シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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物質の構造と性質 | 2024 | 春学期複数 | 月5,月6 | 商学部 | 小林 純 | コバヤシ ジュン | 1~4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-BP1-61XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
20世紀の科学技術の発展は、膨大な数の人工の物質を生み出し、私たち人類の生活水準の向上に大きく貢献してきました。これら物質の性質を理解するには、原子、分子レベルでのミクロな物質の構造まで考える必要があり、化学、物理など多方面からの見方が必要不可欠です。物質の構造と性質では、物質の最小単位である原子・分子の構造と性質を理解するために、具体例を挙げながら化学、物理の基礎的な知識を解説します。また、発展的な知識として、溶液の性質と反応速度、生体材料に関するトピックスなどを学習します。
科目目的
この科目は、学生が学位授与の方針で示す「自然科学分野に関する基礎知識」を修得することを目的としています。
到達目標
物質の最小単位である原子・分子の構造と性質を理解するために、化学、物理の基礎的および発展的な知識の習得を目標にします。
授業計画と内容
1.オリエンテーション、物質の構造と性質に関するイントロダクション、量子力学、
2.原子構造、原子の性質
3.化学結合
4.分子構造
5.物質の状態(1)物質の状態
6.物質の状態(2)気体の性質、熱・仕事・エネルギー、熱力学第一法則
7.熱力学第二法則
8.エントロピー
9.ギブズエネルギー(1)ギブズエネルギー、系の方向とギブズエネルギー
10.ギブズエネルギー(2)相平衡とギブズエネルギー、化学ポテンシャル
11.物質からみたエネルギー問題(1)化石燃料
12.物質からみたエネルギー問題(2)原子力
13.物質からみた環境問題
14.まとめ(原子の構造と性質、物質の構造と状態、熱力学について)
15.溶液の性質、酸・塩基の性質、酸化還元反応、反応速度に関するイントロダクション
16.溶液の性質
17.酸・塩基の性質(1)酸・塩基の定義、酸・塩基の強弱
18.酸・塩基の性質(2)中和反応
19.酸化還元反応(1)酸化数の定義
20.酸化還元反応(2)金属のイオン化傾向、電子授与と化学電池
21.反応速度(1)反応速度と半減期、遷移状態と活性化エネルギー
22.反応速度(2)多段階反応と律速段階、可逆反応と平衡状態
23.生体材料概論
24.ドラッグデリバリーシステム
25.再生医療(1)幹細胞
26.再生医療(2)組織工学
27.遺伝子治療
28.まとめ(溶液の性質、酸・塩基の性質、酸化還元反応、反応速度について)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業前にテキストの該当箇所、あるいはmanabaに掲載するレジュメに必ず目を通したうえで出席すること。また、講義中で解説した箇所を重点的に復習すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 物質の最小単位である原子・分子の構造を踏まえたうえで、化学、物理など多方面から考察し、物質の状態や熱・仕事・エネルギーの物質一般的な性質を理解しできるかについて評価します。 |
期末試験(到達度確認) | 30 | 溶液の性質や酸化還元反応、反応速度などの発展的な内容を理解しできるかについて評価します。 |
平常点 | 40 | 授業への参加、受講態度を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
「ステップアップ 大学の物理化学」齋藤勝裕・林 久夫 著(裳華房)
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし