シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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総合講座(会計プロフェッション探究講座)公認会計士白門会協力講座 | 2024 | 秋学期 | 水4 | 商学部 | 中村 英敏 | ナカムラ ヒデトシ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AU1-37XL
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は公認会計士白門会が提供する職業会計人による会計実務を紹介する講座として開講いたします(全体のコーディネーターは中村が担当します)。
中央大学のOBで、会計や監査の実務に携わっている先輩方にお越しいただき、各回それぞれの担当講師から、まずは自己紹介を兼ねてこれまで歩んできた道を話してもらったうえで、それぞれのテーマに関して自らの経験に基づく実務の話をしてもらいます。登壇する担当者は大手監査法人勤務、個人開業、一般事業会社勤務など、様々な環境にいる公認会計士を中心として構成していますので、様々な立場からの実務の状況に触れることが可能です。
また、本講座では公認会計士業務のみを対象とするのではなく、会計業務全般を対象にしておりますので、公認会計士を志望している方のみならず、企業で会計業務に携わろうと考えている方、あるいは会計業務とは異なる道に進む方についても受講していただくことで、会計というビジネスツールの社会における有用性を実感してもらえるものと考えています。
科目目的
この科目は、カリキュラム上のリベラルアーツ科目として位置付けられており、この科目での学習を通じて、学生が会計分野での将来のキャリアに対する認識を深めるとともに、会計の社会的役割や現在の会計業界の動向に対する基礎的な知識を習得することを目的としています。
会計や監査といった言葉は目にしますが、実際に会計業務、監査業務といったときにどのような業務が行われているのかに関するイメージを持つのは、なかなか難しいものがあります。
そこで本講義では、会計や監査と言っても幅広い業務領域が広がっていることを受講生の皆さんに実感してもらい、それによって会計に関連するビジネスパーソンとしての将来を考えていくうえで、具体的にイメージを持ってもらうことを目的としています。
到達目標
会計専門職以外も含めて、社会における会計の役割や重要性を理解する。
授業計画と内容
「会計」関連業務の紹介、資本市場における会計の役割とは何か?公認会計士にはどのような活躍の場があるか?(公認会計士の職域の紹介)にスポットをあて、各回の講師の専門分野に応じて次のテーマを取り扱う予定です。
講師の日程調整により内容や順番が変更となる可能性があります。テーマが前後しても問題が生じないように授業を展開します。
1. IT分野と会計(会計士にはどのようなITの知識が必要か?反対に企業システムに携わるITの専門家にはどのような会計の知識が必要か?)
2. 会計業務におけるAIの利用・最新の動向
3. 会計システムとその利用実態
4. 会計監査とは?(大手監査法人における会計士業務・最新の動向)
5. 中規模監査法人における会計士業務・最新の動向
6. 独立会計事務所における会計士業務・最新の動向
7. 会計士によるコンサルティング業務(主に企業価値評価)
8. 企業経営におけるタックス・マネジメントの重要性(税金計算や節税がどれだけ重要で経営に影響を与えるか?税金分野での会計士・税理士の役割は?)
9. 企業活動の国際化による国をまたぐ取引の税務の重要性とマネジメント
10. 中小企業のガバナンスとマネジメント(非上場企業で非上場企業での経営陣としての会計士の役割)
11. 上場準備中・上場企業のガバナンスとマネジメント(上場を目指す企業で必要なこと、そこでの経営陣としての会計士の役割)
12. 上場準備中・上場企業のガバナンスとマネジメント(企業が上場した後に必要なこと、そこでの監査役としての会計士の役割)
13. 上場支援業務とそこでの会計士の役割
14. 国際会計基準(IFRS)の重要性と基準設定における会計士の役割
監査法人、税理士法人、一般事業会社役員、コンサルティングなどに従事している公認会計士(実務家)が毎回1名、計14名による授業を実施します。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
普段から実際の企業のニュース等に着目してください。
単位付与の基準(1回の授業に対し4時間の復習)を目安に復習してください
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 毎授業時間中に小レポートを実施します。内容は、授業の要約、感想、発見事項とし、授業内容に関する会計士業務の内容・重要性・会計業界についてどの程度理解できたかにより評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業に出席することが前提のため、毎授業で実施する小レポートの未提出が14回中6回以上の場合はF評価とし、未提出の理由は考慮しません。
授業に出席せず小レポートを提出した場合や、小レポートを写した・写された場合は、回数にかかわらずF評価とすることがあります。
履修人数や要約・小レポートの提出状況によっては要約・小レポート(50%)と期末レポート(50%)とします。
仮に期末レポートを課した場合の評価内容は、レポート課題に沿って会計士業務の内容・重要性・会計業界についてどの程度理解できたかにより評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
大手監査法人、中小監査法人、独立開業、コンサルティング、IT、企業内会計士(会社役員)など、様々な経歴を有する公認会計士がオムニバス形式で毎回の授業を担当します。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
毎回、授業計画に記載した内容に関する専門的な実務経験を有する講師が授業します。
テキスト・参考文献等
特に使用しません。必要に応じてレジュメを配布します。
その他特記事項
会計専門職を目指していないが会計に興味のある学生の履修も歓迎します。
会計の知識に不安がある学生は、先にアカウンティング入門の履修をおすすめします。
ソフトウェアは使用しません。
【初回授業について】
初回授業でも小レポートを実施する予定です。
秋学期の履修登録等が間に合わない方は、必ず自己登録を行ったうえで初回の授業を受けてください。
履修登録等が間に合わなった場合は、初回授業は欠席(未提出)として扱います。