シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習1 | 2024 | 通年 | 火5 | 経済学部 | 田中 光 | タナカ ヒカル | 2年次のみ | 4 |
科目ナンバー
EC-OM2-01XS
履修条件・関連科目等
<選考方法>
・事前レポートによる。
・氏名や出身高校、所属サークルなどの情報を含めた簡易的な自己紹介と、このゼミの志望理由。文字数自由。
・昨今自分が関心を持っているトピックについて、500字以上のレポート。時事ニュースや趣味などテーマは自由。必ずしも経済学関係である必要は無い。
・昨今読んだ書籍・論文・新聞雑誌記事または鑑賞した映像作品の1000字程度の要約とそれに対するコメント。書籍は漫画・画集などでも差支えはない。
上記三種を合体させて1500字以上のレポート1本としても構わない。文字数上限は5000字程度。
以上の内容を含んだ文章を一つのファイルに入れ、ワード形式(doc/docx)でメール添付(ファイル共有不可)で教員本人まで送付のこと。
<選考条件>
必ずしも歴史に興味を持っている必要はないが、現在を分析・理解するために事例研究を行うことや、過去を振り返り認識しなおすことの必要性・重要性を感じられない学生の参加は推奨しない。
なお、他学年の演習科目と合同開講となる可能性が高い点に留意のこと。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
テーマ:社会・経済の経路依存性を理解する
個人の性格や能力がそれまで経験し積み重ねてきた過去に大きく由来するように、日本社会や世界経済の構造や仕組みも、過去からの積み重ね、経路依存性によって大きく規定されている。知識を身につける、とは、常識が何によって作られているかを理解することであり、それは日本社会の中で生きていくにあたっても有用な学習であろう。
そのために本ゼミでは、日本経済の成り立ちを理解するために、主に近現代日本の歴史的事実から実証分析の方法を学んでいく。ゼミ生の希望や状況次第では他国の事例を扱った書籍も使用する。
テキストの決定は、ゼミ生の決定後に相談の上決定する方針である。まず社会科学的な考え方に慣れていくために、新書および入門書を中心に取り扱う。また、本ゼミは演習間の関係性を密にすることで学年を超えた議論を可能とするようにする。
また、より調査の実践を理解するために、希望者は東京大学文学部との合同の長野県資料調査、または龍谷大学との合同の兵庫県加古川市資料調査などに参加可能となる予定であるが、応相談となる。
科目目的
日本経済や世界経済の現状に関する文献講読とプレゼンテーションを通じて、情報調査能力や社会経済全般に対する理解を高める。また、レポート作成を通じて、文章作成能力を高める。
到達目標
大学生として、社会人として、最低限の事務書類・メール・レポート・プレゼンテーション等の作成能力を身につけること。また、受動的ではなく自分から情報収集を行うことができる調査能力の育成と、得た情報の精度を見極め、フェイクニュースや誤情報に惑わされずメディアの煽りにも乗らないメディアリテラシーを身につけることを目標とする。
授業計画と内容
【演習1】(2年次)
参加者との相談の上で決定したテキストを元に、文献講読を行う。
選択肢としては社会経済関連トピックの新書、または経済史関係の専門書を提示する。
毎回、複数名の報告者により、テキストの対象部分の要約および報告者個人の独自調査による追加情報を含めたプレゼンテーションを行ってもらう。報告者でない参加者にも、毎回、報告対象部分に関する要約を提出してもらう。
演習1・2共通授業予定
第1回 ガイダンス・報告スケジュール確定
第2回 橘木俊詔『日本の経済格差-所得と資産から考える』文献講読・プレゼンテーション①
第3回 橘木俊詔『日本の経済格差-所得と資産から考える』文献講読・プレゼンテーション②
第4回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション①
第5回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション②
第6回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション③
第7回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション④
第8回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑤
第9回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑥
第10回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑦
第11回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑧
第12回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑨
第13回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑩
第14回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑪
第15回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑫
第16回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑬
第17回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑭
第18回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑮
第19回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑯
第20回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑰
第21回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑱
第22回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑲
第23回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑳
第24回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション㉑
第25回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション㉒
第26回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション㉓
第27回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション㉔
第28回 総括
【演習2】(3年次)
演習1に準じる。
ただし、後半には文献講読だけではなく参加者個人の本人の興味に基づくテーマの自主研究のプレゼンテーションを行ってもらう可能性がある。
演習1・2共通授業予定
第1回 ガイダンス・報告スケジュール確定
第2回 橘木俊詔『日本の経済格差-所得と資産から考える』文献講読・プレゼンテーション①
第3回 橘木俊詔『日本の経済格差-所得と資産から考える』文献講読・プレゼンテーション②
第4回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション①
第5回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション②
第6回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション③
第7回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション④
第8回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑤
第9回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑥
第10回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑦
第11回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑧
第12回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑨
第13回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑩
第14回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑪
第15回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑫
第16回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑬
第17回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑭
第18回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑮
第19回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑯
第20回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑰
第21回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑱
第22回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑲
第23回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション⑳
第24回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション㉑
第25回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション㉒
第26回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション㉓
第27回 二冊目以降の文献講読・プレゼンテーション㉔
第28回 総括
【演習3】(4年次)
後期開講であり、卒業論文の提出を最終目標とする。ただし、前期中から演習1・2の聴講は自由であり、希望者は気軽に参加してほしい。
演習1・2と異なり出席点でなく最終的な卒業論文の出来映え・提出の有無で評価が行われることになる。
卒業論文に関する指導希望に関しては授業時間外でも適宜メールで受け付ける。
演習3授業予定
第1回 報告スケジュール確定
第2回 演習1・2の聴講 卒業論文テーマ報告①
第3回 演習1・2の聴講 卒業論文テーマ報告②
第4回 演習1・2の聴講 卒業論文テーマ報告③
第5回 演習1・2の聴講 卒業論文中間報告①
第6回 演習1・2の聴講 卒業論文中間報告②
第7回 演習1・2の聴講 卒業論文中間報告③
第8回 演習1・2の聴講 卒業論文中間報告第二回①
第9回 演習1・2の聴講 卒業論文中間報告第二回②
第10回 演習1・2の聴講 卒業論文中間報告第二回③
第11回 演習1・2の聴講 卒業論文中間報告第三回①
第12回 演習1・2の聴講 卒業論文中間報告第三回②
第13回 演習1・2の聴講 卒業論文中間報告第三回③
第14回 卒業論文発表
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎週指定されたテキストの指定分の要約レポートを作成する必要がある。報告者はそれに加えて自己研究の報告レポートを作成しなければならないが、そちらは月1程度の頻度となる(ゼミの参加者数にもよる)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 10 | 期末レポートの成績の意。 |
レポート | 50 | 毎回の要約レポートおよびプレゼンテーションの出来を含む。 |
平常点 | 40 | 出席率。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点・プレゼンテーションの成績・期末レポートの成績の合算
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
社会情勢または教員の事情次第で一部の回が対面授業でなくオンライン授業となる可能性がある。パソコンあるいはタブレット端末からいつでもオンライン授業対応ができるように準備を整えておくこと。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
ゼミ生決定後、複数候補の中から相談で決定の方針。年間約10冊強の新書を講読する方針である。