シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会学 | 2024 | 春学期複数 | 月3,木1 | 商学部 | 近藤 和美 | コンドウ カズミ | 1・2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-SC1-21XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
社会学は、社会の成員である個人や集団に共通してみられるある一定の行為の分析や、さまざまな社会現象の中に潜んでいる社会構造や因果関係を明らかにする学問として19世紀に成立した学問である。授業では、いくつかの代表的な研究テーマにおける基本的な概念、理論、研究成果を学習することをとおして社会学とはどういった学問であるかを理解する。
科目目的
本科目は、商学部カリキュラム上のリベラルアーツ科目社会科学系として位置付けられている。人々の関係性や社会を社会学者たちがいかにして捉え、社会で起こっているさまざまな行為や現象、社会問題を研究しているかを学ぶ。
到達目標
1. テーマ毎に関連する概念や理論を理解する。
2. 社会学の視点から人間の行為、現象を考察することをとおして、既成観念にとらわれず、クリティカル に現実の社会を見極める力を養う。
3. 1と2を手掛かりに、現代社会がもつ課題の解決方法を模索する。
授業計画と内容
第 1 回 オリエンテーション
第 2 回 社会学の創設者たち(1): デュルケム他
第 3 回 社会学の創設者たち(2): ウェーバー、マルクス他
第 4 回 社会学的想像力・社会学の理論的アプローチ
第 5 回 調査方法論(1): 量的調査
第 6 回 調査方法論(2): 質的調査
第 7 回 調査方法論(3): 質的調査演習
第 8 回 持続可能な社会とSDGs
第 9 回 集団
第10回 組織
第11回 地域社会(1): シカゴ学派
第12回 地域社会(2): シカゴ学派以降
第13回 世界システム・グローバル化理論
第14回 前半振り返り; 社会学とは 概念・理論
第15回 文化
第16回 社会的逸脱: マクロ理論
第17回 社会的逸脱: ミクロ理論
第18回 農業と食: 現状について
第19回 農業と食: オルタナティブ・フードシステム推進運動他
第20回 環境と社会(1): 事例 水俣病
第21回 環境と社会(2): 理論
第22回 社会階層
第23回 貧困と格差問題
第24回 人種
第25回 エスニシティー
第26回 ジェンダー
第27回 セクシュアリティー 後半振り返り
第28回 総括; 概念・理論
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 授業で学んだ概念・理論や社会問題・課題を理解できているかを確認する |
平常点 | 40 | 授業への参加状況、授業内外の課題、クイズ |
その他 | 30 | 授業及びテキストで学んだ内容を理解できているかを確認する小テストを2回おこなう |
成績評価の方法・基準(備考)
• 授業への出席は単位取得の前提となるので、注意すること。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト: 松田健 『テキスト現代社会学 第4版』 ミネルヴァ書房 2022年
参考書: アンソニー・ギデンズ 松尾精分ほか訳 『社会学 第5版』 而立書房 2009年
その他特記事項
• 履修には現代社会が抱える問題に関心を持ち、解決への糸口を模索することにチャレンジしようとする熱意と積極性が必要となる。
• 授業内容の理解には毎回出席し、自らが考え、わからないところは質問するなど能動的な学習が欠かせない。それを怠れば、単位は取得できないということを忘れずに。
• 授業中のおしゃべり、居眠り、内職は他の学生の勉学の機会を奪うことになるため厳禁。欠席扱い、退出などの措置を取る。
ソフトウェアの使用なし