シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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環境クラスター演習 | 2024 | 前期 | 木3 | 経済学部 | 佐々木 創 | ササキ ソウ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-OM3-84XS
履修条件・関連科目等
環境クラスターを登録していること
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
アジア諸国の経済発展のダイナミズムやその負の側面である環境問題に関するテキストを輪読することで、国際公共政策や環境経済学を中心として学際的に考察し、決定プロセスで活用される経済学の有効性と課題について体系的に理解することに主眼を置きます。
報告担当となったグループは、パソコンで授業中にプレゼンテーションを行い、論点整理を実施する。
科目目的
アジア諸国の経済発展のダイナミズムやその負の側面である環境問題に関するテキストを輪読することで、国際公共政策や環境経済学を中心として学際的に考察し、決定プロセスで活用される経済学の有効性と課題について体系的に理解する。
到達目標
本講義の具体的な到達目標は、以下の3つとします。
アジア諸国の経済発展と環境問題、環境援助について経済学を中心に、政策学、行政学、法学などの学際的な理解をすること。
アジアの環境問題を改善する政策決定プロセスおいて活用されている経済学の有効性と課題について体系的に理解すること。
現在のアジアの環境政策について、自らの考えを論理的に表現できるようになること。
授業計画と内容
1. イントロダクション
2. 資料収集、文献検索の手法
3. テーマ設定、グループ分け
4. アジア経済の概要
5. アジアの環境問題の概要
6. 環境政策の概要(直接規制)
7 共有資源の利用と管理
8 公共財とフリーライダー
9 直接規制と市場メカニズム
10 環境税と補助金
11 直接交渉による解決
12 排出量取引
13 政策手段の選択
14. 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
輪読の担当回には、レジュメの作成、議題の設定、ファシリテーターを担当するための事前準備を課します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 演習中における発言や報告、質問などの貢献度、発表担当回の内容などを総合的に評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
大手シンクタンク(三菱UFJリサーチ&コンサルティング、2007年5月~2012年3月)にて環境政策立案のリサーチ業務・環境ビジネスの国際展開のコンサルティング業務、途上国の環境政策対話支援などに従事。現在、スタートアップ企業(㈱SUNUP)の社外取締役も兼任。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
理論と実証における経済学の有効性と限界について、授業で具体的な事例を提示します。
テキスト・参考文献等
履修者の関心や習得度に応じて、その都度テキストや論文を提示します。
基礎的な必読文献として、下記をベースに授業を展開します。
①栗山浩一 、馬奈木俊介 ②環境経済学をつかむ (テキストブックス“つかむ”) 、③有斐閣、2020年、④第4版