シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習1 | 2024 | 通年 | 月5 | 経済学部 | 林 光洋 | ハヤシ ミツヒロ | 2年次のみ | 4 |
科目ナンバー
EC-OM2-01XS
履修条件・関連科目等
以下を履修条件とします。
(1) 正規の演習(本ゼミ)、サブゼミ、その他関連行事・イベント(学内外)等に毎回出席し、議論・各種活動に自主的に、積極的に参加できる学生
(2) 経済学部林ゼミ内の他のメンバー(2年生ゼミ、3年生ゼミ、4年生ゼミ)、さらにはFLP国際協力プログラムの林ゼミメンバー(2年生ゼミ、3年生ゼミ、4年生ゼミ)と協力して、チームワークよくゼミ運営、ゼミ活動のできる学生
(3) 2年生で2年生論文(グループ)、3年生で3年生論文(グループ)、4年生で卒業論文(個人)を執筆できる学生
(4) 2年次から4年次までの3年間、経済学部林ゼミで勉強を続けることのできる学生
(5) 本演習に加えて、原則、林の他の授業(「国際開発論」、「国際協力論」等)も履修する学生
(6) 将来の夢や目標を実現するために、林ゼミを通じて、本気で自らの能力を伸ばし、成長したいと希望し、そのためにゼミの活動に一生懸命打ち込むことのできる学生
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
3年次には、途上国での現地調査を含む1年間の研究プロジェクトを実施する予定です。そのプロジェクトでは、研究計画書の作成から、先行研究のレビュー、アポイントメントの取得、研究対象国でのインタビュー/質問票調査の実施、論文執筆等すべてのプロセスで英語を手段として用います。そのため、2年次から徐々に英語の文献や資料に触れて慣れてもらうことができるような機会を提供します。
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
【テーマ】発展途上国の経済・社会を学ぼう!
発展途上国の実態を把握し、開発の阻害要因あるいは促進要因を理解するためには、学問間の壁を乗り越えて考える柔軟な姿勢が必要であると同時に、拠って立つ基本的な考え方の枠組みを身につけることも重要です。また、開発分野は、他の分野以上に現場の感覚を併せ持つことが求められます。そこで、本演習は、開発経済学(Development Economics)に軸足を置きつつ、経済学だけでなく、政治学、法学、経営学、社会学、教育学、保健学、理学、工学、農学等の学問体系を学際的に駆使する開発学(Development Studies)の枠組みも借りながら、研究の対象を経済面に限定せず、教育、保健・衛生・医療、ジェンダー、環境等の社会・環境面へも広げ、幅広い分野の開発問題を扱っていきます。
(1) 開発経済学:開発経済学の基礎と潮流
(2) 貧困と格差:貧困・格差の現状・原因・削減策、経済成長・貧困・格差の関係、貧困とマイクロファイナンス
(3) 産業開発と海外直接投資:農業・農村開発、工業開発、経済発展と中小企業開発、貿易と海外直接投資、BOPビジネス、ソーシャル・ビジネス、インクルーシブ・ビジネス、CSR
(4) 社会開発:教育、保健・衛生・医療、人口問題、ジェンダー問題
(5) 環境と開発:環境・資源・エネルギーと開発
(6) アジアの開発経験:日本の開発経験、アジア発展途上国の開発経験、アジアの開発経験とアフリカ
(7) 国際協力:ODA、国際開発機関、NGOs、民間企業の国際協力、MDGs/SDGs、フェアトレード
科目目的
この演習科目を通じて、発展途上国の開発や国際協力をなぜ行なう必要があるのか、それらをどのように行なうべきなのか、それらはどのような効果・影響があるのか、それらにはどのような限界・課題があるのか等について、開発経済学や開発学をベースにして学際的に学んだり、開発の現場を経験したりしながら、関連する知識やスキルを習得し、自らの能力を大きく成長させることを目的としています。
到達目標
発展途上国、経済開発、社会開発、国際協力などのテーマに興味を持ち、それら分野の調査・研究、実践的な活動の体験を通じて、発展途上国の貧困削減・格差縮小、国造りに何らかの形で、自主的に、積極的に関与・貢献したいと希望し、それを将来実現することのできる人材の育成を目指します。
授業計画と内容
文献からの知識獲得を基本にしますが、開発の現場を知っている方々への接触・インタビューなどを通じて、教室と現場をつなぐことのできるような授業や活動を試みます。具体的には、
(1) 文献を講読/輪読し、レジュメの作成・発表、議論を行ないます。
(2) 専門家との交流を通じて現場の情報・感覚の獲得・吸収に努めます。2007年度以降、UNDP(国連開発計画)、UNIDO(国連工業開発機関)、WFP(国連世界食糧計画)、世界銀行、ADB(アジア開発銀行)、IDB(米州開発銀行)、外務省、JICA、日本赤十字社、日本ユニセフ協会、国際開発センター、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、日本経済研究センター、国立国際医療研究センター・グローバルヘルス政策研究センター日本グローバル・イニシアティブ協会、A&Mコンサルタント、JIN、シャンティ国際ボランティア会、アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)、フェアトレード・ラベル・ジャパン、第三世界ショップ、ICAN、LIFE(地球の友と歩む会)、LOOB JAPAN、オン・ザ・ロード、日揮、東洋エンジニアリング、IHI、三井物産、双日、電通、アクセンチュア等、国際機関、援助実施機関、調査機関、開発コンサルタント企業、NGOs、民間企業からゲストを招いたり、訪問したりして講義をしてもらっています。
(3) 3年次の1年間を使って、本格的な研究プロジェクトを実施します。その中の1つのコンポーネントとして、ゼミ員の希望の強さ、やる気の大きさ、学習到達度、準備の程度等に応じて、途上国での現地調査(3年次の夏)を検討します。2010年度はラオスを、2011年度、2016年度、2017年度、2019年度、2022年度はフィリピンを、2015年度、2018年度はインドネシアを訪問しました。2020年度と2021年度は、新型コロナウィルス感染症の影響で現地調査の実施はかないませんでしたが、その代替的措置として、どちらの年度もフィリピンの政府、学校、NGOs等の研究対象機関に対して、オンラインによるインタビュー/質問票調査を実施しました。2023年度は、フィリピンを訪問し、①フードバンクの情報共有と在庫管理機能、②アグロフォレストリーと農民組織、③コミュニティ防災をテーマにした3つのテーマでフィリピンを対象に研究を行ない、最終的には英語の論文(200ページ前後)を執筆しました。現地調査を含むこの1年間におよぶ研究プロジェクトは、教員主導ではなく、学生が自分たちで計画を立て、実施していくものです。調査対象国の選定から、研究テーマの設定、研究計画の立案、訪問先(調査対象)へのアポイントメント取得、ロジスティクスの手配、論文執筆まですべてのことを学生たち自らが行ないます。
(4) 2011年度以降、ゼミ学生が、自主的に中学校、高校で訪問授業を実施しています。2018年度はフィリピン現地調査と国際協力を主なテーマにして、神奈川県内および東京都内の高校、中学校、小学校の10校で、2019年度はインドネシアでの現地調査を主要なテーマにして、5つの高校と中学校で訪問授業を行ないました。 2020年度と2021年度は、新型コロナウィルス感染症の影響もあり、オンライン実施の学校もありましたが、高校、中学校を対象にして訪問授業を行ないました。2022年度は、愛知県、埼玉県、神奈川県、そして東京都の合計7つの高校、中学校に対して、2023年度は、附属4校に加えて、埼玉県内の高校および東京都内の高校の合計6校に対して訪問授業あるいは模擬授業を実施しました。
(5) 2009年度、2010年度は、JICA地球広場の「学生だって、卒業したって国際協力!」イベントの実施を裏方として手伝い、2011年度は「グローバルフェスタJAPAN」(「国際協力の日」のイベント)にJICA学生支部として参加し、学生ブース開設と「震災復興と国際協力」のパネル・ディスカッション開催の企画・運営を担当し、国際協力関係者・団体とのネットワーク形成の機会を得ました。
(6) 2007年度以降、状況が許す年には、早稲田大学等のゼミとのインカレ合同ゼミ(報告・討論会)を年1-2回開催しています。
(7) 2007年度以降の白門祭では、FLP林ゼミの学生が中心になり、経済学部林ゼミの学生も参加して、フェアトレードの企画を立て、実行しました。フェアトレード商品の店を構えるとともに、NGOs(フェアトレード・ラベル・ジャパン、草の根援助運動、ACE、第三世界ショップ等)や企業(ピープルツリー、森永製菓、スターバックス、ベン&ジェリーズ、ゼンショー・ホールディングス、楽天グループ等)からゲストを招き、フェアトレードをテーマにした講演会を行なってきました。中央大学生協で年2回開催されるフェアトレード・フェアの企画・実施も行なっています。
(8) 2016年度以降、日本ユニセフ協会の職員を招聘して、共同講演会やワークショップを開催したり、ユニセフ募金活動を実施したりしました。 2023年度は、「途上国の児童労働」というテーマで共同講演会と募金活動を実施しました。
などの学習および実践的活動を行なっています。主に上記で学んだことにもとづいて、2年次には2年生論文(グループ)、3年次には3年生論文(グループ)、4年次には卒業論文(個人)を執筆してもらいます。なお、下記にも留意してください。
①課題の作成や統計資料の整理・加工のために、最低限のパソコン技術(ワード、エクセル、パワーポイント等)を身につけておいてください。開発経済学の理解のために、また文献の講読、現地調査の実施のために、基本的な経済学の知識や英語の能力の向上に各自努めてください(入ゼミ後でも十分に間に合います)。
②OG/OBとの接触が盛んです。毎年1月に新年会を実施しています。海外の開発系大学院へ留学したOG/OB(英国のロンドン大学大学院、サセックス大学大学院、ブラッドフォード大学大学院、イースト・アングリア大学大学院、スイスの国際・開発研究大学院、etc.)が10人以上いますし、途上国開発、国際協力に直接携わっているOG/OB(国連工業開発機関(UNIDO)、世界保健機関(WHO)、外務省、JICA、青年海外協力隊員、日本赤十字社、etc.)もいます。それらOG/OBが折に触れ特別授業等に来てくれます。
暫定的な授業計画は下記の通りですが、履修者の人数、希望、ゲストによる特別授業、各種イベント等によって変更されます。特別な状況を除き、原則、教室で対面形式の授業(面接授業)を行ないます。
【演習1】(2年次)
前期
1.イントロダクション(1):ゼミ紹介
2.イントロダクション(2):ゼミ学習の進め方
3.イントロダクション(3):フェアトレード活動の説明
4.輪読(1):開発経済学系テキスト(A)第1回、フェア・トレード系テキスト第1回
5.輪読(2):開発経済学系テキスト(A)第2回、フェア・トレード系テキスト第2回、および2年次ゼミの特別活動(1):生協フェアトレード・フェア(春)の準備
6.輪読(3):開発経済学系テキスト(A)第3回、フェア・トレード系テキスト第3回
7.輪読(4):開発経済学系テキスト(A)第4回、フェア・トレード系テキスト第4回
8.輪読(5):開発経済学系テキスト(A)第5回、フェア・トレード系テキスト第5回
9.輪読(6):開発経済学系テキスト(A)第6回、フェア・トレード系テキスト第6回、および前期中間振り返り
10.輪読(7):開発経済学系テキスト(A)第7回、フェア・トレード系テキスト第7回
11.輪読(8):開発経済学系テキスト(A)第8回、フェア・トレード系テキスト第8回
12.輪読(9):開発経済学系テキスト(A)第9回、フェア・トレード系テキスト第9回
13.輪読(10)開発経済学系テキスト(A)第10回、および2年次ゼミの特別活動(2):白門祭フェアトレード準備
14.前期まとめおよび2年次グループ論文作成のガイダンス
後期
15.2年次グループ論文(研究計画書)の報告
16.輪読(11):開発経済学系テキスト(B)第1回、社会開発系テキスト第1回
17.輪読(12):開発経済学系テキスト(B)第2回、社会開発系テキスト第2回
18.輪読(13):開発経済学系テキスト(B)第3回、社会開発系テキスト第3回、および2年次ゼミの特別活動(3):白門祭フェアトレード準備
19.輪読(14):開発経済学系テキスト(B)第4回、社会開発系テキスト第4回
20.輪読(15):開発経済学系テキスト(B)第5回、社会開発系テキスト第5回、および2年次ゼミの特別活動(4):生協フェアトレード・フェア(秋)の準備
21.輪読(16):開発経済学系テキスト(B)第6回、社会開発系テキスト第6回、および2年次グループ論文(インテリム版)の報告
22.輪読(17):開発経済学系テキスト(B)第7回、社会開発系テキスト第7回、およびFLP期末成果報告会プレゼンテーション準備(1)
23.輪読(18):開発経済学系テキスト(B)第8回、社会開発系テキスト第8回、およびFLP期末成果報告会プレゼンテーション準備(2)
24.2年次グループ論文(ドラフトファイナル版)の報告
25.輪読(19):開発経済学系テキスト(B)第9回、社会開発系テキスト第9回、および3年次研究プロジェクト(含む、現地調査)のガイダンス
26.輪読(20):開発経済学系テキスト(B)第10回、社会開発系テキスト第10回
27.輪読(21):開発経済学系テキスト(B)第11回、社会開発系テキスト第11回
28.1年間のまとめおよび2年次グループ論文(ファイナル版)の報告
なお、2年次の輪読では、開発経済学、社会開発、国際協力(フェアトレード等)等の分野のテキストを1年間で4冊程度使用する予定です。
【演習2】(3年次)
前期
1.3年次のゼミ活動:イントロダクション
2.輪読(1):地域研究系テキスト第1回、および3年次プロジェクトの研究計画作成(1):インセプション
3.輪読(2):地域研究系テキスト第2回、および3年次プロジェクトの研究計画作成(2):プログレス1
4.輪読(3):地域研究系テキスト第3回、および3年次プロジェクトの研究計画作成(3):プログレス2
5.輪読(4):地域研究系テキスト第4回、国際機関レポート第1回
6.輪読(5):地域研究系テキスト第5回、および3年次プロジェクトの研究計画発表(1):日本語プレゼンテーション(プログレス)
7.輪読(6):地域研究系テキスト第6回、国際機関レポート第2回
8.輪読(7):開発経済学系テキスト(A)第1回、および3年次プロジェクトの研究計画発表(2):日本語プレゼンテーション(ファイナル)
9.輪読(8):開発経済学系テキスト(A)第2回、国際機関レポート第3回
10.輪読(9):開発経済学系テキスト(A)第3回、および3年次プロジェクトの研究計画発表(3):英語プレゼンテーション(インセプション)
11.輪読(10):開発経済学系テキスト(A)第4回、国際機関レポート第4回
12.輪読(11):国際機関レポート第5回、および3年次プロジェクトの研究計画発表(4):英語プレゼンテーション(プログレス1)
13.3年次プロジェクトの研究計画発表(5):英語プレゼンテーション(プログレス2)
14.3年次プロジェクトの研究計画発表(6):英語プレゼンテーション(ファイナル)
夏季休暇
海外現地調査(2週間程度)
後期
15.3年次プロジェクトの現地調査まとめ・発表(プレゼンテーション)
16.輪読(12):開発経済学系テキスト(B)第1回
17.輪読(13):開発経済学系テキスト(B)第2回
18.輪読(14):開発経済学系テキスト(B)第3回および3年次プロジェクトの研究論文(中間)発表(1):プレゼンテーション(プログレス1)
19.輪読(15):開発経済学系テキスト(B)第4回
20.輪読(16):開発経済学系テキスト(B)第5回および3年次プロジェクトの研究論文(中間)発表(2):プレゼンテーション(プログレス2)
21.輪読(17):開発経済学系テキスト(B)第6回
22.輪読(18):開発経済学系テキスト(B)第7回および3年次プロジェクトの研究論文(ドラフトファイナル)発表(1):プレゼンテーション(Aグループ)
23.輪読(19):開発経済学系テキスト(B)第8回
24.3年次プロジェクトの研究論文(ドラフトファイナル)発表(2):プレゼンテーション(Bグループ)
25.輪読(20):開発経済学系テキスト(B)第9回
26.3年次プロジェクトの研究論文(ファイナル)発表(1):プレゼンテーション(Aグループ)
27.3年次プロジェクトの研究論文(ファイナル)発表(2):プレゼンテーション(Bグループ)
28.3年次ゼミ活動まとめ
なお、3年次の輪読では、開発経済学、国際開発、国際協力等の分野のテキストを6冊程度使用します。研究プロジェクトの対象国/トピックに関連した英語文献・資料を含みます。
【演習3】(4年次)
多くのメンバーの就職活動が終了する6月前半/中旬(第8週目)ごろから4年次のゼミを開始する予定です。
前期
8.4年次卒業論文(研究計画書)発表(1):プレゼンテーション(Aグループ)
9.輪読(1):開発経済学系テキスト(A)第1回
10.4年次卒業論文(研究計画書)発表(2):プレゼンテーション(Bグループ)
11.輪読(2):開発経済学系テキスト(A)第2回
12.輪読(3):開発経済学系テキスト(A)第3回、および4年次ゼミ特別活動準備(1):実習(ユニセフ・プロジェクトの説明)
13.輪読(4):開発経済学系テキスト(A)第4回
14.輪読(5)開発経済学系テキスト(A)第5回、および前期まとめ
後期
15.4年次ゼミ特別活動準備(2):実習(高校/中学校訪問授業の授業計画)
16.4年次卒業論文(中間)発表(1):プレゼンテーション(A グループ)
17.輪読(6):開発経済学系テキスト(B)第1回、および4年次ゼミ特別活動準備(3):実習(ユニセフ・プロジェクトの事業計画)
18.4年次卒業論文(中間)発表(2):プレゼンテーション(Bグループ)
19.輪読(7)開発経済学系テキスト(B)第2回、および4年次ゼミ特別活動準備(4):実習(高校訪問授業のリハーサル)
20.輪読(8):開発経済学系テキスト(B)第3回、および4年次ゼミ特別活動準備(5):実習(中学校訪問授業のリハーサル)
21.輪読(9):開発経済学系テキスト(B)第4回、および4年次ゼミ特別活動準備(6):実習(ユニセフ・プロジェクトのリハーサル)
22.4年次卒業論文(ドラフトファイナル)発表(1):プレゼンテーション(Aグループ)
23.4年次卒業論文(ドラフトファイナル)発表(2):プレゼンテーション(Bグループ)
24.輪読(10):開発経済学系テキスト(B)第5回
25.輪読(11):開発経済学系テキスト(B)第6回
26.4年次卒業論文(ファイナル)発表(1):プレゼンテーション(Aグループ)
27.4年次卒業論文(ファイナル)発表(2):プレゼンテーション(Bグループ)
28.ゼミ活動まとめ
なお、4年次の輪読では、開発経済学、国際開発、国際協力等の分野のテキストを使用します。4年次ゼミ特別活動とは、高校・中学への訪問授業、日本ユニセフ協会との共同事業(共同講演会/ワークショップの開催、ユニセフ募金活動等)などのことです。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・輪読担当者のグループには担当箇所のレジュメを作成し、授業で報告してもらいます。そのための作成準備、調整等は、授業時間外で行なってもらいます。
・輪読担当者以外も事前にテキストを読んでから毎回の授業に参加し、授業中に必ず発言(質問、コメント、追加情報の提供等)してもらいます。
・授業計画の欄ですでに説明したように、履修者の努力や希望等に応じて、途上国での現地調査、中学校・高校向けの訪問授業、他大学とのインカレ合同ゼミ、フェアトレード関連の活動、UNICEF関連イベント、その他の授業時間外、教室外の活動を実施する予定です。
【海外現地調査】
海外現地調査は、状況が許し、参加者が条件を満たした場合、3年次の夏に2週間程度実施します。テーマ・研究対象国の設定、研究手法の選択、研究計画書の作成、訪問先のアポイントメント取得、ロジスティクスの手配、現地調査の実施、英語での論文執筆等ほぼすべてを、履修者の皆さんに決めてもらったり、手配・実行してもらったりする予定です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 論文(2年次のグループ論文、3年次のグループ論文、4年次の個人の卒業論文)等 |
平常点 | 60 | ・輪読時におけるレジュメの内容、報告 ・授業等における議論への参加度 ・各年次のプロジェクト(グループ論文、卒業論文以外)における参加度・貢献度 ・ゼミメンバーとの協力 ・上記以外のゼミに関連する活動における参加度・貢献度等 |
成績評価の方法・基準(備考)
【演習1】(2年次)
1)輪読時におけるレジュメの内容と報告:10%
2)授業等における議論への参加度:10%
3)夏休み課題レポート:10%
4)2年次のグループ論文の執筆作業と内容:40%
5)期末成果報告会の準備とプレゼンテーション:10%
6)ゼミメンバーとの協力:10%
7)上記以外のゼミに関連する活動における参加度・貢献度等:10%
【演習2】(3年次)
1)輪読時におけるレジュメの内容、報告:10%
2)授業等における議論への参加度:10%
3)3年次のグループ論文の執筆作業と内容:40%
4)3年次の研究プロジェクト(グループ論文以外)における参加度・貢献度:10%
5)ゼミメンバーとの協力:10%
6)上記以外のゼミに関連する活動における参加度・貢献度等:20%
【演習3】(4年次)
1)輪読時におけるレジュメの内容、報告:10%
2)授業等における議論への参加度:10%
3)4年次の卒業論文の執筆作業・内容:40%
4)ゼミメンバーとの協力:10%
5)上記以外のゼミに関連する活動(訪問授業、ユニセフとの共同事業等)における参加度・貢献度等:30%
なお、どの年次も、出席は評価の前提条件です。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業の中で研究計画書、論文(2年生論文、3年生論文、卒業論文)を報告してもらう際、口頭で助言・コメントをします。また、リクエストがあれば、書面(メール等)でもコメントします。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
【演習1】(2年次)
・毎回の輪読では、複数のメンバーがグループとして報告(プレゼンテーション)を行ない、報告者以外のメンバーも必ず発言(質問、コメント、追加情報の提供等)し、その発言をベースにして、履修者全員で積極的にディスカッションをします。
・2年生論文は、グループで準備し、執筆します。テーマの設定から、研究計画書の作成、材料集め、論文執筆まで1つのプロジェクトとして、すべて学生主体で実施します。FLP期末成果報告会も、2年生論文をベースにして、準備、発表(プレゼンテーション)します。これらの活動は、現地調査を含む3年次の1年間の研究プロジェクトの準備段階として位置付けられています。
・フェアトレード関連の活動(勉強会、生協でのフェア開催、白門祭での出店、講演会の開催)は、2年生が中心になって、実践的なプロジェクトとして実施してもらいます。
【演習2】(3年次)
・毎回の輪読では、複数のメンバーがグループとして報告(プレゼンテーション)を行ない、報告者以外のメンバーも必ず発言(質問、コメント、追加情報の提供等)し、その発言をベースにして、履修者全員で積極的にディスカッションをします。
・3年生論文は、グループで準備し、執筆します。テーマの設定から、研究計画書の作成、アポイントメントの取得、現地調査の実施、論文執筆まで1つの研究プロジェクトとして、すべて学生主体で実施します。経済学部プレゼンテーション大会、FLP期末成果報告会も、3年生論文をベースにして、準備、発表します。
【演習3】(4年次)
・毎回の輪読では、複数のメンバーがグループとして報告(プレゼンテーション)を行ない、報告者以外のメンバーも必ず発言(質問、コメント、追加情報の提供等)し、その発言をベースにして、履修者全員で積極的にディスカッションをします。
・中学校・高校への訪問授業および日本ユニセフ協会とのコラボレーション事業(共同講演会、募金活動)は、4年生が中心になって、プロジェクトとして実施します。両プロジェクトとも、先方との打ち合わせから実施まで、すべて学生主体で行ないます。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
・対面授業を実施できない場合は、Web会議システムを使って授業を行なう予定です。
・世界銀行等のオンライン・データベースの使用方法について実習を行なう予定です。
・海外現地調査を実施する前後に、補完的な手段として、Web会議システムをはじめオンライン・ツールを用いてインタビュー/質問票調査を行なう予定です。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
詳しくは、下記URLを参照してください。
https://c-research.chuo-u.ac.jp/html/100002978_ja.html
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
途上国の開発現場、国際協力の現場で経験したことや学んだことを、授業の関連する場面で紹介します
テキスト・参考文献等
授業開始後、適宜紹介しますが、日本語文献であれば、
・ 大塚啓二郎、2023年、『「革新と発展」の開発経済学』、東洋経済新報社.
・ 大塚啓二郎、2020年、『なぜ貧しい国はなくならないのか:正しい開発戦略を考える(第2版)』、日本経済新聞出版社.
・ 大坪滋、木村宏恒、伊藤早苗編、2009年、『国際開発学入門』、勁草書房
・ 黒崎卓、栗田匡相、2016年、『ストーリーで学ぶ開発経済学:途上国の暮らしを考える』、有斐閣.
・小松太郎編、2016年、『途上国世界の教育と開発-公正な世界を求めて』、上智大学出版/ぎょうせい
・ 斎藤優、1995年、『国際開発論:開発・平和・環境』、有斐閣.
・ 佐藤寛編、2007年、『テキスト社会開発:貧困削減の新たな道筋』、日本評論社.
・ジェトロ・アジア経済研究所他編、2015年、『テキストブック開発経済学(第3版)』、有斐閣.
・ 下村恭民、他、2016年、『国際協力 第3版:その新しい潮流』、有斐閣.
・ 世界銀行、1994年、『東アジアの奇跡:経済成長と政府の役割』、東洋経済新報社.
・ 坪井ひろみ、2006年、『グラミン銀行を知っていますか:貧困女性の開発と自立支援』、東洋経済新報社.
・ 速水佑次郎、2000年、『開発経済学:諸国民の貧困と富(新版)』、創文社.
・ 山本敏晴、2012年、『「国際協力」をやってみませんか?:仕事として、ボランティアで、普通の生活でも』、小学館.
・ 渡辺利夫、2010年、『開発経済学入門(第3版)』、東洋経済新報社.
・D. アセモグル、J. ロビンソン、2016年、『国家はなぜ衰退するのか 上・下:権力・繁栄・貧困の起源』、早川書房.
・R. アレン、2012年、『なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか』、NTT出版.
・ A. アトキンソン、2015年、『21世紀の不平等』、東洋経済新報社.
・ A. バナジー、E. デュフロ、2012年、『貧乏人の経済学:もういちど貧困問題を根っこから考える』、みすず書房.
・ R. チェンバース、1995年、『第三世界の農村開発:貧困の解決 私たちにできること』、明石書店.
・ P. コリアー、2008年、『最底辺の10億人:最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?』、日経BP社.
・ E. デュフロ、2017年、『貧困と闘う知:教育、医療、金融、ガバナンス』、みすず書房.
・ W. イースタリー、2009年、『傲慢な援助』、東洋経済新報社.
・ M. エスワラン、A.コトワル、2000年、『なぜ貧困はなくならないのか:開発経済学入門』、日本評論社.
・ FLO、IFAT、NEWS、EFTA編、2008年、『これでわかるフェアトレードハンドブック:世界を幸せにするしくみ』、合同出版.
・ D. ヒューム、2017年、『貧しい人を助ける理由:遠くのあの子とあなたのつながり』、日本評論社.
・ J. リン、2016年、『貧困なき世界:途上国初の世銀チーフ・エコノミストの挑戦』、東京経済新報社.
・ B. ミラノヴィッチ、2012年、『不平等について:経済学と統計が語る26の話』、みすず書房.
・ D. モヨ、2010年、『援助じゃアフリカは発展しない』、東洋経済新報社.
・ S. ナヤ、2013年、『アジア開発経済論:持続的成長、貧困削減、危機克服の経験』、文眞堂.
・ T. ピケティ、2014年、『21世紀の資本』、みすず書房.
・ C. K. プラハラード、2005年、『ネクスト・マーケット:「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略』、英治出版.
・ M. ラヴァリオン、2018年、『貧困の経済学 上・下』、日本評論社.
・ J. サックス、2006年、『貧困の終焉:2025年までに世界を変える』、早川書房.
・ A. セン、2002年、『貧困の克服:アジア発展の鍵は何か』、集英社.
・ A. セン、J. ドレーズ、2015年、『開発なき成長の限界:現代インドの貧困・格差・社会的分断』、明石書店.
・ J. スティグリッツ、2012年、『世界の99%を貧困にする経済』、徳間書店.
・ M. P. トダロ、S. C. スミス、2010年、『トダロとスミスの開発経済学』、ピアソン.
・ M. ユヌス、2008年、『貧困のない世界を創る:ソーシャル・ビジネスと新しい資本主義』、早川書房.
などが参考になります。なお、本演習履修者は、日本経済新聞を読むように心がけてください。
その他特記事項
途上国開発や国際協力に関連した活動、イベントが盛りだくさん準備されていて、忙しいゼミです。ゼミ活動を充実させるには、またそれを楽しむためには、メンバーの意識の高さ、自主性、やる気が必要です。林ゼミに学生生活をかけて、自らの能力を高め、自らを成長させ、自らの夢・目標を実現したいと強く思う皆さんを歓迎します。
参考URL
【ゼミホームページ】
https://mhayashi.r.chuo-u.ac.jp/hp/
【中央大学ホームページ Go Global サイト等、林ゼミの活動、林ゼミOB/OG紹介、その他】
http://globalization.chuo-u.ac.jp/global_person/ginterview/gg/2013/05/328/(OB:三井物産)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/global_person/gmessage/2014/06/1621/(OG:国連工業開発機関)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/global_person/gmessage/2013/04/1754/(OG:青年海外協力隊ザンビア)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/global_person/gmessage/2016/05/5829/(OB:青年海外協力隊ウガンダ)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/global_person/gmessage/2014/08/1617/(OG:日本赤十字社)
https://globalization.chuo-u.ac.jp/global_person/gmessage/2016/05/5900/(OB:三菱UFJリース)
https://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2015/12/4876/(OG:JICAボランティアセミナー)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2017/10/8251/(JICA特別授業)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2017/11/8396/(WFP特別授業)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2017/11/8407/(生協フェアトレード・フェア)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2017/12/8629/(フェアトレード(スターバックス)講演会)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2017/12/8520/(ユニセフ特別授業)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2017/12/8550/(ユニセフ・プロジェクト)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2018/11/9864/(フェアトレード・フェア)
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http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2018/12/9969/(JICA特別授業)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2019/01/10141/(WFP特別授業)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2019/06/10798/(アジア・コミュニティ・センター21特別授業)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2019/06/10851/(日本赤十字社特別授業)
https://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2019/10/11338/(OB:三井物産特別授業)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2019/12/11717/(JICA特別授業)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2019/11/11657/(フェアトレード・フェア)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2020/01/11853/(世界銀行特別授業)
http://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2020/01/11842//(ユニセフ・プロジェクト)
https://globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/2020/02/12022/(OG:JIN特別授業)
https://yab.yomiuri.co.jp/adv/chuo/people/20200730.php(OB:外務省)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2020/11/51876/(高校訪問授業)
https://www.chuo-u.ac.jp/media/hakumon/2021_04/2021_04-07.pdf?1652233320470(フェアトレード(ゼンショーHD)講演会)
【経済学部ホームページ ゼミ紹介】
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https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2016/11/13946/(高校訪問授業)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2018/12/14082/(小学校・中学校・高校訪問授業)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2019/09/45644/(OB:三井物産特別授業)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2019/12/47315/(OG:JIN特別授業)
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https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2021/11/57265/(ユニセフ×林ゼミの講演会)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2021/12/57533/(OB:三井物産特別授業)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2021/12/57712/(OG:JICA講演会)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2022/06/61104/(OB:日本鉄鋼連盟特別授業)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2022/09/62614/(高校模擬授業)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2022/10/62739/(フェアトレード(フェアトレード・ラベル・ジャパン)講演会)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2022/10/62808/(アジア・コミュニティ・センター21特別授業)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2022/11/63523/(ユニセフ×林ゼミの講演会)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2023/01/64108/(FLP国際協力プログラム期末成果報告会)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2023/04/65489/(中大附属と「SDGs放課後プロジェクト」実施)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2023/04/65751/(中大杉並高校のグルーバルプロジェクトに協力)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2023/05/66108/(品川女子学院が林ゼミの授業に参加)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2023/06/66774/(OG:JIN特別授業、アフリカ農村開発)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2023/07/67050/(浦和学院高校向け模擬授業)
https://econ-picks.r.chuo-u.ac.jp/2023-08-06-1056/(FACTフェアトレード活動報告)
https://econ-picks.r.chuo-u.ac.jp/2023-10-09-1083/(OB:コマツ、中小企業診断士、JICA海外協力隊)