シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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総合講座(プロデュース論)一般社団法人未来のテレビを考える会 | 2024 | 秋学期 | 火2 | 商学部 | 渡辺 岳夫 | ワタナベ タケオ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-ME1-44XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、一般社団法人未来のテレビを考える会による協力講座として設置され、制作現場や編成セクション、営業セクションといった放送業界の最前線で働くトップクリエイター、プロデューサーが講師となり、自らの経験に基づいた実践的な講義を行います。
変化を恐れない好奇心、斬新で、時代の「半歩」先を行く発想力、社内外の多くのステークホルダー達の意見を集約するコミュニケーション能力、チームの誰よりも細部にこだわる当事者意識など、プロデューサーにとって必要な資質が、なぜ備わり、また日々、どのようにスキルアップを遂げているのか。日々の制作現場で実体験として得られた失敗談や成功体験などを時にはVTRを交えながら、体系的に講義します。
科目目的
本科目は、商学部カリキュラム上のリベラルアーツ科目人文社会学系に位置付けられています。
「エンタテインメント」「ジャーナリズム」「テクノロジー」「ビジネス」の4つの要素を掛け合わせたものが「テレビ」と言われています。視聴者ニーズにあったコンテンツ作りばかりでなく、クライアントからの費用対効果、海外に向けたコンテンツ流通、新規事業の開発、地方創生事業、報道機関としての役割、インターネットメディアとの協業、免許事業社としての社会的責任など、現在のテレビ業界の課題は日本社会が構造的に抱える問題点の縮図ともいえます。
こうした課題を踏まえた上で、制作や報道、営業、編成等、放送業界で経験値を積んだ現役のテレビマン達が放送業界の実情や課題発見・解決力、成功事例や失敗談など様々なケーススタディを通じて、学生たちへテレビメディアに興味を持って頂くとともに、文化や社会の多様性を理解して頂くことを目的とします。
到達目標
放送業界における課題発見・解決,その成功事例や失敗談など,制作や報道,営業,編成等の様々な事例などを通じて,テレビメディアの実情,および文化や社会の多様性を理解することを目標とします。
授業計画と内容
1 イントロダクション(講義の概要と進め方等)
講義内容及び進め方の説明、放送業界とは何かを解説 「テレビが動いた瞬間。」
2 プロデュース論①「日本のテレビバラエティ番組はいかに生まれいかに変わっていったのか」
3 プロデュース論②「ローカル局が仕掛けるテレビの魅力」
4 プロデュース論③「デジタルはコンテンツビジネスをどう変えたか?」
5 プロデュース論④「広告は、あの手この手で世の中を動かす」
6 プロデュース論⑤「バラエティ企画の作り方〜1%の天才と99%の凡人〜」
7 プロデュース論⑥「公共メディア×社会を変える」
8 プロデュース論⑦「テレビ局の営業だから出来ること、出来ないこと」
9 プロデュース論⑧「地域・企業のブランディングと映像の力」
10 プロデュース論⑨「海外コンテンツ発信事業から考察するローカル放送局の可能性」
11 プロデュース論⑩「インフルエンサーから学ぶセルフプロディースの価値」
12 プロデュース論⑪「拡張するエンターテイメントビジネス」
13 プロデュース論⑫「動画配信とインターネットが生み出すコミュニケーション文化の変遷」
14 プロデュース論⑬「テクノロジーによるコンテンツプロデュース産業の進化」
講義全体の振り返り、まとめ
注)講義全体の内容は、コーディネータと担当講師、未来のテレビを考える会の3者で調整し、最も望ましい内容となることを目指します。そのため講義内容・講師・順序等に変更が生じる場合があります。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
担当講師は毎回変わります。放送業界全般に渡り、体系的に講義するため、課題に掲げた番組を視聴した上で授業に臨むことが望ましいです。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 72 | レポートは1回実施し,72点満点とします。テレビメディアの実情,および文化や社会の多様性をよく理解しているかについて評価します。 |
平常点 | 28 | 授業への参加,受講態度,事前学習への取組に基づき評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
放送業界における製作,営業,編成等の豊富な経験を有する実務家に,毎回登壇していただきます。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
放送業界の実務を経験したことのない人には,講義することのできない最先端のコンテンツ・ビジネス等の内容について,授業をしていただくことになっています。
テキスト・参考文献等
[テキスト]
テキストは使用しません。必要に応じて資料を配布します 。
その他特記事項
小レポート及び最終レポートの受領は、manabaを利用して行います。また出席確認は、responのアプリを通じて行いますので、事前に必ずアプリをダウンロードしておいてください。responについて不明の場合は、多摩 IT センターサポートデスク(2号館2 階2205)をたずねてください。
この授業は、外部講師の方々に貴重なお時間を割いていただいて実現している授業です。過度な遅刻は講師の先生に大変失礼にあたりますので、授業開始後15分前後で教室を施錠し、入室を制限します。
【ソフトウェアの利用なし】