シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中国語ビジネス交渉論 | 2024 | 秋学期 | - | 国際経営学部 | 申 淑子 | シン シュクシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GM-CS3-FC12
履修条件・関連科目等
中国語Ⅰ~Ⅳ、中国語ビジネスコミュニケーション論を習得していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語/中国語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、交渉学の基礎理論、中国語ビジネス交渉術、模擬交渉などの習得活動を通して,語学力のアップと異文化を乗り越えて問題を解決できる力を養う。
1.交渉学の基礎理論
講義では、交渉を勝ち負けではなく「お互いの満足度を高める双方向コミュニケーション」としてとらえる必要性を認識してもらったうえで、生産的な交渉に必要な要素、交渉構造について学ぶ。
2.中国式ビジネス交渉術
中国人が交渉をする方法と慣習、ビジネス上の規範、文化の複雑さなどについての理解を深める。
3.模擬交渉
模擬交渉を通して、中国語での意見の述べ方、感情表現の強弱、信頼の築き方など、中国語を通して異なる文化の相手と交渉するポイントをマスターする。
科目目的
交渉力の基礎理論、中国式ビジネス交渉、中国語模擬交渉などについての習得活動を通して学生たちの中国語で交渉を行う能力の養成を目差す。また、中国語のビジネス場面での応用能力と中国社会・政治・文化についての理解度をさらにアップさせることも本講義の目的となる。
到達目標
授業の内容を踏まえて、異文化環境(中国文化)の中で中国語を使ってビジネスコミュニケーションを行う力を理解し実践できるようになること。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション:自己紹介と講義概要の解釈など,ビジネスコミュニケーションとは?
第2回 交渉力について
第3回 納得度の高い交渉条件とは?
第4回 相手を動かす影響力とは?
第5回 国際交渉
第6回 中国流交渉術
第7回 中国人交渉者の世界
第8回 「関係」の実態 :「外人」・「熟人」・「自己人」
第9回 関係づくりの失敗の原因と対策
第10回 中国事業に成功している日本人総経理の特性
第11回 関係構築についてのインタビュー:日本・中国識者9名の経験から
第12回 関係3段階に応じた交渉:「関係」の各段階に応じた考え方・行動
第13回 関係3段階に応じた交渉:「外人」から「熟人」「自己人」関係への移行
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 60 | 模擬交渉など |
平常点 | 40 | 出席状況、授業への貢献度(発言、発表)など |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
平沢健一、 安藤雅旺 (著)『中国に入っては中国式交渉術に従え! -外人・熟人・自己人を理解すれば失敗しない』日刊工業新聞社,2013年。
参考文献:
1.キャロリン・ブラックマン著『中国ビジネス交渉術』朝日新聞社,1999年。
2.佐久間賢(著)『交渉力入門』日本経済新聞社,2001年。
3.劉必栄(著)『中国式商务谈判』北京大学出版社,2011年。
4.グロービス (著)『グロービスMBAで教えている 交渉術の基本―7つのストーリーで学ぶ世界標準のスキル』ダイヤモンド社,2016年。
5.(学)産業能率大学総合研究所交渉研究プロジェクト(編)『交渉のデザインと実践スキル』産業能率大学出版部,2017年初版第9刷。
6.田中 信彦 (著)『スッキリ中国論 スジの日本、量の中国』日本経済新聞社,2018年。