シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅳ | 2024 | 秋学期 | 木2 | 商学部 | 髙岡 浩一郎 | タカオカ コウイチロウ | 4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF4-14XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ゼミのテーマは、社会科学における確率・統計の考え方、使い方である。3年次春学期には、統計に関して、中盤過ぎまでミニ講義および Microsoft Excel を用いた実習を行い、終盤には輪読も行う。3年次秋学期から4年次春学期前半にかけて、確率・統計・数理ファイナンスに関してテキストを選び,輪読を行う。その後、4年次は各自で興味を持つトピックについて研究する。その経過は各自ゼミで報告し、全員で討論する。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされており、この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としている。
不確実性を理論的・定量的に分析するためには、確率統計の基礎知識は必須である。
到達目標
実習、テキスト講読、研究やその発表を通して、社会科学における数理的な手法の初歩に親しみ理解することを目標とする。
授業計画と内容
【3年次春学期】
1.データの記述 (1):平均と分散
2.データの記述 (2):ヒストグラム
3.データの記述 (3):相関係数に関する基本事項
4.データの記述 (4):相関係数を用いる際の注意点
5.確率 (1):確率変数と確率分布
6.確率 (2):二項分布
7.確率 (3):正規分布と中心極限定理
8.仮説検定 (1):母比率に関する検定
9.仮説検定 (2):母平均に関する検定
10.点推定と区間推定
11.回帰分析 (1):単回帰分析
12.回帰分析 (2):重回帰分析に関する基本事項
13.回帰分析 (3):重回帰分析を用いる際の注意点
14.ランダム化比較実験等の話題について
【3年次秋学期】
15. 確率 (1):事象と確率
16. 確率 (2):条件付き確率と事象の独立性
17. 確率 (3):離散型確率変数と連続型確率変数
18. 確率 (4):平均と分散
19. 確率 (5):同時分布と確率変数の独立性
20. 確率 (6):いろいろな確率分布
21. 確率 (7):確率密度
22. マルコフ連鎖 (1):推移確率
23. マルコフ連鎖 (2):状態の分類
24. マルコフ連鎖 (3):定常分布
25. マルコフ連鎖 (4):1次元ランダムウォーク
26. マルコフ過程 (1):ポアソン過程
27. マルコフ過程 (2):出生死滅過程
28. マルコフ過程 (3):待ち行列
【4年次春学期】
1.ブラウン運動 (1):ランダムウォークからブラウン運動へ
2.ブラウン運動 (2):スケール変換
3.ブラウン運動 (3):幾何ブラウン運動
4.ブラウン運動 (4):オルンシュタイン・ウーレンベック過程
5.ブラウン運動 (5):シミュレーション
6.各自のテーマ設定の発表 (1)
7.各自のテーマ設定の発表 (2)
8.各自のテーマ設定の発表 (3)
9.文献調査について (1)
10.文献調査について (2)
11.文献調査について (3)
12.個別課題の検討 (1)
13.個別課題の検討 (2)
14.個別課題の検討 (3)
【4年次秋学期】
15. 中間発表 (1)
16. 中間発表 (2)
17. 個別課題の検討 (4)
18. 個別課題の検討 (5)
19. 個別課題の検討 (6)
20. 個別課題の検討 (7)
21. 個別課題の検討 (8)
22. 個別課題の検討 (9)
23. 個別課題の検討 (10)
24. 個別課題の検討 (11)
25. 個別課題の検討 (12)
26. 個別課題の検討 (13)
27. 最終発表 (1)
28. 最終発表 (2)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 輪読にきちんと参加しているか,またほぼ毎回行う演習においてその回の講義の基礎知識を習得できたかを,評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【3年次春学期】
テキスト
景山三平 他『経済・経営系のための統計入門』実教出版 2016年
ISBN-10: 4407337117
ISBN-13: 978-4407337112
【3年次秋学期~4年次春学期】
受講者と相談の上でテキストを決定する。現時点では以下のテキストを考えている。
成田清正『例題で学べる確率モデル』共立出版 2010年
ISBN-10: 4320019121
ISBN-13: 978-4320019126
その他特記事項
〔募集人数〕 15名
〔募集方法〕 面接試験
〔国外実態調査〕 なし
〔課題図書〕 特になし