報は下記のリンク先をクリック(学内アカウントのみアクセス可)
https://drive.google.com/drive/folders/1rsusJ0BZFCwCP0-GeDeWxUlIomdRWXzN