シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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外国書講読(独) | 2024 | 通年 | 金2 | 経済学部 | 松丸 和夫 | マツマル カズオ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-OM3-07XX
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/ドイツ語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
オーソドックスな講読のやり方、つまり学生が予習したテキストの概要を口頭で報告し、教員が誤りや不十分な点を指摘・訂正するという相互関係で進行します。一緒に辞書を検索しながら、意味の通る日本語の完成をめざします。
科目目的
やさしいドイツ語の文章や論文を、初級から中上級程度まで読んで理解できるように導きます。
到達目標
独和辞書を使って、意味や用法のわからないドイツ語の文章を読解できるようになることことをめざします。
授業計画と内容
ドイツ連邦市民教育センター(bpb)の教材資料から、「経済入門」(Wirtschaft für Einsteiger)を活用して、ドイツの経済、社会政策に関する広範囲のテーマを取り上げます。授業計画の各回のテーマは、以下に示すとおりです。もちろん履修者の興味・関心・必要・学修程度に応じて改定します。
01: お金がいくらあっても足りない...欠乏の問題
02: 欲望のない幸福? 私たちの欲求の本質と緊急性
03: 新しいジーンズかスマートフォンか? 経済とは決断すること
04: 19.99ユーロでマヨルカ島へ? 限界費用と限界利益
05: あなたは経済人? 合理的な人々はどのように意思決定を行うか
06: 良き隣人関係にはどんな価値があるか
07: 経済循環 - 単純なモデルと拡張モデル
08: 証券取引所 - 価格形成 (1)
09: 市場価格とパレート最適 - 価格形成(2)
10: 我々の市場はどの程度優れているのか? 目標としての「完全市場」
11: 価格は真実を伝えているか? 自動車運転の外部費用
12: 私たちはもっとできる? 価格の差別化(1)
13: 特に高い=特に良い? 価格の差別化(2)
14: お金が増える=幸せが増える?ブ ランドの機能(1)
15: ブランドかノーネームか? ブランドの機能(2)
16: 広告のしくみ -メッセージと潜在意識
17: 秘密の誘惑者たち -スーパーマーケットにおける販売戦略
18: 仕事は戦いの半分 - 仕事の重要性
19: 変化する仕事の本質- 明日、私たちはどこで、何を、どのように働くのか?
20: 起業家の性格? 有能な起業家とは? 会社における基本的な機能
21: 経営において誰が何をするのか? 企業の基本的機能
22: ツケは誰が払うのか? お金にまつわる不可解なおとぎ話
23: 借金でお金を増やす - 不換紙幣の創造
24: パフォーマンスの重要性 -国内総生産(GDP)を指標として
25: 外国為替、ダックス、利益期待.
26: 貧困と富(1) -ローレンツ曲線による分配
27: 貧困と富(2) - ジニ係数による分布
28: 統計は要注意! 正しい数字の錯覚
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業参加には予習が絶対必要です。
但し、辞書の利用の仕方がわからない履修者に対しては、授業中に辞書を引く時間を設けます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 分担した報告を毎回きちんと達成した場合100%評価にします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
ドイツ語の初学者がぶつかる困難、課題に対して授業時間以外も相談・指導に応じます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
Bruno Zandonella, Wirtschaft für Einsteiger -Thema im Unterricht,Dritte Auflage: April 2020
ISBN 978-3-8389-7052-3