シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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化学工学演習 | 2025 | 前期 | 金2 | 理工学部 | 村瀬 和典 | ムラセ カズオ | 3年次配当 | 1 |
科目ナンバー
SE-ON3-6B18
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
化学工学に関わる単位操作・流体・熱・反応に関する様々な操作について、計算を通して理解を深めます。基礎化学工学・化学工学I・化学工学IIで学習した内容をベースとして化学反応操作のために必要な実務的な計算方法を学習します。学習では、Excelのシートを利用した様々な数値計算を通して、実務的なスキルを身につけます。:
科目目的
化学装置内の流体・伝熱および単位操作に関する基本的収支式を構築し,その解を数値演算(Excel計算)により装置内の移動現象を理解できるようにする。
到達目標
Excel計算を用いて,化学装置内の流体・伝熱および単位操作に関する基本的収支式の解を数値演算(Excel計算)により解析できるようになる。
授業計画と内容
基礎化学工学,化学工学1,化学工学2における基礎及び化学プロセス設計の演習問題に取り組む。
1.Excelツールの使用方法(ゴールシーク、ソルバー)
2.Excelツールの使用方法(ルンゲクッタ法、マクロ計算)
3.流体プロセス(機械的エネルギー収支,流量測定)
4.伝熱プロセスⅠ(断熱と熱交換機の設計)
5.伝熱プロセスⅡ(熱交換器の設計)
6.拡散プロセスⅠ(蒸留)
7.拡散プロセスⅡ(ガス吸収)
8.拡散プロセスⅢ(抽出)
9.拡散プロセスⅣ(吸着)
10.粉体プロセス工学(粒子径操作)
11.反応プロセス工学Ⅰ(装置内の混合モデル)
12.反応プロセス工学Ⅱ(滞留時間分布)
13.反応プロセス工学Ⅲ(ガス分離プロセス)
14.反応プロセス工学Ⅳ(液系の膜分離プロセス)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
演習問題について、各自で計算・文献調査等を行う。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 基礎化学工学,化学工学1,化学工学2の習得度を評価する。 |
レポート | 50 | 毎回講義に出席し課題レポートの習得度を評価する。 事前課題の解答者のプレゼンも評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
パソコンのEXCELソフトを用いて,収支式の解法を行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書
・橋本健治,ベーシック化学工学(増補版),化学同人(2020),ISBN978-4-7598-2047-8
(基礎化学工学,化学工学1,化学工学2で用いられた教科書)
・化学工学会編,Excelで気軽に化学工学,丸善(2006),ISBN978-4-621-07785-6
参考書:
・多田豊編,「化学工学 改訂第3版」,朝倉書店(2008),(ISBN)978-4-254-25033-6
・粉体工学会編,「粉体工学叢書1-8」,日刊工業新聞社,
<1.粉体の基礎物性,2.粉体の生成,3.気相中の粒子分散・分級・分離操作,4.液相中の粒子分散・分級・分離操作,5.粉体粒子の組織制御による機能付与,6.粉体の成形,7.粉体層の操作とシミュレーション,8.粉体の反応>
・橋本健治,「反応工学」,培風館(2020),(ISBN)978-4-563-04634-7
その他特記事項
事前に演習をManabaに提示するので,各自解答を用意して講義に臨むこと。事前に指名した代表者が講義が始まる前までに黒板に解答を書き込む。その解答を添削し、各自の疑問点などをチェックする。解答プレゼンやその討論についても成績評価の対象とします