シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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Global Studies (W.D.C) | 2024 | 春学期+夏季集中 | - | 国際経営学部 | 国松 麻季 | クニマツ マキ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
GM-GL1-ZM01
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
今日の国際社会において、私たちが直面する課題は多様化、複雑化しています。グローバル化の進展とこれに対する反動、国際関係の多極化、武力紛争の発生、新たな技術の台頭、地球規模課題の深刻化など不確実性が高まっています。
こうした状況を踏まえ、履修生が次世代を担うグローバル人材として活動していくための知見を広め、グローバル社会を体験することために、この科目は次の2つの教育要素により構成します。
第1の要素は、21世紀の世界の潮流を学ぶべく春学期に実施するアクティブラーニングの授業です。具体的には、グローバルと反動、国際関係の多極化、地球規模課題、国際協力、技術革新、そして、武力紛争と平和を取り上げます。このなかで、第2の要素に関わる国際機関や政府機関、NPOなどの役割にも目を向けます。
第2の要素は真のグローバル社会の実態を体験する海外短期研修です。期間は3週間、舞台は世界の政治・経済・外交をリードする米国の首都ワシントンDCです。この研修は、多岐にわたる総合的な研修です。実践的な語学の研鑽を目的に、集中語学(英語)研修に参加、また米国でも有数の大学訪問と授業への参加により実地での学びを体験します。現地研修の最大の特徴として、世界に冠たる国際機関(世界銀行、IMF)、シンクタンク、NPOなどの機関を訪問し、専門家からグローバル社会の実態について生きた声を聴き、グローバル社会や国際舞台で活躍するための視点や心構えを学びます。また日本政府機関、日米関係機関、民間企業や米国の若手起業家との意見交換を行います。夕方にはボランティア活動に参加します。
科目目的
この科目は、今日の国際社会において活躍し、世界に貢献できるグローバル人材を目指すための基礎となる、知識獲得力、コミュニケ―ション力、多様性理解力、組織行動力および自発的創造力について、どのようなものであるかを体感し、将来に向けてどのように学んでいくべきかを理解することを目的とします。
到達目標
この科目を通じて、履修生が以下を修得することを目標とします。
・国際社会の現状を分析し、課題を設定し、解決へと導くための、情報収集・分析方法を説明できる
・多様な価値観とその背景を理解し、違いを認め尊重しながら自分の言葉で説明できる
・チームで目標を達成するために、状況を判断して適切な貢献ができる
授業計画と内容
第1回 科目の概要と全体に係る説明、ワシントンDCでの活動の説明、自己紹介ほか
第2回 グローバル化とその反動
第3回 国際社会の多極化
第4回 地球規模課題:総論
第5回 開発援助 - 日本と世界の途上国支援(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 政策研究事業本部 国際研究室 武井泉研究員による特別講義)
第6回 地球規模課題:各論・事例
第7回 中間レビュー・試験
第8回 国際機関の役割
第9回 技術革新
第10回 安全保障
第11回 武力紛争と平和
第12回 グループ・プレゼンテーション1
第13回 グループ・プレゼンテーション2
第14回 まとめ・期末試験+夏季研修のオリエンテーション
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各グループでプレゼンテーションの情報収集、打合せ、準備などで授業外でのグループ活動が複数回想定される。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 10 | 授業前半内容の理解度把握 |
期末試験(到達度確認) | 15 | 授業後半内容の理解度把握 |
レポート | 10 | 数回の宿題・課題 |
平常点 | 10 | 出席率、授業参加、授業貢献、積極性 |
その他 | 55 | グループ・プレゼンテーション:15% 夏季現地研修:40% 現地機関訪問:15% 語学研修:15% ボランティア活動:5% 積極性:5% |
成績評価の方法・基準(備考)
特段の理由のない欠席が4回以上の場合には、E評価とします。なお、欠席理由の連絡や、その他の質問、連絡事項は、情報の散逸を防ぐため、かならずmanabaの「個別指導(コレクション)」の機能を用いて行ってください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
個別の質問に随時お答えしますので、manabaのコレクション(個別指導)にてお知らせください。
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業時間中、manabaを使用するin-class exerciseや調査活動をを行います。PCを持参してください。スマートフォンのみの使用は理由がない限り控えてください。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
講義担当者は経済団体連合会、在ジュネーブ日本政府代表部、三菱UFJリサーチ&コンサルティングにおける勤務経験を通じ、国際機関内部における勤務および国際機関との協力の経験があります。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
勤務先のいずれの立場からも本科目の主題である国際関係学に関与していることから、理論のみならず実態についても講義に盛り込みます。
テキスト・参考文献等
授業時に配布または周知します。