シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演習1 | 2024 | 通年 | 金5 | 経済学部 | 武田 勝 | タケダ マサル | 2年次のみ | 4 |
科目ナンバー
EC-OM2-01XS
履修条件・関連科目等
<選考方法>
面接(ゼミ希望者4~6名に対して、ゼミ教員+ゼミ生)
※事前にエントリーシート(志望理由等)を記入してもらいます
<履修条件>
(1)ゼミ行事に参加すること
<ゼミ行事>
1.学内プレゼン大会(例年11月実施:3年生は参加、2年生4年生は見学)
2.立教大学・横浜国立大学との討論会(例年12月実施:3年生は参加、2年生4年生は見学)
3.夏合宿(例年8月実施:全学年)
4.その他、ゼミ全体で決めた行事
5.(この演習1とは独立に単位が付与されるGFS(海外)も実施予定です。2年生の夏休みに韓国の釜山教育大学を訪れて、英語でのプレゼン及びディスカッション+ソウルでの歴史調査を主な内容としますが、状況に応じて、実施内容は変更がありえます)
(2)4年次に卒業論文を提出すること
(3)1年次に日本経済史(EH105)を履修していない場合、卒業までに履修することが望ましい
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
テーマ:「今ここ」から考える日本経済
このゼミでは、受講生の関心に応じて、日本経済に関する問題を幅広く、「今ここ」という視点から研究します。「今ここ」の「今」は、「今」の日本経済の問題を浮き彫りにするために、歴史から学ぶことを意味し、「ここ」は、「ここ」日本の経済の問題を浮き彫りにするために、国際比較から学ぶことを意味します。この2つの視点から「今ここ」の日本経済の問題を照射しようとするのが、このゼミで採用するアプローチです。
このゼミでは演習論文(いわゆる卒業論文)の執筆・提出を義務づけていますが、演習1では、その基礎訓練として、テキストの輪読をおこないます。
テキストの決定は、ゼミメンバーが決定してから皆さんと相談して決めますが、「高い山はすそ野が広い」という考えの下、例年、演習1では、まずは、すそ野を広げるために、経済入門用のテキストを改めて輪読しています。2年次のゼミで、改めて1年次のテキストを読むと、新たな発見があるはずです。
なお、2年生を中心に、GFS(グローカルフィールドスタディーズ)を行っています。9月上旬に、韓国の釜山教育大学を訪れ、学術交流会を実施しています。英語でのプレゼンテーション+英語での質疑応答で各グループ1時間のセッションとなっています。英語がもともとできなくても、やる気があれば乗り越えられるような敷居の低いグローバル化を目指しています。
また、演習2(3年次)では、学内プレゼン大会(例年11月)および立教大学・横浜国立大学のゼミとの討論会(例年12月)への参加のために、プレゼンテーション用のパワーポイントのスライド作成および共同論文の執筆を目標として、そのために必要なテキストの輪読、執筆した論文の途中経過報告を中心にゼミを実施します。
4年次の演習論文では、3年次に共同で執筆した論文を、個人で執筆する、いわゆる卒業論文を仕上げてもらいます。
演習1の履修に当たっては、以上のようなこの演習の概要を踏まえて決定してください。
科目目的
・演習1(2年次):テキスト輪読を通じた読解力、内容報告を通じたプレゼンテーション能力の涵養
・演習2(3年次):共同論文執筆を通じた文章力、論理的説明能力、プレゼンテーション能力の涵養
・演習論文(4年次):卒業論文執筆を通じた文章力、論理的説明能力の涵養
到達目標
・演習1(2年次):テキスト輪読を通じた読解力、内容報告を通じたプレゼンテーション能力の涵養
・演習2(3年次):共同論文執筆を通じた文章力、論理的説明能力、プレゼンテーション能力の涵養
・演習論文(4年次):卒業論文執筆を通じた文章力、論理的説明能力の涵養
以上の科目目的にかかげることができるようになったか
授業計画と内容
【演習1】(2年次)
※ゼミメンバーとの相談により、経済入門用テキストの輪読をする場合
第1回 How do you see an economy in the simplest way?
第2回 What kind of society do we live in?
第3回 What does "The North Wind and the Sun" tell us?
第4回 How do you solve economic problems?
第5回 What is the biggest incentive in our economic society?
第6回 Why do we make a choice?
第7回 What is economics?
第8回 What is studying economics all about?
第9回 Why do you think they have no children?
第10回 What does economics as the science of choice really mean?
第11回 パワーポイント講習会
※パワーポイントでGFS準備報告をしてください。
第12回 GFS準備報告 A班
第13回 GFS準備報告 B班
第14回 前期総括
<夏合宿>GFS準備報告A班B班
第15回 イントロダクション:ゼミで経済学を学ぶ意義
第16回 過去の経済学者は社会をどうみてきたか
第17回 戦後日本経済史①:高度成長期まで
第18回 戦後日本経済史②:バブル経済まで
第19回 戦後日本経済史③:1990年代以降
第20回 働く人からみた日本経済
第21回 企業からみた日本経済
第22回 貿易・国際金融からみた日本経済
第23回 予算と財政民主主義
第24回 政府の財源調達
第25回 社会保障の役割としくみ
第26回 年金問題を考える
第27回 日本銀行と金融政策
第28回 学年総括
【演習2】(3年次)
前期:プレゼン大会(11月)・立教大学横浜国立大学との討論会(12月)に向けた基礎準備
第1回 各グループのテーマ決定
第2回 PC講習会(データベース・統計分析)
第3回 PC講習会(単回帰)
第4回 PC講習会(重回帰)
第5回 A班:サーベイ報告
第6回 B班:サーベイ報告
第7回 C班:サーベイ報告
第8回 A班:テーマに関する現状分析報告
第9回 B班:テーマに関する現状分析報告
第10回 C班:テーマに関する現状分析報告
第11回 A班:テーマに関するデータ分析報告
第12回 B班:テーマに関するデータ分析方向
第13回 C班:テーマに関するデータ分析報告
第14回 全班:前期総括・進捗状況報告
<夏合宿>プレゼン大会向けの準備・報告
後期:プレゼン大会(11月)・立教大学横浜国立大学との討論会(12月)に向けた進捗報告
第15回 A班:結論の発表とディスカッション
第16回 B班:結論の発表とディスカッション
第17回 C班:結論の発表とディスカッション
第18回 A班:最終発表とディスカッション
第19回 B班:最終発表とディスカッション
第20回 C班:最終発表とディスカッション
第21回 全班:討論会用論文の序章・第1章の発表
第22回 全班:討論会用論文の第2章の発表
第23回 全班:討論会用論文の第3章の発表
第24回 全班:討論会用論文の精査とディスカッション
第25回 全班:討論相手Aの論文の精読とディスカッション
第26回 全班:討論相手Bの論文の精読とディスカッション
第27回 全班:討論会の総括
第28回 全体総括
【演習3】(4年次)
卒論の進捗報告
第1回 演習論文の書き方について(報告順番の確定)
第2回 第 1 回報告(履修者のうち最初の半数)テーマ、研究課題、プロットの報告
第3回 第 1 回報告(履修者のうち残りの半数)テーマ、研究課題、プロットの報告
第4回 第 2 回報告(履修者 1~4 番) 論文のうち1つの章の草稿または各章の要旨
第5回 第 2 回報告(履修者 5~8 番) 論文のうち1つの章の草稿または各章の要旨
第6回 第 2 回報告(履修者 9~12 番) 論文のうち1つの章の草稿または各章の要旨
第7回 第 2 回報告(履修者 13~16 番) 論文のうち1つの章の草稿または各章の要旨
第8回 第 3 回報告(履修者 1~4 番) 論文全体の草稿
第9回 第 3 回報告(履修者 5~8 番) 論文全体の草稿
第10回 第 3 回報告(履修者 9~12 番) 論文全体の草稿
第11回 第 3 回報告(履修者 13~16 番) 論文全体の草稿
第12回 第 4 回報告(履修者 1~5 番) 完成原稿
第13回 第 4 回報告(履修者 6~10 番) 完成原稿
第14回 第 4 回報告(履修者 11~16 番) 完成原稿
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 通常の授業参加態度等にもとづいて評価する |
成績評価の方法・基準(備考)
・演習1(2年次):テキスト輪読を通じた読解力、内容報告を通じたプレゼンテーション能力が涵養されたか(100%)
・演習2(3年次):共同論文執筆を通じた文章力、論理的説明能力、プレゼンテーション能力が涵養されたか(100%)
・演習3(4年次):卒業論文執筆を通じた文章力、論理的説明能力が涵養されたか(100%)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
課題に対しては、その都度、manabaや手書きコメント、口頭での指導等、対応します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
八田幸二ほか(2019)『攻略!! 日本経済(改訂二版)』学文社
ただし、ゼミメンバーが決まってから皆さんと相談して最終的に決定します。
その他特記事項
■履修にあたって、あらかじめ理解しておいてほしいこと
武田ゼミは、ゼミ生が主体的に活動しています。これまでの先輩方は、ほとんどのゼミ生が2年生以降の大学生活をゼミ中心に送るつもりで履修しています。サブゼミ等も教員の関与や指示が一切なく、自主的に実施されています(先輩によるメンター制度があります)。よって、課外活動が忙しい、アルバイトが忙しい等という方は、ゼミ活動に支障が出ると思うので、お勧めできません。
参考URL
特になし