シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中南米経済論 | 2024 | 春学期 | - | 国際経営学部 | 松野 哲朗 | マツノ テツロウ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-AT3-AI06
履修条件・関連科目等
幅広く体系的に地域を知るためには2年次の「中南米の経済史」の履修が望ましいですが、必須ではありません。スペイン語やポルトガル語が使えればレポート作成の際の情報収集に役立ちますが、英語でも十分対応できるよう指導します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では現代の中南米経済を特徴づける様々な側面・課題を取り上げます。環境問題や所得格差是正への対応、一次産品の生産・輸出、さらに麻薬・犯罪が絡む闇経済について、政治、外交、社会との関係も含めて論じます。第10~14回の講義ではグループ単位で英語文献を読みながら、文化やリスクなどを含め、中南米のビジネス環境について理解を深めます。
科目目的
国際経営学部のカリキュラム・ポリシーに従って、国際地域研究の対象として中南米を取り上げます。地域・企業が抱える課題を解決し、潜在力を生かすための具体的な取り組みを学ぶことを通じて、学生が国際的な知識を深め、グローバルビジネスリーダーに成長する助けとなることを目的とします。
到達目標
中南米経済の現状を理解することに加え、課題とその解決に向けての取り組みを踏まえて、行政や企業、市民などの立場から何ができるかを考え、国際人としての教養を深めることを目指します。
授業計画と内容
(内容と順位は変更になる可能性があります)
第 1回 ガイダンス/現代中南米経済の概要
第 2回 環境と開発① 現状
第 3回 環境と開発② 問題への対応(外交を含めて)
第 4回 中南米発の実験(格差是正の試み)① 条件付き現金給付
第 5回 中南米発の実験(格差是正の試み)② 参加型予算
第 6回 一次産品① 農業(大豆、サーモン等)
第 7回 一次産品② 鉱業(石油、鉄鉱石等)
第 8回 闇経済の背景① メキシコ
第 9回 闇経済の背景② コロンビア・中米
第10回 文献講読① 経済・政治・法制
第11回 文献講読② 競争環境と人口動態
第12回 文献講読③ 企業文化
第13回 文献講読④ リスク・不確実性
第14回 文献講読⑤ 消費市場・マーケティング/まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の講義の後、授業のポイント、気になったところ、議論を発展させる余地があると思われるところを整理し、関心に応じて授業で紹介した文献やインターネット等を使って調べてみましょう。レスポンスシートへの対応や期末レポートの作成にも役立ちます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 講義の内容を深めることを目的とした期末レポートを提出してもらいます。受講生本人が考え、データや事実を調べ、自らの言葉で表現したレポートが評価の対象です。 |
平常点 | 40 | 各回の講義の後に提出するレスポンスシートに記入した内容に基づきます。各自が講義を聞いて何を理解し何を考えたかを踏まえて評価します。このため、その回の講義と関係のない内容や、その講義を踏まえて書いたことが伝わらない内容は評価の対象にしません。 |
その他 | 20 | グループごとに実施する英語文献のレジュメ発表において、各自の担当箇所を評価します。きちんと読み込めているかどうかが評価のポイントです。 |
成績評価の方法・基準(備考)
期末レポートは必ず提出してください。提出しない学生は評価の対象外となります。また、レスポンスシートの提出回数が半分以下(7回以下)の学生も評価対象外です。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
学生がレスポンスシートに記入したコメントを要約・分類して、教員がコメントを付けて講義の中でフィードバックします。
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
グループごとに担当章を割り振って文献講読を実施します。グループ分けは2回目の授業で実施するので、必ず出席してください。2回目の授業に出席できない事情がある場合、manabaで開示する「授業の進め方」に書いてある指示に従って事前に連絡してください。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを通じてレスポンスシート(質問があればここに記入する)や期末レポート、学生が作成するプレゼン資料を提出してもらうほか、教員は毎回の授業で使用する資料をmanabaで公開します。
学生からの連絡・相談事はeメールのみで受け付け、必要に応じて教員が返信します。
教室のスクリーンでは資料に載せた図表の細部が確認しにくいことがあるので、必要に応じて当日公開した資料をダウンロードして、持参した端末の画面で確認してください。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
9回目までの授業については、パワーポイント資料を講義前に配布します。10回目からは3回の講義で紹介する英語文献のコピーを用います。
自学用の参考文献は以下の通りです。
宇佐見耕一・小池洋一他『図説ラテンアメリカ経済』日本評論社 2009年 ISBN: 978-4-535-55573-0
Diego Sánchez-Ancochea. The Costs of Inequality in Latin America. I.B.Tauris. 2021. ISBN: 978-1-83860-623-7
その他特記事項
最初の授業が始まる前に、manabaで開示している「授業の進め方」を必ず読んでおいてください(シラバスの内容と一部重複しています)。