シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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インターンシップ(民間企業コース) | 2024 | 通年 | 金4 | 経済学部 | 平松 裕子 | ヒラマツ ユウコ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-TR3-91XX
履修条件・関連科目等
「インターンシップ募集要項」に従い、選考に合格した者。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目である。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得を目指す。
<概要>
企業の一員として、自分の力をどのように発揮していくのか。何を目的とするのか。企業研修に向けた予備学習と並行して、具体的プロジェクトの立ち上げから提案までのプロセスを班内で分担し協力しながら課題の処理を行う。夏期研修後は研修先企業に向けた提案作成など事後学習を行う他、前期より継続し班別の提案を完成させる。相互評価及び改善を行い、実際に企業担当者にプレゼンテーションを実施する。
※産学協議会の分類上、「タイプ2」に相当します。
科目目的
企業研修に関して、準備から事後処理を通じて社会人として人の中で働くということを実感し、その意義を掴み取る糸口を見出すことを目的とする。
また、PBLを通じて、チームの中でコミュニケーションを取り他者の意見を理解した上で自己発信の力をつけることはもちろん、自分達とは異なる立場の複数のステークホルダーの存在を知り、理解しようとすることを目的とする。特に、実践的な学びを通じ、これまで学業を通して培った知識を活かし、実際に直面する課題を洗い出し、実現に向けて主体的に動く姿勢を培う。
到達目標
当該科目の履修終了時点で、企業における一般的な業務の進め方の基礎を理解し、調査に基づく根拠やその後の展開スケジュールを含む魅力ある具体的なプレゼンテーション資料を作成し、説明ができる力をつける。
授業計画と内容
1. インターンシップとは何か。自己主導型学習導入
2. 自己啓発:キャリアデザインの実際
3. 基本ビジネス文書作成演習(1) メールの作法、CC,BCCの使い方他
4. 基本ビジネス文書作成演習(2) 文書の種類、書き言葉及び敬語
5. PBL( Project Based Learning)による「学び方」のフレームワーク
6. PBL具体課題提供および課題の選定
7. PBL班内検討(課題解決のための手法検討)※以降28回まで班内検討を含む。
8. PBL班内検討開始(班内の分担及びスケジューリング,課題管理手法)
9. PBLプレゼンテーション演習(提案書概要/分析手法)
10. PBLプレゼンテーション演習(パワーポイント作成及びプレゼンテーション手法)
11. インターンシップ研修先企業紹介及び企業情報取得演習
12. PBLプレゼンテーション演習(プレゼンテーションと相互評価基準学習)
13. インターンシップ研修先企業紹介及び企業動向
14. 情報管理、ISMS (Information Security Management System)
15. PBL中間発表
16. 研修内容発表(研修レポート提出)・業界情報共有(1)IT関連企業
17. 研修内容発表(研修レポート提出)・業界情報共有(2)自動車関連企業
18. 研修内容発表(研修レポート提出)・業界情報共有(3)商社
19. 研修内容発表(研修レポート提出)・業界情報共有(4)財団 他
※16〜19 夏期研修の報告を研修企業単位(10社程度)各回2社ずつ実施。学生間質疑応答、教員による情報補足を行い、研修先企業に対する理解を共有する。
20. 来年度受講生への資料作成の一環として、研修内容発表を元に、企業別に動画を作成。
21. PBL進行状況の共有及び改善
22. インターネットによる企業情報収集の功罪 など今日の問題
23. ディベート(仕事に関する話題から)
24. PBLプレゼンテーション演習(提案書作成:提案先の特徴と必要要素)
25. ICT社会における新しい価値観に基づくビジネスモデル
26.クラス内PBL発表リハーサル及び相互評価、改善点の指摘
27. PBL最終発表(企業への提案)
28. 総括 (相互評価結果・就職活動と大学、そして将来)
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
班別の自主的な学習は必須。班ごとにPBL活動のために授業時間以外に活動する。また、教員引率のもと研修企業事前訪問、企業見学を行う。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | Project Based Learning(PBL)に関しるレポート、読書課題など |
平常点 | 20 | 授業時に実施する記述問題に対する回答、班活動における役割分担、話し合いにおける参加、プレゼンテーションを評価対象とする。 |
その他 | 60 | PBL作成資料、PBL学生間相互評価、インターンシップ研修日誌・企業による評価、 |
成績評価の方法・基準(備考)
その他記載事項はほぼ同程度の割合で評価に組み入れる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
課題に関しては、提出後の話し合い及び班の提出物へのコメント付記の形で、個人に関しては授業最終時の面接で具体的なフィードバックを行う。それ以外にも必要に応じ適宜メール、あるいは口頭でフィードバックを実施する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
企業研究、PBL課題整理など、必要に応じて、PC、タブレット端末など操作する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
2002年4月〜2022年3月㈱ソフィア・平松経営労務研究所に所属し、また2007年4月から2009年3月まで沖縄県伊江村地域ICT利活用検討委員会委員(総務省補助事業)におけるICT活用アドバイザーなど委託事業の中で、企業間の調整を行った。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
幅広い企業関係者とのつながりを活かし、学生主体のPBL活動の提案先はもちろん、夏季インターンシップ研修先に加えて希望があれば、企業人のレクチャーも実施できる環境にある。夏季インターンシップ以外にも2022年は希望の学生対象に広告業界の関係者紹介、IT企業や商社訪問などを実施した。
テキスト・参考文献等
研修先機関の資料並び随時必要に応じて課題テキストを指示する。
参考資料:
マルカム・S・ノールズ、渡邊洋子監訳『学習者と教育者のための自己主導型学習ガイド』2005年
内田樹『街場のメディア論』光文社新書、 2010年
その他特記事項
教員との連絡方法としては基本的にはメールで行う。
参考URL
特になし