シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習1 | 2024 | 通年 | 木5 | 経済学部 | 佐々木 創 | ササキ ソウ | 2年次のみ | 4 |
科目ナンバー
EC-OM2-01XS
履修条件・関連科目等
<選考方法>
面接を実施します。応募人数によってレポート提出による判定を実施。
<履修条件>
アジア経済やアジアの環境問題に興味があること
<推奨科目>
公共経済学、環境経済学、アジア経済、国際経済学、国際公共政策などを系統履修しておくことが望ましい
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
基本的に日本語で実施しますが、海外調査を実施する場合には英語が必要になります。
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
テーマ:アジア諸国の経済発展と環境問題
アジア諸国の経済発展のダイナミズムやその負の側面である環境問題について興味のある経済問題ごとに4~6グループに分け、与えられたテーマ毎に報告を行う。
演習1の前半は、研究や調査の基礎を身に付けるために、テキスト指定しグループワークにて輪読を行う。報告担当となったグループは、パソコンで授業中にプレゼンテーションを行い、論点整理や議題設定、議事進行を担当する。
演習1の後半では、「演習2の3年生の一年間を通じて何を研究したいか?」について検討した上で、PBL手法(Project Based Learning)を用いて、解決策やビジネスプランを考案する。
これらの過程で企業等へのヒアリングやフィールドワークを実施します(演習1は春休みに実施)。これらを通じて、企業へのヒアリングやフィールドワークを通じて、社会人として必要となるビジネスマナーについても同時に習得します。
科目目的
アジア諸国の経済発展のダイナミズムやその負の側面である環境問題の実態を理解し、国際公共政策や国際環境政策の理論を学び、具体的な社会経済問題に関する基礎的な分析手法を身に付けることを目標とし、学生が決めた課題をPBL手法(Project Based Learning)を用いて、解決策やビジネスプランを策定します。
到達目標
1)国際公共政策や国際環境政策の分析枠組みについて経済学を中心に、政策学、行政学、法学など学際的に理解をすること
2)多種多様な問題領域に対する政策決定過程で活用されている経済学の有効性と課題について体系的に理解すること
3)現在の国際公共・環境問題について課題を設定し、解決策を提示するなど自らの考えを論理的に表現できるようになること
授業計画と内容
「演習1」(2年次)
演習1の前半は、研究や調査の基礎を身に付けるために、図表・レポート・パワーポイント作成のワーク ショップを実施後に、ゼミ生の興味関心に近いテキストをグループワークで輪読を行います。
後半は、その後「3年生の一年間を通じて何を研究したいか?」についてゼミ生が課題を設定し、先行研究 の整理やアンケート・ヒアリング調査を通じて、PBL手法(Project Based Learning:課題解決型学習) による研究を行います。
1 イントロダクション
2 資料検索ワークショップ
3 図表作成ワークショップ
4 レポート・パワポワークショップ
5 輪読 1章
6 輪読 2章
7 輪読 3章
8 輪読 4章
9 輪読 5章
10 輪読 6章
11 輪読 7章
12 輪読 8章
13 輪読 9章
14 前期総括
(夏季休業中 グループワークで研究テーマを検討)
15 グループA 研究テーマ発表
16 グループB 研究テーマ発表
17 グループA 関連文献発表
18 グループB 関連文献発表
19 グループA 関連統計発表
20 グループB 関連統計発表
21 グループA 仮説発表
22 グループB 仮説発表
23 グループA 研究計画発表
24 グループB 研究計画発表
25 グループA ヒアリング計画発表
26 グループB ヒアリング計画発表
27 グループA ヒアリング依頼状発表
28 グループB ヒアリング依頼状発表
(春季休業中 ヒアリング調査を実施)
「演習2」(3年次)
演習2においては、演習1で設定した研究課題に対して、政策やビジネスプランの仮説を導出し、仮説を検証するヒアリング先候補を選定することを、夏季休業中に実施する海外実態調査前までの課題とする(未達の場合は、海外実態調査は中止する)。
海外実態調査時には、その仮説を検証し、仮説や理論と実態との齟齬を把握し、改善策を把握する。
帰国後、それらを整理して、学内やインター・プレゼン大会にて発表を行う。
1 イントロダクション
2 既往文献の整理
3 既往文献の考察
4 国内類似事例の整理
5 国内類似事例の考察
6 国外類似事例の整理
7 国外類似事例の考察
8 仮説の検討
9 仮説の再考
10 調査先の検討
11 調査手法の検討
12 ヒアリング先の検討
13 依頼状の作成
14 前期総括
(夏季休業中 調査票の作成、国外調査の準備・実施)
15 国外調査のとりまとめ
16 国外調査のデータの分析
17 国外調査のデータの分析結果の考察
18 国外調査の結果の補完
19 プレゼン発表の構成の検討
20 プレゼン発表
21 プレゼン発表の確定
22 プレゼン発表の英訳作成
23 企業研究のWS
24 他己分析のWS
25 グループA 企業研究
26 グループB 企業研究
27 グループC 企業研究
28 グループD 企業研究
(春季休業中 卒論テーマの検討)
「演習論文」(4年次)
本演習は、3年間の演習での取り組みの集大成として、各人が多種多様な環境問題の中から、自ら課題を設定し、その課題を改善する具体的な政策・ビジネス提案を経済学、政策学、行政学、法学、工学などの 学際的な論考を深めた演習論文(卒論)を作成する。
[前期] 卒論テーマを考える
[後期]
1 卒論の進め方&テーマの発表(全員)
2 必読文献のレジュメの発表と文献リストの提出(全員)
3 テーマに関する図表の提示(全員)
4 卒論構成案(目次)の発表(全員)
5 グループ1 第1回報告(本論の提示)
6 グループ2 第1回報告(本論の提示)
7 グループ3 第1回報告(本論の提示)
8 グループ1 第2回報告(結果の提示)
9 グループ2 第2回報告(結果の提示)
10 グループ3 第2回報告(結果の提示)
11 グループ1 第3回報告(導入の再検討)
12 グループ2 第3回報告(導入の再検討)
13 グループ3 第3回報告(導入の再検討)
14 最終提出に向けて
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
ゼミはアウトプットしその内容を議論し精査する時間であるため、テキストの予習や資料のとりまとめなどインプットする時間はゼミ時間外でのグループワークとなります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 演習中における発言や報告、質問などの貢献度を総合的に評価する。グループワークが基本となるため無断欠席2回でFとなる |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PCを利用します。出来るだけ自分のPCを利用することを推奨します
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
大手シンクタンクでアジアへの環境政策対話支援や環境ビジネス展開支援業務に従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
大手シンクタンクで実施していたプロジェクトマネジメントの経験を活かしてPBLを実施する
テキスト・参考文献等
セミ生の興味関心に応じて決定します
その他特記事項
無断欠席2回で成績評価をEとします。事前に連絡があり承認した場合は、欠席を認めます。