シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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健康科学(トレーニング科学演習) | 2024 | 秋学期 | 金1 | 商学部 | 森谷 暢 | モリヤ トオル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-HS1-71XM
履修条件・関連科目等
2019年度以降入学生対象の事前登録科目です。
ガイダンスへの参加が必要です。日程等の詳細を授業時間割で確認してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
みなさんのからだには、元来「恒常性機能」が備わっており、「外的刺激」等によってそれを活性化し続けることができれば、からだを「至適」な状態を保つことが可能です。もしも、この機能の働きを弱らせてしまうほど「外的刺激」が少ない暮らしを続けると、からだの「つくり」にも変化が生じ、決して健康とはいえない状態に陥る危険性が考えられます。したがって、健康的な人生を達成するためには、ある程度の「外的刺激」を与え、「恒常性機能」を正常に働かせておく必要があるといえます。
この考え方から一歩踏み込み、積極的かつ定期的に「外的刺激」を加え、「適応」を促し続けることができれば、身体機能の部分的な改善、すなわちからだを「改造」することが可能となります。このことに関し、自分の意図する状態に身体を改善していくためには、「適応」のメカニズムを十分に理解するとともに、自分のからだの現状を把握し、かつ、適正な「適応」を促すための方法論について常に検討していく必要があります。これらが欠けると、「適応」の程度が少なく、結果、目に見える効果を得ることができなくなったり、逆に「やりすぎ」によって身体の「拒絶」が生じ、意図する結果とは相反する状態に陥る可能性があります。また、何れにおいても、「刺激」を受けた後の「対処」、すなわち栄養摂取や休養等について熟慮しないと、「適応」を促進させることが難しくなる場合があります。以上から、身体トレーニングを適正に行い、望み通りのトレーニング効果を得ることは、決して簡単なものではないことが分かると思います。この点については、「痩せる」ことを目指してトレーニングを行ってもなかなか効果が現れなかったり、むしろリバウンドという憂き目に遭う場合が少なくないことを考えれば、理解は容易でしょう。
本授業は、トレーニングによるからだの適応のメカニズムについて学び、かつ、考えていく機会を提供するものです。この点、机上で学ぶだけではなく、実際にからだを動かし、より実践的に「身体トレーニング」について考える機会も提供していきます。自らの意志で運動を行っていく上で有益な、「身体的教養」を高める一助となれば幸いです。
科目目的
「リベラルアーツ科目」として位置づけられている健康・スポーツ科目では、その受講後に「自らの意志」で健康増進に繋がるような身体運動・スポーツ活動を行っていく際に有益となる、実践的な知識や考え方を修得することを目的としています。
到達目標
運動に対する身体応答や、適正な身体トレーニング法について理解し、健康増進を自らの意志で実現させるための基礎的な知識を獲得することが目標となります。
授業計画と内容
1.授業ガイダンス +
トレーニング科学概論
2.健康維持のための最低限のトレーニング法
3.実践編①「健康維持のための最低限のトレーニング」
4.ウエイトコントロールの科学<メカニズム編>
5.ウエイトコントロールの科学<ダイエット編>
6.ウエイトコントロールの科学<身体トレーニング編>
7.実践編②「インナーコアトレーニングとバランスコアトレーニングによるシェイプアップエクササイズ」
8.体格改善・筋機能増強のためのトレーニング1
9.体格改善・筋機能増強のためのトレーニング2<負荷の工夫と栄養摂取>
10.実践編③「自宅でも楽しく実施することが可能なコアトレーニング」
11.<筋肥大の科学>持久力を制限する因子を探る
12.持久的トレーニングの最前線
13.実践編④「楽しみながら持久力を高める!」
14.これからの人生に活かす、「抗酸化力」からみたトレーニングの重要性
(※授業内容の順番については、状況に応じて変わる可能性があります)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本授業では、実技授業の日が限られています。そのため、実技授業以外にも運動の機会を設けるよう努めて下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 下記を参照のこと。 |
成績評価の方法・基準(備考)
本授業では、平常点を重視します。この点につき、講義と実技授業(運動)はそれぞれ異なる評価を行います。10回開講される講義については、ただ単に授業への参加を評価するのではなく、全ての講義において小テストを実施し、その結果から評価を行います(70%)。したがって、授業に参加するだけでは不充分で、講義内容をしっかりと理解する必要があります。
実技授業については、4回の授業をすべて受講することを必須とします(30%)。ただし、運動の実施が禁止あるいは制限されている者、さらには正当な理由が講師によって認められた実技授業欠席者については、レポート課題(1~2回の欠席)、あるいは小論文課題(3~4回の欠席)の提出を課します。これらを点数化し、中央大学の評価基準にしたがって成績を判定します。
以上の詳細については、初回授業(ガイダンス時)にお伝えしますので、必ず出席して下さい。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト購入の必要はありません。参考書・参考文献については授業時に適宜お伝えします。
その他特記事項
【授業実施場所】
実技授業は、主に第1体育館3階・バレーボールコートで行いますが、運動内容によっては教場を変えることがあります。このような場合、manabaを通して周知しますので、授業当日の朝には、必ずmanabaをチェックするよう御願いします。
【受講時の注意事項】
運動・スポーツの実施に適した服装で受講して下さい。
【運動用具等】
運動用具は、すべてこちらで用意します。
【ソフトウェア等】
マイクロソフト・オフィスを使用することがあります。
【その他】
その他の注意事項については、初回授業ガイダンス時に案内します。